夢(寝ている時に見る夢)の話・・・4
俺の話しを聞きカズキは爆笑した。
カズキ『そんな訳ないだろ!だいたいお手伝いさんってオバサンだろ?』
俺『違う。俺より年下・・・確か19って言ってたけど・・・。』
アキ『年下!!』
カズキ『・・・(うらやましい!)う、嘘つけ!信じられないな!・・・よし!今日仕事終わったら確かめに行こう!』
マキ『カズキは駄目!私が見てくる!コウイチ、いいか?』
俺『う、うん。』
カズキ『お、俺も~』
マキ『駄目!カズキが行くと話がややこしくなる!』
カズキ『え~!』
そして・・・・・
俺『た、ただいま・・・・』
アキ『おかえりなさい♪・・・そちらは?』
俺『彼女は同僚の・・・・』
マキ『コウイチさんの彼女のマキって言います!よろしく♪』
コウイチ『え?{何言ってんだよ!}』
マキ『あなたがお手伝いのアキさん?随分若い方なんですね~私はてっきりオバサンだと思ってた(笑){アキさんがコウイチに気があるか確かめてあげる!}』
俺『{・・・わ、わかったよ・・・}アキごめんね・・・どうしてもアキを見てみたいって言うもんだから・・・すぐ帰って貰うから!』
アキ『だ、大丈夫です・・・それより・・・』
マキ『ちょっと!彼女に対して、何よその態度!コウイチ酷いんじゃない!』
俺『わかった!わかった!・・・んっ?携帯だ・・・げ!部長からだ!・・・2人共先に夕飯食べてて!・・・・・・あっ!もしもし~・・・』
アキ『・・・・』
マキ『・・・・』
アキ『あ、あのどうぞ・・・』
マキ『は、はい・・・お邪魔します。』
2人は家の中へと入っていった。
携帯がかかったと嘘をつき、2人きりにすると俺は直ぐにマキに電話をした。
俺『マキ!直接アキにに聞いてみてくれるか?』
マキ『わ、わかった・・・』
俺『あと携帯は通話中のままにしといてくれるか?』
マキ『はい!わかりました!親切にどうも・・・・』
マキは、俺の頼んだ通りにしてくれた。おかげで2人の会話が聞きとれるようになった。
夢(寝ている時に見る夢)の話・・・3
朝食を食べながら俺はアキに聞いてみた。
俺『なぁ・・・アキって、兄弟とかいるの?』
アキ『えっ?な、なんで急にそんな事聞くんですか?』
俺『今更だけど、俺アキの事何も知らないなぁ~って思って・・・話したくないなら別にいいけど・・・・(気になるけど)・・・・。』
少し間を開けてからアキは話し始めた。
アキ『父親は10年前に事故で亡くなりました・・・母親はわかりません。あと・・・・兄が・・・・1人・・・いました。』
俺『そ、そうなんだ結構境遇似てるな・・・母親はわからない?兄貴って一緒に暮らしてたの?』
アキ『わからないんです・・・母親は私が幼い頃に蒸発したらしいんですが、兄は・・・父に聞いただけで・・・会った記憶もないんです。・・・』
俺『そうか・・・ごめんな・・・変な事聞いて・・・。』
アキ『・・・いえ、大丈夫です・・・ そ、そんな事より!コウイチさん時間大丈夫ですか?』
俺『!!しまった!のんびりしすぎた!・・・・・・いってきます!!!』
アキ『いってらっしゃい!』
アキの事を考えていたらいつの間にか、昼食の時間になっていた。
同僚『おい!飯の時間だぞ!』
コイツは同僚のカズキ。俺の数少ない友人の1人だ。
俺『もうそんな時間か~・・・。』
カズキ『どうした?悩み事か?』
俺『悩みというか・・・・・まぁな・・・ハァ・・・』
カズキ『話してみろよ・・・俺でよければ。』
『何!何!何の話?私にも聞かせてよ!コウイチ!』
彼女はマキ。俺の同僚でありカズキの彼女でもある。
カズキ『お前には関係ない!これは男同士の話しだ!な?コウイチ!』
マキ『カズキには聞いてない!コウイチに聞いてるの!いいよね?コウイチ!』
コウイチ『いいよ別に・・・実は・・・・・』
俺は2人に事の成り行きを話した。
俺『・・・・という訳なんだ。』
カズキ『お手伝いか・・・いいじゃん♪何が問題なんだ?』
俺『それがさ・・・そのお手伝いの子が・・・・・俺に気があるのかもしれない・・・・と思って。』
そう思う理由は2つあった。
夢(寝ている時に見る夢)の話・・・2
俺の名前はコウイチ。ひょんな事から、19歳の女の子であるお手伝い(アキ)と暮らす事になって約1ヶ月が過ぎた。
確かに毎日が楽にもなったし楽しくもなっていった・・・・が、それと同時に「ある事」が出来なくなっていた。
・・・彼女が出来たとか、結婚して奥さんと暮らすなら「ある事」は、する必要がないけどアキは彼女でも奥さんでもない・・・・。
「ある事」はアキが居る時には出来ない・・・・けど、アキが出かけるのは買い物の時だけ・・・・。
ある日、その「ある事」をやるチャンスがやってきた。
どうゆう訳かいつもより2時間も早く起きてしまったのだ!
時計を見るとまだ午前3時!
チャンス!・・・と思う前に俺の中の悪魔が囁いた!
悪魔『そういえば、隣の部屋に女の子がいるんだよな~考えてみたらあいつのせいで「ある事」ができないんだよな~・・・・あいつだってそれくらい覚悟してるだろ!?』
確かに・・・俺はそう思ったがすぐに天使が反論した。
天使『何言ってるの!!あんなに一生懸命に頑張ってる女の子に何考えてんだ!!この恩知らず!!!人として最低だな!!』
そのとおり!
が!
その前に体は動いていた。
俺はすでにアキの寝ている横に立っていた。
何かするつもりはなかった・・・少し寝顔を見るくらいなら・・・・・そう自分に言い聞かせながら、アキの顔に近づいていった。
アキの顔と自分の顔の間がわずか10センチほどの所で、寝ているアキが小さな声で寝言を洩らした。
アキ『・・・お兄ちゃん(泣)・・・』
そう言うと、アキの目から涙がこぼれ落ちた。
その瞬間、俺は目を冷ました・・・・・・・・・・俺『(アキ・・・ごめん!俺どうかしてたよ。・・・・おやすみ。)』
俺はすぐに自分の部屋に戻り、布団に潜った。
俺『(・・・アキには、兄がいるのか・・・・・・そういえばアキの事何も知らなかったな・・・明日聞いてみるか・・・・。)』