別府温泉のお湯にすっかり癒されて、たっぷりと眠った翌朝、この日は一気に九州を東から西に突っ切って長崎まで向かうために久大本線を走る列車に乗りました。
JR九州にはたくさん特別観光列車が走ってますね。
上の黄色い列車に乗り替える時にも、クルーズトレイン「ななつ星in九州」が向かいのホームに停まってました。
久大本線の沿線は、九州の中でも有数の景色の良さだというので楽しみにしていたのですがこの日の午前中も雨模様。
大して楽しめなかったのですが、西に行くに連れて天気が回復してきたので、1枚だけそれっぽい写真がなんとか撮れました。
前の草っぱらがジャマ(笑)。
久大本線の終着駅の久留米駅に着く頃には、すっかり晴れて暖かく、お腹も空いてきたので、駅前で何か食べましょうか。
一応、ここは福岡県ですが、さきほど日田駅を通過したことを思い出し、日田焼きそばのお店に入る事にしました。
日田焼きそばは、大分県日田市の名物B級グルメで、キャベツの代わりにもやしをたっぷりと使って、麺はカリカリに焼くのが特徴という一品です。
お店は、自由軒という、ご家族だけでやっているカウンターだけの小さなお店です。
焼きそばの生玉子付きにしました。
カリカリの麺は、しっかりと焦げ目が付くくらいにしっかりと焼き固められて、香ばしくなっております。
キャベツではなく、もやしを使っているので、野菜の水分がしっかりと飛んでいて、麺のカリカリを邪魔していません。
あと、豚肉も縦長に切ってあって、これで、麺、もやし、豚肉の具材全部が全て縦長と、形が統一されているから、スルスルと口に入って、非常に食べやすい。
ソースもシンプルな味で、これだと毎日食べても飽きないですね。
さて、お腹も満たされたので、次の列車に乗りましょう。
これは、ハウステンボス行きの特急ね。
こっちは、JR KYUSHU SWEET TRAIN 『或る列車』」なる、特別列車。
なんか、自分が乗ってない列車の写真ばかり撮ってるね(笑)。
佐世保駅に着きました。
ここから、第三セクターの松浦鉄道に乗って、平戸を目指しますよ。
揺られること1時間ほど。
我が国の最西端の駅、たびら平戸口に到着しました。
なぜか、巨大なカマキリちゃんがお出迎え。
なんで、平戸でカマキリなんじゃろ・・。
ここからバスで、平戸大橋を通って、20分ほど揺られた後に、平戸の町に到着。
入江から外海に向かってパチリ。
平戸といえば、江戸時代にオランダやポルトガルとの通商で栄えた港町。
その記録を今に残す、オランダ商館の展示を見に行きました。
この建物は、日本初の西洋建築で、当時のオランダの最新の建築で作られていて、中の柱の構造もそうでした。
その他、17世紀始め、当時のオランダから持ち込まれた織物、装飾品、鉄砲など、工業品から日用品まで、様々な製品が展示されていましたよ。
外に出て、高台に登ります。
フランシスコザビエルの記念碑。
展望台から海の方を臨みます。
ここが、平戸の湾の突き当たり。
左の方向が外海、東シナ海ですね。
町に降りてきました。
ここは下でご紹介する平戸城をいただく城下町。
古い町家が左右に軒を並べて、当時の町並みの面影を残しています。
その中にある、樹齢400年といわれる大ソテツ。
もう育ちすぎて、枝がぐるんぐるんになってます。
そして、島をぐるっと半周回って歩いて、平戸城に向かいます。
これが天守閣。
天守閣に登って、海側を見下ろします。
あの赤い橋が、この平戸島と九州を繋ぐ平戸大橋です。
外海側も。
昔の人は、この海の向こう側に何があると思っていたのだろう・・。
樹齢400年超の、マキ並木です。
この平戸島散策、本当は、この3倍くらいのたくさんの写真があるのですが、まあ割愛という事で。
あちこち歩いていたら、すっかり夕暮れになりました。
もう帰りましょうか。
駅の売店の脇から、ネコが飛び出してきました。
どうも、ここに住み着いている様子。
改札をすり抜け、ホームに入り、寝っ転がるネコ、心地良さそ(笑)。
アップで顔を撮ってやろうと近づいたら、「撮んなや!」とさっさと立ち去った。
フラレた・・。
さて、佐世保駅に帰り、本日の夕食は佐世保バーガーにしましょう。
珍しくパン食ですよ。
繁華街にある、バーガーでは有名店のビッグマンさん。
ベーコンエッグバーガーをテイクアウトで。
佐世保のバーガー店は、店内で食べるよりテイクアウトが多いみたい。
ホテルに持って帰って食べました。
感想を述べると、まず、パン(バンズ)がフカフカで噛みごたえがあって、それがまず美味しい。
中の具材は、一つ一つがしっかりと厚みがあって、これも食べ応えがある。
結論として、この1品で立派な食事ですね。
実に美味かった。
パン食でここまで満足した経験は初めてかも。
さすがは名物だけありますね。
さて、いよいよ次回は最終回です。