そんな季節がきた。日差しが夏めいて、ついこの間まで 花の散るのをうち沈んだ気持ちで眺めていたことが、まるで遠い日のことのよう。
朝目覚めると、新しい場所にいるような感覚になっていて、あっちゃんがいなくなった喪失感が薄れてきていると気づいた。
約半年が過ぎていた。
忙しくしている間に、自分の一部が入れ替わったかのようだ。
果たしてこれが「生きる」という前向きな変化なのだろうか。
今日は休日。
音楽はデルジベットの「21世紀」
バタフライエフェクトの歌詞にはっとする。
彼ら二人は、また少し遠い空に舞っていった気がする。