私の姑ストーリー (カイナナ紹介編)

我が愛しのカイナナ

トルコ語で「義母」は KAYINVALIDE/カユンヴァリデ、「姑」は KAYNANA/カイナナ と言います。

私のカイナナ、ネ〇〇さんは、御年74歳になられます。すこぶるお元気です。

2007年にご主人(私の義父)を突然死で亡くしてから、一人暮らしをされておられます。

冬はイスタンブール、春ごろから秋まで田舎の山の家で、2年に一度は1～2カ月程 UK在住の次女の所へ遊びに行く、自由で優雅な生活をされておられます。

人生ずっと専業主婦で一度も働いたことがありませんが、未亡人となってから、カイナナのお父さんが保健省関連職員であった為 Emekli Sandigi (State Retirement Fund）とご主人(義父)のSGK (Social Security Institution) ２種の機構から其々年金を受給されておられます。まあ、両方共高額支給ではありませんが。

左から3番目の、目が白星☆の方が Myカイナナです。

また、 Myカイナナは、往々にして子供特に息子への依存度が高いトルコのお母さんANNE/アンネ のご多分に漏れず、また息子の方も母親LOVEがMAXレベルで強すぎて、

(一人息子である僕は、本来アンネ(母)と同居すべきところ、一人暮らしさせて毎日寂しい思いをさせている、、せめてひとつの不便も感じさせない様に、全ての水道光熱費/固定・携帯電話・インターネット・ケーブルTV・Netflix (までもか！)/アパートの管理費等の費用は僕が負担する）

と、独り善がりで勝手な罪悪感より上記費用全て、旦那の口座より自動引き落としの手続きをされました。

唯一衣類は、UKで暮らす次女(私の義理の2番目の姉N/上の家族写真の右から3番目の黒服) がM＆Sで勤めているのでセールになると買いだめして里帰りの度に持ってきてくれるので、我々も一切負担する必要が無く非常に助かっています。さもなければ、衣類も我々の負担となるところでした。

(右から2番目の黒のゼブラ柄ワンピースの女性は私の旦那の一番上の姉Aですが、彼女の負担は何ひとつ無しです。)

家の家具や白物家電の買替え・修理/修繕・手配は、もちろん旦那が負担しています。

夏の山の家の修繕費も全てウチです。

ですので、カイナナは、基本、ご自身の生活必需品と食料品程度にしかお金を使う事がありません。

カイナナは、5人兄弟姉妹の第一子長女として育ったせいか、また、亡くなった夫も第一子長男で妹2人だったせいか、

”仕切り屋” で、”自己中”です。

周りの誰彼構わず、全ての物事に対し彼女が指図します。全ての事に首突っ込んでおいて、後から必ず「Ben Karismam」(口出しするつもりは毛頭ないのよ）と一応 ”逃れ”アピールしますが、もちろん”既にご意見済み”なのでそのお言葉の影響下に置かれてしまう事は言うまでもありません。

(今は亡き連れ合いにも、 ”Her Seye Maydanoz” (お前はなんにでも混ざってるパセリみたいだな！）とよく言われていたものでした。）

たまに私が彼女の意向に反すると、

「Sen Bilirsin」(勝手に/好きにすれば)

と ピシャリ！と捨て台詞をお吐きになられます。

彼女が遠慮 or リスペクトしている相手には、

「Nasil Istersen」(あなたがお望みどおりに）

と、言葉を使い分けているのを私は知ってます。

とまあ、嫁姑関係は世界共通の由々しき問題ですね。

トルコでは日本以上に超絶マザコン＆息子依存症 が多いので、

またそれが普通で日本の様に”恥”と思っていないので余計に、嫁の苦労は絶えません、、、

今後一つ一つ、今までに経験した色々な出来事を書き記していきたいと思います。

(右から) イギリスに住む2番目の義姉、カイナナ、一番目の義姉（ついてない事に旦那には2人の”姉”がいる）