少し前にひいていたカゼがまだ治りきっていなくて
ちょっとだけ咳が残っている状態で。
でも今日は雨がよく降るせいか落ち着いています^^
こんにちは。
あなたのゆらぐこころとからだを見つめ
本来の姿を一緒に探す
心屋認定カウンセラー 皆みなみです。
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はじめての方へのページに少し書いてありますが
私は4年前に2度目の離婚をしています。
元だんなさんと別居が始まったのはその3年前。
別々に暮らすようになってからは7年経ちました。
それでもいつも
心の片隅に元だんなさんがいました。
だから
もしも元だんなさんにどこかで会ってしまったら
泣き崩れてしまうかもしれない。
そう思って、元だんなさんの職場近くを通るときは
ちょっとソワソワしたりしていました。
その日は、突然来ました。
昨日、会社帰り、心斎橋の地下街で
ドラッグストアに入ろうとした私の目に
懐かしいシルエットが映りました。
「あれっ？今のもしかして…」
仕事関係の方であろう2人と話している
男性の姿に目が留まりました。
元だんなさん…けんちゃんのように見えたけれど
立ち止まって覗き込むわけにはいかないから
歩きながら何度も振り返ってそのひとの顔を見てみました。
「けんちゃんに間違いない」
ドラッグストアのレジでヘアピンの代金を支払い
お店の外に出た私は
その人たちとすれ違いました。
どんな話までかはわからないけれど
懐かしい声が耳に入ってきました。
どれぐらいぶりだろう。
けんちゃんは、私のことは気づかなかったでしょう。
そのとき私は、マスクをしていたのだから。
でも例えマスクをしていなくても
もう、私のことには気づかなかったでしょう。
自分が別れたくて別れたひとなのだから。
深く息を吐き
ゆっくりと息を吸い
振り返って
その人たちの背中を見送りました。
人が行き交う地下街で私は
とても穏やかでした。
私は泣かなかった。
からだは震えなかった。
心臓がバクバクすることもなかった。
ただ
「あ、けんちゃんだ」
「仕事頑張っているんだな」
それだけだった。
自分でも驚くほど落ち着いていて。
「あ、私はもうだいじょうぶだ」
そう感じていた。
…そう思えたからといって
楽しかった日々を
辛かったできごとを
忘れたわけではない。
大切に思い出として胸の内に留めておける。
それがわかったのだ。
けんちゃんはけんちゃんで
私は私で
生きていく。
自分に言い聞かせるのではなく
やっと、やーっと
心から思えたのです。
帰りの地下鉄で中吊り広告を眺めながら
私はけんちゃんの記憶の片隅に残っているだろうか
私はけんちゃんのどんなところを愛していたのだろうか
ぼんやりと考えていたら
じわりと涙が溢れてきました。
子どものような眩しい笑顔
高学歴のクセにおバカさんなところ
心配する程の頑張り屋さんなところ
泣きながら会社に行っていた日々
決めたことにストイックになるところ
無理し過ぎてすぐ体を壊すところ
サプライズのアクセサリーや花束
旅行先で私が海に落ちたと思ったときの真っ青な顔
私に紅葉を見せたくて連れて行ってくれた場所
私のことを大好きだった頃
私をたくさん笑顔にしてくれたこと
一緒にくだらないことばかりしていたこと
全部
愛しくて愛しくてたまらない。
憎んだり恨んだりはなく、今は感謝しかない。
そんな存在で、よかった。
こんなふうに思える日がやってくるなんて
思ってもみなかった。
というより
こんなふうに思えるようにはなりたくはなかった。
でもこれが、きっとベストなのでしょう。
これまでは
会いたい
でも
会ったら困る。
そんなかんじだったけれどもう、
会いたいと思うこともなくなるのかもしれない。
そう思ってしまうのは、自分でもさみしいけれど。
それにしても、一瞬でけんちゃんの姿をとらえた私。
すごかったなあ。
それだけ大切に大切に思っていたもんな。
けんちゃん
私はあなたの何だったのでしょう。
あなたは私の
太陽でした。
自分らしさを見つけて、軽やかに美しく生きていこう
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