コウイチのブログ -114ページ目

現実の出来事を自分なりに膨らまして書きます。

僕は光一(仮)12歳、妹は紀子(仮)9歳、妹は幼い頃からの病気で入院していた。

母子家庭だったので、妹の見舞いには僕一人で行く事が多くなっていた。


後から聞いた話しだが妹は4、5歳までしか生きられない程の重い病気だったらしい。


そして、いつものように僕は妹の見舞いに来ていた。



紀子(仮)『・・ねぇ~・・お兄ちゃん・・・』


光一(仮)『どうした?』


紀子(仮)『私・・・海に生きたい!』


光一(仮)『はぁ?何言ってんだよ!そんな事、元気になったらいくらでも・・・』


紀子(仮)『元気になんてならない・・・って、先生達が話してたの・・・・だからお願い!』


光一(仮)『!!・・・・ん~わかったよ。』


数日後



光一(仮)『なぁ紀子(仮)・・お前どこが悪いんだ?』


紀子『悪い所いっぱいありすぎてよくわからないの・・・』


光一『そうか・・・今はどうだ?大丈夫か?』


紀子『うん!平気!・・・ありがとう・・お兄ちゃん。』



しばらくして僕達は海に着いた。バスや電車なら5、6分の所を自転車で来た為、30分近くかかってしまった。


海に着くなり、妹は大はしゃぎ。水をかけ合ったり、砂浜に川の字になって寝転がったり、妹はすごく楽しんでいるようだった。


そんな妹の笑顔を見たのも久しぶりな気がした。



その日の帰り道、僕は妹に約束した。 病気は絶対良くなるから、良くなったらまた来よう・・と。

現実の話し・・僕自身の話し。

僕は現在母と2人暮らし。父は僕が2歳の時に亡くなったらしい。


父が居ないことを悲しいと思った事は一度も無いが、恨んだ事はある。無責任に母と僕と、そして妹を残して先に死ぬなんて・・・。


妹は、生まれた時から心臓病を患っていた為、僅か9歳といい若さで、・・・。



僕は妹の葬式の時、号泣したのを今でも覚えている。


あの時、妹が亡くなったショックで母は倒れ、入院していた為、葬式にはいなかった。


その時、僕は誓った。「〇〇の分まで100年でも200年でも生きてやる・・・だから天国で待ってろ」って・・・。


けど、現実は厳しい!僕は人間に生まれたくなかった! こんな思いするくらいなら・・・。



周りの人間はよく言う『努力した?』とか・・・


確かに努力は必要だけど、僕の場合、努力出来ないのが現状。


僕は・・母以外の人とまともに喋れない・・どう喋ればいいのかわからない!極力喋りたくない! 喋らないで人は生きていけない!
人は一人では生きていけないのだから・・・そう思っているのに・・・何故努力しない?・・・って、人と喋れない人間がどうやって努力すればいい!!!



『私、人と喋れないんです』って人に言えない、相談出来ないんです。



僕は生きている意味がわからない!最初は母の為?とか妹の為?とか思ってた・・・自分の為だとわかった時、僕は生きている意味を失った。


生きていれば、余計な欲望が沸いてくる。物欲・性欲・食欲・・・今の僕には何も無い・・・『生欲』も欲しいが今最も欲しいのは『死欲』だけだ。


僕は父を恨んでいる・・・色んな意味で!!

続き

僕はなんとか仕事の内定が決まり、急いで親戚のうちに電話をした。



僕『・・・もしもし!〇〇です。妹は居ますか?』


親戚『もしもし…あぁ〇〇君!ちょっと、待っててね。』


電話越しに親戚と妹の会話が聞こえてくる。


親戚『・・〇〇ちゃーん!お兄ちゃんから電話だけど・・・』


妹『いい!出たくない!』



親戚『〇〇君?やっぱり出たくないって・・・一体何したの?〇〇君!・・どうする?』


僕『・・そうですか・・・じゃあ仕事が決まったという事だけ伝えといてください・・・お願いします。』



電話を切ってから僕は自分が妹に対して、どう思っているのかがはっきりとわかった。「妹」として大切なのではなく、1人の女性として大切で・・・愛しているという事に。



すぐに妹から電話があると思っていたがその日は夜中になっても電話はなく、僕は布団に入り寝ようとした時、インターホンがなった。



ドアスコープを覗くとそこには妹が居た。



僕『お、おかえり・・・でもなんでこんな夜中に??』


妹『・・・仕事決まったんだって?』


僕『あ、あぁ・・まぁね・・』


何か妹の様子が変だ・・・妹の性格から言って、『帰ってきてやったぞ』みたいな言葉が出てくると思っていたが、全然想像もしていなかった展開に変に緊張状態になっていた。



僕『ど、どうした?』



と、僕が聞くと急に妹は僕に抱きついてきた。



僕『!!?ど、ど、どうした?』



妹『私・・・寂しくて寂しく(>_<)・・お兄ちゃんに会いたい!お兄ちゃんに会いたいって・・・私気付いたの!・・・お兄ちゃんの事好きだって!・・・こんなの迷惑だよね・・・』



妹が言い終わる前に僕は妹を抱き締め、キスをした。



僕『僕もだよ!〇〇に会いたくて・・だから必死に仕事を探したんだ・・・ごめんな・・・心配かけて・・・』



妹『許さない!・・・・けど許してあげるから・・・もう一度、キスしていい?』



そう言うと、妹はまたキスしてくる・・・今度は大人のキスだ。



僕もそうだが妹もそうとう寂しかったんだろう・・・僕達はしばらくそれを続けていた・・・。



続く?