ソン・ジュンギ君、司会やっている時は誰よりも元気で生意気だったのに、いきなり泣き声でコメントするから、こっちがうるっとしちゃいますよね。(^^;)
●ムン・グニョンさん受賞コメント
「まず最初に、賞をくださって本当にありがとうございます。考えもしていかなったので、ビックリしたし、私が賞を受けられるか受けられないかで気をもんでくださったであろう、私のペンの皆さん方に本当に感謝を捧げます。
年内に多くの愛を受けたなあと思いますが、その愛に報いられるよう一生懸命演技します。
愛されるために演技をする人より、演技するがゆえに愛される俳優になれるように、もっと努力します。ありがとうございます」
●ソン・ジュンギさん受賞コメント
「ああ、…とても緊張してしまって。おう…。ありがとうございます。今日、このように大きな舞台の司会ができるだけでも光栄なのに。わあ、本当に…。さっき新人賞の候補に挙がっていなくて実はへこんでいたんですよ。(会場笑い)
とても感謝いたします。すべてのスタッフの方々、(名前を挙げる)…以下、すべてのスタッフたち、特に一番苦労したメイクアップチームのスタッフたち、そしていつも私たちのためにとても一生懸命やってくださるマネージャーの方々、愛する友人たち、家族、両親、愛するお父さん、お母さん、弟、お兄さん、(涙声で)…いい尽くせないほど感謝します。
特に、ウェハルモニのことがとても頭に浮かぶんですが、ウェハルモニは…、(※泣きそうになるのをこらえながら)目が不自由でいらっしゃって、前を見ることができません。それで孫の顔も生涯見ることができずに生きてこられたんですが、(※こみ上げるものをこらえ)、今、家で見ていらっしゃるハルモニに…。
ハルモニ!この声、よく聞こえるでしょう?もう少し音量を大きくして、孫が賞を受ける姿、よく見てください!本当に愛していますし、健康でいてくださればと願います。心から感謝を捧げます。
『成均館スキャンダル』をたくさん愛してくださったペンの皆さん方に感謝を捧げます。ありがとうございました」
●韓国人の「ウェハルモニ」への愛
実際、ほとんどすべての受賞者が家族に対する愛、そして病気の家族がいた場合はその家族を激励する言葉をいっており、そしてたまに、『製パン王キム・タック』の元SES・ユジンさんのように「天のお父様(神様)に感謝します」という宗教的コメントもありましたが、ソン・ジュンギ君の場合は「ウェハルモニ(母方の祖母)」にメッセージを送っていたことが、また微妙に韓国人の胸を熱くさせただろうと思います。
単純に「おばあちゃん(ハルモニ)」に対する愛は日本人も同じですが、韓国人にとって、母方の祖母「ウェハルモニ」という存在が持っている共通の情があります。すなわち、「ウェハルモニ」は、自分の母親をさらに母の愛で愛してくれる、母の愛の象徴のような存在。お母さん自身も甘えられる、より甘い存在。お母さんがたいへんな時にお母さんの代わりに面倒みてくれる存在。さらに、お母さんが嫁ぎ先でうまくやれるように、陰でお母さんのために力を尽くし、苦労しているような感じがする存在。ざっと、そんなイメージです。^^;
もちろん父方の祖母も愛情は同じであって、微妙なニュアンスではあるんですが、やはりただの「ハルモニ」は父親の母親であって、父の愛の延長にある。イメージが少し違うわけですよね。つまり、「ハルモニ」には「ハルモニ」の愛があり、「ウェハルモニ」には「ウェハルモニ」の愛がある。韓国文化の中ではその違いが生きているので、言葉も「ハルモニ」、「ウェハルモニ」のように区別するわけです(※呼ぶ時は「ウェハルモニ」も「ハルモニ」といったりしますが…)。これは「イモ(母の姉妹)」と「コモ(父の姉妹)」の区別、あるいは「ヌナ(弟からみたお姉さん)」と「オンニ(妹からみたお姉さん)」の区別にも同じようなことがいえます。
映画『チブロ…』(2002、邦題:おばあちゃんの家)が、韓国で一大ブームとなって、「チブロ・シンドローム」とまでいわれましたが、あの映画がまさに「ウェハルモニ」の愛の話であって、映画の最後のテロップは「この映画をすべてのウェハルモニに捧ぐ」でした。あの映画が韓国人にシンドロームを巻き起こすほどの何かがあったように、今回のソン・ジュンギ君の言葉にも、微妙に韓国人を泣かせる何かがあるのだということをいうために、少し長く説明してしまいました。
その場にいたスターたちも、みんな涙を流していましたよね。(´ぅ_ ;`)
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