■めまいするような恐怖と戦慄の家族悲劇!(((°∇´°; | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。


「信じたくない悪夢の始まり」…まさにそのとおりだよおお!!!。・゚・(ノД`)・゚・。


これも先月観た韓国映画で、『めまい(현기증)』(イ・ドング監督)です。題材が衝撃的で、途中しばらく観に来たことを後悔するほどの場面もありましたが、しかし観ておく価値はありました。一言で、幸せな家族を一瞬で壊し得る「めまい」、あるいは「認知症」、あるいは「精神異常」による悲惨な恐怖を、救いなく徹底して描いた究極のサイコホラーでした。


前回ご紹介した『ドーター』と並んで今年の釜山国際映画祭(BIFF)で上映され、同じように母と娘の非情な愛憎関係を描いたということで、何かと比較されることもありましたが、『ドーター』が正常な世界の中に潜む狂気を描いているのだとしたら、こちらは狂気の常態化した世界の中で翻弄される正常な心の衝撃を描いているといえます。


というか、私は自慢じゃないですが、日本の本当に怖いサイコ映画は観ないようにしています。それは異常だからです。ホラー映画はわりと好きで、典型的な「Jホラー」なら楽しんで観ますし、アメリカのホラーも分かりやすい悪魔との闘いだし、韓国のホラーは痛くて残酷だけれど、でも特に心理的ダメージを受けるようなものではありません。


ところが、日本の異様で異常なサイコ映画だけは、どうも心理的にダメージを受けそうで苦手だったのですが、これまでそういうジャンルがなかった韓国映画において、これはもしかするとその始まりなのかもしれません。本当、怖かったです。(((°`∇´°;)))


でもベテラン女優、キム・ヨンエさんの迫真の「悩乱」演技は本当にすごかったし、娘役のト・ジウォンさんがやはり半狂乱で取り逆上せる様子も胸がつまりました。すごい経験ですが、でもやはり観てよかったかもしれません。(´ぅ_ ;`)



【あらすじ】「スニム」(キム・ヨンエ扮)は上の娘「ヨンヒ」(ト・ジウォン扮)と婿「サンホ」(ソン・イルグク扮)、そして高校生である下の娘「コンニプ」(キム・ソウン扮)と暮らしていた。


長い待望の果てに「ヨンヒ」が赤ん坊を出産すると、家族は皆、幸福感に包まれる。しかし、「スニム」の「めまい」が原因となった致命的な失敗で、赤ん坊が死ぬという事故が発生する。


ひどい自責の念と恐怖によって「スニム」は沈黙し、家族はそんな母親に激怒する。「スニム」は少しずつ感情調節が難しくなり、家族は、各自が直面する自らの苦痛のゆえに、互いを配慮することができなくなる。


破局へと向かう彼らが、最後に迎える結末は何であろうか。























『めまい(현기증)』(イ・ドング監督)予告編。

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