2017 初春 九州一周の旅 (1) | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

お正月休み、青春18きっぷを利用して、九州一周の旅をしてきました。
今日から何回かに分けて、その行程をご紹介していきます。



青春18きっぷで九州といっても、京都からずっと電車で行くのではなく、まず夜行バスに乗り、早朝に広島に到着。
広島から旅をスタートさせました。
なんでかというと、広島までは過去に何度も電車で移動していて、車窓の風景にも飽きており、また姫路から岡山までの3両編成の朝の列車が、いつも通学の高校生で満員なのに辟易しておりまして、ここを割愛させたく夜行バスでワープした次第です。



朝、5時半に広島駅到着。
寒い中、ホームで岩国駅行きの始発電車を待っていたところ、広島駅に向かう始発電車が、道中で鹿と接触したため、到着が10分遅れるというアクシデント。



人身事故ならぬ、鹿身事故なんて、なんと幸先の悪い幕開けなんでしょ(笑)。



でも、笑っていられないのは、青春18きっぷの旅は、何回も列車を乗り継ぐために、何らかのアクシデントでダイヤが乱れると、次の列車の接続が出来なくなるというのが最大の弱点なんです。



初日の目的地は、なんと鹿児島です。
岩国に着いたら、すぐに下関行きの列車に乗り継がないと、この日のうちに鹿児島に着かないかも。
そうすると、この旅の全ての予定が台無しになるので、たった10分の遅れといえど、早くも大ピンチ!



岩国駅に到着後に立ち往生した場合のシミュレーションをしながら、10分遅れでやって来た始発電車に乗りました。
最悪、新幹線をどこかで使うとしましょうかと。



ところが、そんな心配をよそに、なんとこの始発電車。
終点の岩国駅までの間に、ぐんぐん加速して、この10分の遅れを見事に取り戻し、定刻通りに到着したではないですか!



ありがとう!山陽本線!(笑)



岩国駅からは下関駅、そして、関門海峡の地下トンネルを通って、あっという間に九州に上陸。
初日の朝食は、小倉駅の弁当屋で、名物かしわ飯を買いました。
隣にあった、うにめしにも相当惹かれましたが、こちらに決定。
これを列車の中で食べました。


中は極めてシンプル。
ご飯の上に、海苔、錦糸玉子、甘辛く似たかしわが乗ってます。
おかずは筑前煮と甘いお豆さん。
シンプルながらも、味わい深く、素朴な美味さでした。




このまま、鹿児島本線に乗って、北九州を南下。
お昼ご飯は、久留米駅で途中下車。
ここでの目的は当然ラーメン。
博多ラーメンの、元々の発祥地で、久留米ラーメンを食すのだ。



駅前に有名なお店があるのだが、そこはもう食べているので(当然旨かった)、駅から少し歩いた所にある、沖食堂さんに入りました。
創業1955年で、いかにも、町の食堂という感じの雑然とした店だったが、それがストレスにならず、懐かしくさえ感じるほど。



このラーメンが440円。
最近インフレ気味の博多ラーメンと違い、久留米ラーメンは、まだまだ値段も昭和のまま。





スープは豚骨のみのシンプルさで、程よく粘りも出るくらいに、しっかりと煮出されていて、こってりながらも優しい味わい。
麺も柔らかめに茹でられているが、むしろこのスープにはこれくらいの方が良い。
味にも値段にも満足して店を出る。


この日は、この後ひたすら列車を乗り継いで、熊本県を通過して、鹿児島中央駅まで到着。










鹿児島での夕食は、地元では有名な、駅近くの、とんかつのお店の川久さんで、上ロースをいただく。







これだけ分厚いのに、衣が超薄いから胸焼けしないし、きっちりと中がレアに仕上げてあるから、お肉のしっとり感もハンパない!
250グラムのトンカツをあっという間に平らげて、この日のスケジュール終了。
ホテルに入って寝る。
 
 
翌朝目覚めると雨。
この朝、西日本では鹿児島だけ雨が降るという、なんともツイテナイ日。
雨の中、鹿児島市内の繁華街の天文館に行きました。
行った先は、鹿児島ラーメンの老舗、こむらさきさん。
他にも美味しそうなお店はあったのですが、やはり名前の通ったお店には一度は行っておかないとね。
 
お漬物が最初に出されるのが鹿児島ですね。
 
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チャーシュー入りのラーメンが1000円というのは、いかにも高いと思ったのですが、これだけしっかりと具材のボリュームがあると、こっちの方が納得出来ますね。
 
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スープは、博多よりもスッキリとしたサラサラな豚骨でしたが、たっぷりのキャベツが歯ごたえ良く、そこに、にんにくのパンチが効いて、実に食べ応えのある1杯でした。
 
 
このあとは、近くの神社に初詣。
おみくじも引きましたよ。
 
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安定の末吉!
毎年初詣の度におみくじを引いていますが、3年連続で末吉を引くなど、この8年ほどで、4回目の末吉です。
ボクの幸運は、常に未来の彼方にあるようです(笑)。
 
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午後の便で、今日の目的地の指宿に向かいます。
ホームで色んな列車を見て気づいたのですが、JR九州の列車って、普通の列車でも格好いい車両が多いです。
ここで見た、「指宿の玉手箱」という列車をそうですし、観光客のための特別車両も多いですしね。
 
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お昼過ぎに指宿駅に到着。
ここは温泉が有名。
駅そばには足湯もありました。
 
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この、観光通りを真っ直ぐに進むと、今日のメインイベント。
 
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指宿名物の砂むし風呂です。
 
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フロントで浴衣とタオルをもらいまして、更衣室で着替えます。
下着を取って、浴衣だけ着て、屋内から海岸に出ます。
1月だから、とにかく寒い(笑)。
 
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このテントの下が、砂むし風呂。
春になったら、海岸に直接埋めてもらえます。
スタッフの方に誘導されて、熱い砂の上に寝そべって、上にたっぷりと砂を掛けてもらうと、ポカポカとして全身が温まります。
ただ、但し書きに、「10分ほどが標準時間なので、火傷しないように、くれぐれも我慢しないように」とあったのですが、確かに汗がたくさん出るくらいの熱さなのですが、ずっと心地よいくらいの温かさが続きます。
むしろ、端っこの方が海風で冷えてくるくらい。
結局、40分くらい寝そべって、まだ大丈夫だったのですが、周りにいた人がほとんど居なくなったのが、なんとも居心地が悪くなったので、頃合いをみて退散しました。
寝そべった回りの砂の温度が低かったのかしら?(笑)
でも、大変気持ち良かったですよ。



この後は、この日の宿に向かいますが、続きはまた次回に。