■ガット・タレントの新たな神話が韓国に! | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。




韓国のオーディション番組tvN「Korea's Got Talent」に出演した22歳の青年、チェ・ソンボンさんが、韓国国民はもとより世界中の注目を集めています。


米国のABCチャンネルはすでに一昨日6/6、彼を「第2のスーザン・ボイル」と紹介、CBSとCNNなどのメディアも相次いで報道し、MSNBCのメインホームページでも「スーザン・ボイルと競う韓国歌手」という見出しで彼の写真を掲載。『TIME』のホームページにも「新しいスーザン・ボイル」、「コリア・ガット・タレントの歌手が審査委員を泣かせた」というタイトルと共に動画を紹介しています。英語字幕入りユーチューブ動画は照会数150万に上っています。


下に、会話をすべて日本語に訳してみました!(*´▽`)




ナレーション:ひときわ平凡に見える一人の青年が次を準備しています。


――とても暗い所をずっと生きてきたんです。今も、ここに挑戦したことも、心がとても重いんですが、他の人たちのように…、彼らのようになりたくて…、歌は下手ですが、それでも歌う時だけは、自分ではない、他の誰かになった気がする、それゆえですね。


ソン・ユナ:こんにちは!


――こんにちは。22歳、チェ・ソンボンといいます。


ソン・ユナ:漂わせている外貌からは、今、どんなことをしているか、見当がつきませんが。


――ボクはただ、ドカタ労働をしています。


ソン・ユナ:あはは。ああ、早朝に…。ここにある志願書を見たら、チェ・ソンボンさんの家族事項に誰も記載がされていませんが。


――ボクは、3歳の時に孤児院に預けられたんですが、5歳の時に孤児院で殴打を受けて、逃げ出したんです。


パク・カルリン:それなら、その後どうやって暮らされたんですか、孤児院から出たなら。


――5歳の時からガムのようなものを売りながら、バッカス(栄養ドリンク)とかを売りながら、ただそのように10年くらい生活しました。


パク・カルリン:誰かと一緒に生活したんですか?


――いいえ、一人で…。


パク・カルリン:一人で5歳から?


――ほとんど10年の間、そのように暮らしました。眠るのも、階段とか、公衆トイレのような所で10年の間、その日暮らしをしました。


ソン・ユナ:勉強はされましたか?学校には通われましたか?


――いいえ、小学校、中学校の卒業資格試験を受けて、学校というものは、高等学校で初めて行きました。


ソン・ユナ:すごいです。すごいですね。今日は歌を見せてくださるんですか?


――はい。


ソン・ユナ:ああ、ふだんから歌を歌うのを楽しまれましたか?


――歌うのを楽しむというよりは、その日暮らしのように暮らしながら、初めて好きになったのが音楽だったので。たくさん歌うことはできなくても、好きです。


ソン・ユナ:歌を聴いてみます。


〈〈〈〈 歌う 〉〉〉〉


ソン・ユナ:(※泣きながら)ただ、チェ・ソンボンさんを、とても抱きしめてあげたいです。(会場、拍手)


パク・カルリン:なぜ、歌いたいんですか?


――ボクが幼い時にちょっと…、事件が多かったんです。どこかに売られていったこともあって、ナイトクラブでガムを売りながら、ある人が声楽を歌うのを見たんです。ナイトクラブでは明るい音楽ばかり流れるのに、そこで真摯に声楽を歌う姿に魅了されて、その時から好きになりました。


パク・カルリン:それで声楽のほうに進みたいんですか?


――はい。


パク・カルリン:分かりました。明らかに楽器は、そのどこか、(体の)中にあるようです。正式に習ったことはないでしょう?


――一人で歩き回りながら、マスタークラスのようなものがあれば、一人で行って、聴いて、学びました。


パク・カルリン:はい。ここでどうなったとしても、レッスンを続けて受けられるように、どうにかしてさしあげたいですね。はい。よく聴きました。(会場、拍手)


チャン・ジン:はい。観客の反応をご覧になれば、どれほど立派な舞台をつくられたか、お分かりでしょう。よく頑張られました。(会場、拍手)


ソン・ユナ:判定します!


パク・カルリン:合格です。


チャン・ジン:合格です。


ソン・ユナ:おめでとうございます!


ノ・ホンチョル:(※舞台袖で)もう、お前を応援する人が数百名を超えたし、この放送が流れれば数千名がお前を応援するだろうし、お前が最後まで一生懸命やれば、韓国にどれほど多くの人がいるか知っているだろう?5千万以上がお前を応援するし、もっと一生懸命やれば、俺がみるかぎり、65億以上がお前を応援するだろうと思う。だから一人だと考えずに、ファイティングだ、ソンボンや!


パク・カルリン:(※控え室で)あのような若者は、どうであれ、困難の中でも「やりたいことをしたい」といって走ってきた、そんなパッションは本当に、上手な人たちであっても持ち得ないものですよ。


チャン・ジン:音域が、人の心を持っていってしまうものがあります。


ソン・ユナ:あの若者に出会うことができて、とても幸いだし、幸せだし、彼が幸せになってくれたらいいです。


※彼は大田芸術高校を卒業しているということですが、友人たちが皆、課外レッスンを受けながら余裕を持って歌を学んだのに対し、彼は働きながら授業もまともに受けられないような立場で、歌は独学してきたのだそうです。




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