今、俳句た短歌を勉強中。
これは5年ほど前から学びだした、
松岡正剛氏の「編集術」を学ぶ1つとしてスタートしました。
編集は別に、新聞や雑誌の編集者が行っている編集じゃありません。
もう少し、広い意味での編集です。
松岡正剛氏が言う「編集」というものは、人間が言葉や図形や動作をおぼえ、
それらを使って、意味を組み立て、人々とのコミュニケーションをすること、
そのすべてに編集方法がいろいろ生きているとみなします。
だから、学問にも編集はあるし、芸能、料理、スポーツも編集されているとみなします。
1つ「編集」んも例を出します。
「 ここではきものをぬいでください 」
という文章に、句読点をうちます。
「 ここで、はきものを、ぬいでください 」
というふうに、句読点を打てば、これは履物を脱ぐのだから
玄関の張り紙になります。
しかし、このように句読点の位置を変えるとどうなるのか?
「 ここでは、きものを、ぬいでください 」
と位置を変えただけで、文章の感じはまったく変わります。
編集力がなければ、患者をちゃんと診れないし、
上手く病の状態を説明できないと考えています。
俳句は、5.7.5で物語、ストーリを表します。
ショートストーリのようなものです。
17文字で相手に伝わらないといけません。
季節も季語で表し、長々と説明することはできません。
俳句も編集力がないと書けません。
患者さんたちに説明する時も、だらだら長いと意味も分からなくなります。
その時に、編集力があれば、まとめて分かりやすく、伝えることができます。
「編集工学」を主宰している松岡正剛氏はこのように言っています。
「編集で一番大事ことは、さまざまな事実や事態や現象を別々に放っておかないで、
それらの『あいだ』にひそむ関係を発見することにある。
そしてこれらをじっくりつなげていくことにある」
リウマチでもそうですが、事実と現象の『あいだ』にひそむものはあります。
例えば、「事実」は薬を飲んでいる。
「現象」としては、腫れがひかない、痛みがとれない
なぜそういう事態が起きているか?
『あいだ』にひそむ関係を診ていくことが、治療には必要です。
1つの症状の裏には、他の原因によって引き起こされている病があります。
そこを診て、患者さんに説明し鍼治療でアプローチしていけば、
必ず、今の状態より改善はするはずです。
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土曜か日曜のどちらかで、リウマチや医療の話でブログ書きます。
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次回、リウマチセミナーは10月30日(日)を予定しています。
内容や時間などは、また、来週に発表します。
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1938年創刊の老舗 鍼灸治療雑誌「医道の日本」誌編集部から
執筆の依頼があり論文を投稿しました。
(2016年 4月号に掲載)
医道の日本社から取材を受けて
「医道の日本」 専門治療院特集号 2015年 10月号 掲載