『北国の街』ロケ地巡りと飯山線
3月25日、いよいよ飯山線に乗って、沿線のロケ地を散策しました。
3月下旬なので、上の映画のように深い雪ではありませんでした。
飯山線は、長野県の北部から新潟県に入り、千曲川に沿って走ります。千曲川は新潟県に入ると信濃川と名前が変わります。千曲の名の通り、蛇行して流れる大河です。
長野駅から越後川口行が出ていますが、戸狩野沢温泉駅止まりもあります。長野から飯山間の一部はしなの鉄道の路線を走りますが、乗車券は通しで買えるので複雑さはありません。ただ、こちらはSuicaやICOCA等は使えませんから、自動券売機で切符を購入します。無人駅が多く、ワンマンカーなので、下車駅では運転士さんに乗車券を渡したり、乗車賃を現金で支払ったりします。無人駅で乗車するとき、駅に乗車駅証明書発行機がありました。
だいたいの位置関係は次のようになります。長野駅から飯山駅までは約50分、飯山駅の次が北飯山駅、その次が信濃平駅、次が戸狩野沢温泉駅(当時は戸狩駅)。戸狩野沢温泉駅から十日町駅は1時間30分くらいかかります。十日町には十日町紬というのがあります。海彦の住む町と思っていいでしょうか。
長野駅=飯山駅=北飯山駅=信濃平駅=戸狩野沢温泉駅=十日町=
3月25日(月)〈2024年〉
長野駅 曇り気味でしたが、まずまずのお天気でした。
8:37発
9:28着
北飯山駅 出発まで、海彦が呼び出されて殴られた飯山城跡や
ラストで山内賢ちゃんが歩いて行く中央橋など
を訪ねました。
11:18発
この間はひたすら車窓風景を楽しみました。
新潟が近づくと雪の量が多くなりました。
13:03着
十日町駅 十日町は新潟県になります。飯山線に乗車することも目的だったので、
海彦の町と決めて十日町まで来ました。駅前から真っ直ぐ、古い商店街
がありました。食事をするには時間が不足だったので特にすることもなく、
上り列車を待ちました。
13:44発
この間もひたすら車窓風景
15:08着
戸狩野沢温泉駅 戸狩野沢温泉駅止まりなので、長野行きを待ちます。
その間少し町を抜けて千曲川を見に行きました。
ここには雪子の家があります。
15:40発
車窓から信濃平駅を写しました。この駅は大事なロケ地なので
下車したら良かったのですが、もう元気がありませんでした。
海彦の帽子が飛んで、雪子と一緒に探しに行き、列車に乗り遅れて
駅舎で次の列車を二人で待ちましたね。
15:53着
飯山駅 飯山駅は新幹線の停車駅になってとても綺麗に
スタイリッシュになっていますが、人は少ないですね。
構内のカフェで少しゆっくりしました。
映画では、飯山駅が二人の通うそれぞれの学校の最寄り駅に
なっています。
16:44発
これでロケ地巡りは終了しました。
17:39着
長野駅
海彦:舟木一夫 雪子:和泉雅子 藤田:山内賢
信濃平付近を走るSL
下は現在の飯山駅 映画ではこの飯山駅が海彦と雪子のそれぞれの学校の最寄り駅。
この列車内の二人の出合いのシーンはバックの曲と一緒に抒情にあふれています。
飯山駅から十日町駅の間に、長いトンネルは新潟よりに二つありました。
撮影がこの下のトンネルかどうかは分かりません。
上は「信濃城北駅」となっています。今の「北飯山駅」かなと思っていますがどうでしょうか。駅は飯山城趾のすぐ北側にあります。
不良の和田に絡まれそうになった雪子を助けた場面
不良の和田に呼び出され、そこへ藤田が現れて
残念ながら、当日は雪が殆ど融けていました。
下校の汽車で海彦の帽子が飛んで。
信濃平駅で降りて
帽子を二人で探しに
ここで急に親しくなって
登りの列車が通過していきます。
駅で時間をつぶす二人
現在の信濃平駅。可愛い駅です。車窓から撮りました。もう達磨ストーブはないでしょうね。
信濃平の田んぼの雪はすべて溶けていました。
戸狩駅まで送ってもらった雪子が海彦を見送るシーン。マコちゃんはセリフを覚えていなかったというエピソードがありますね。
海彦が戸狩駅(戸狩野沢温泉駅)で降りて雪子の家へ
今の戸狩野沢温泉駅 静かな町でした。
休日、スキーを楽しむ二人。近くに戸狩温泉スキー場があるので、たぶんそこでのロケでしょうね。
再び和田に呼び出された海彦。葵神社の石碑が印象的です。後ろは千曲川と中央橋。
石碑には注連縄が飾られていました。雪がないのが大いに残念。
藤田が中央橋を渡っていきます。バックには『はやぶさの唄」
現在の中央橋は豪壮な橋に変わっていました。
以上極めて省略された『北国の街』ロケ地訪問でした。やっぱり豪雪の時期がよかったかな。