2017 初春 九州一周の旅 (2) | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

指宿の砂蒸し風呂でポカポカと気持ち良くなった後は、この日の宿に向かいます。
泊まったのは、温泉付きの民宿風の旅館。


地元の食材がたっぷりと使われた夕食です。
左のサラダを含めた小鉢3つにある野菜は、ここのご主人が自ら畑で作ったものですって。
大根のなますが美味しかった。



これは、鹿児島名産のキビナゴの天ぷら。
揚げたてという事もあるけど、身がホクホクで、噛めば噛むほど身の旨みが広がる。
刺身で食べるよりは、こっちの方が好きかも。



全部平らげて、食後は指宿の温泉の掛け流しのお風呂に浸かって、風呂上がりに芋焼酎飲んで、すっかり鹿児島を満喫。
明日も早いので、もう寝ましょう。



翌朝は、朝の7時過ぎの列車に飛び乗って、日豊本線を使って、九州の東海岸沿いを北上します。
とりあえず山が見えたから撮ったのだけど、これ、桜島でよいのかなぁ。




お昼前に宮崎駅に着きました。
次の列車まで3時間ありますので、ここで昼食をとりましょう。
ちなみに、現在駅舎は改修工事中みたいでした。




駅の前の目抜き通りを真っ直ぐ歩いて、路地に入ると、有名な洋食屋のおぐらさんがあります。




ここでは、チキン南蛮とハンバーグがセットになったメニューを食べました。





チキン南蛮に掛かっているタルタルソースが、ボクには絶品の美味しさ。
もっと酢を効かせて酸っぱいのかと思いきや、むしろ甘味さえ感じるほどの、角が全く立ってない優しいお味。
ハンバーグはお肉が絹引きで上品な口触り。
ドミグラスソースが、またこれも優しいお味で、木が基調の上品で落ち着いた感じの店内に似合ったお料理でしたし、また、カウンターと厨房の間には、使い古された銅のフライパンがオブジェ代わりに吊されていたりと、なかなか洒落たお店でした。


お店を出て、次の目的地までひたすら歩きます。
宮崎県庁です。
「宮崎をどげんとせんといかん!(古)」



20分くらい歩いて、辿り着いたのが、釜揚げうどんのお店の重乃井さん。



店名を聞いただけでピンと来た方は、相当な巨人ファンですな。
このお店は、毎年宮崎キャンプをはる、読売巨人軍の選手のご用達のお店で、長嶋さんが、現役時代によくここに通った事で一躍有名になりました。
原辰徳や松井秀喜など、過去の有名なジャイアンツの選手が、そうだったように、キャンプの休日に、誰かがここでうどんを食べたという記事が、恐らく今年もスポーツ報知には載る事でしょう。


店内には、長嶋さんの写真が。
お客さんで一杯だったので、これだけしか写真撮れんかった。



二軒目なので、並サイズのうどんにした。
大が2玉で、長嶋さんは、特別にメニューにない3玉を頼んでいたらしい。


うどんがこちら。








うどんは店内の見えるところで、手打ちしていて、打ち立てを茹でるから、なにより粉が活きてる。
やや捻りを入れた麺が、醤油を効かせ、胡麻とネギで味を整えた漬け汁をよく持ち上げて、まさに、釣りたての魚を食べているような新鮮な味わいで、実に旨い。


そして、圧巻だったのが、麺を全て食べ終わると、漬け汁をうどんの茹で汁に入れて飲み干せというお約束。
実際やってみると、まるで蕎麦湯のような味わいで、ちょうど良い濃さになって、幾らでも飲めちゃう位の旨さ。
これを発明した人に、ノーベル賞上げても良いでしょ?



宮崎の滞在期間が、あっという間に無くなり、また列車に乗ります。
この日の目的地は、別府です!




別府駅に到着して、この日の夕食です。
別府名物の冷麺にしましょうか。
駅前の繁華街の一角にあるお店に入りました。







実にシンプルなビジュアル。
でも、特筆すべきは、このスープです。
恐らく、イリコがたっぷりと効いた、スッキリとした醤油味のスープは、具材が少ないこの冷麺に、うってつけです。
麺は、非常に固く作られていて、歯触り的にゴムのようでした。
ボクの好みとしては、これは、スープを味わう一品でしょう(笑)。


ちなみに、この日のお宿も、別府温泉の掛け流しのお風呂が楽しめるホテルでした。
指宿と同様に、たっぷり温まって、風呂上がりのビールの旨いこと!
ナトリウムを成分としているので、お湯が口に入ると、やや塩っぱいようにも感じました。