舟木一夫さんと当代片岡仁左衛門さんとサンケイブリーゼ | ゆふぎりのブログ

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  65周年に向かって舟木一夫さんと共に

 5月17日、福山の「舟木一夫コンサート2024」に行ってきましたが、次に足を運ぶ舟木さんの公演は、大阪のサンケイブリーゼの「ふれんどコンサート」です。

 サンケイブリーゼは2回目の訪問になります。かなり以前になりますが、当代片岡仁左衛門さん(当時は前名の孝夫だったかも分かりません)が「ひとり勧進帳」をされた時でした。

 写真にあるようにサンケイブリーゼの黒い椅子が印象的で新鮮でした。上の方の席でしたが、座り心地はもう一つだったような・・・。

 

 

 仁左衛門さんは昭和19年3月14日生まれ。3月14日は浅野内匠頭の命日。元禄14年3月14日江戸城松の廊下で赤穂藩主浅野内匠頭が吉良上野介に切り付けて、即日切腹となりましたね。以前、歌舞伎座の3月公演で仮名手本忠臣蔵(通しかそうでないか覚えていませんが)がかかった時、3月14日に旧歌舞伎座の大屋根の櫓から仁左衛門さんが手拭いをまいたという記事の記憶があります。役は塩冶判官ではなく由良之助か平右衛門あたりだったでしょう。

 さて舟木一夫さんと片岡仁左衛門さん、ハンサムなことはもちろん、スリムで気が若くて,ダジャレ好きなところ等よく似ているなあと思います。性格は仁左衛門さんは無邪気、舟木さんは照れ屋。共にとても率直な方ですね。若い頃、玉三郎さんは「孝ボン」と孝夫さん(当時)を呼んでいましたね。孝夫さんは歌舞伎役者では珍しく本名で花形、中堅まで通していました。でも今はすっかり仁左衛門が定着して、私も孝夫さんではなく、仁左衛門さんとすっと出てきます。先代13代目さん(14代目は我童さんに追贈)はもっと2枚目で、ボンボンで愛くるしい方でした。そしてダンディーでした。

 

 なぜ急に仁左衛門さんかと言うと、下の記事で「傘寿も30(歳)も全然変わらないよ」と記者会見でダジャレを言われたのを知ったからです。「舟木さん見たいにダジャレを言ってる~」

と思いました。

 

 

 

 

 そしてもう一つ。この下の記事です。「ひとり勧進帳」を再び仁左衛門さんが演じられました。サンケイブリーゼの舞台を思い出します。確か後援会主催で会員向けの公演だったと思います。まだ開場してそんなに経っていないサンケイブリーゼでした。来月11日に舟木さんが後援会のコンサートを開催すると聞いて何だか嬉しくなりました。

 始めに勧進帳の台本を携えてきて、それを恭しく押し頂いて、見守ってくださいというような厳かな雰囲気で始まりました。全役暗記され、通常の舞台と同じに進めていきますが、ものすごい緊張感でした。多分1時間15分前後だと思いますが、終わった時はホッとしました。

 下の記事ではお茶目な仁左衛門さんの記者会見の様子が紹介されています。お茶目と言えば舟木さんもお茶目ですよね。

 ちょっとした記事で、舟木さんと仁左衛門さんを紐付けられて嬉しくなっています。