「石の上にも3年」というけれど、やはり3年って時間は自分の気持ちを変える力がある気がする。

ずいぶん前に、すごく嫌な環境にいて、逃げ出したいと思ったけど、3年経ったら楽しいこともたくさんあって、逃げ出さなくて良かったと思ったものだった。

辛いとか、やり切れないとか、寂しいという感情も、3年経ってみると……少し俯瞰して振り返ることができてしまう。

忘れなくては辛すぎる一方で、忘れることは淋しすぎる。

ISSAYさんが亡くなって、3年になるのだと……今日の午後気づいた。
個人的には、彼の死を知った日が命日であるように感じられて、覚えにくい日付けだ。

意識したわけでもなく、先週からデルジベットやドリーのCDを聴いていた。そこには、マスカレードを歌う櫻井敦司の声も。

今、彼らに対して思うことは、生きていて欲しかったとか、もっと歌を聴きたかったとかではない。そこは、もう……諦めがほぼついた気がする。

デルジベットの音楽を聴きながら思っていたのは、何年経っても自分がすごく彼を好きで、好き過ぎて苦しくて、それでも楽しくて幸せだったという事実が、すぐに思い出せるということ。

昨日の夜に食べたメニューも、先日会った人の名前も思い出せないのに、キラキラした思い出は鮮明によみがえる。

そう考えると、やはりかけがえのないものをたくさんたくさんもらったんだな〜と思う。

だとすれば、自分は本当に果報者なわけで……。

きっと、自分は幸せなのだろう……と予想だにしていなかった結論に至るのである。