【感想】 9/25 「WE ARE Perfume」 プレミアム上映会 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

『Perfume Anniversary 10Days PPPPPPPPPP』の4Days目は、ドキュメンタリー映画、「WE ARE Perfume」のプレミアム上映会。
実は、以前にここでこの10Days全てチケット取ったと書いてしまったのですが、実はこのプレミアム上映会の抽選に落ちた事をすっかり忘れておりました。
Perfumeが目の前に出て来る、ライブばかり重要視していましたものですから、地元に戻ればいつでも見られる映画の先行上映会に落ちた事はこの際どうでも良かったのですよ(笑)。



でも、せっかく東京に来たのですから、Perfume公式サイトより「二次募集」の知らせもありましたし、どうせならここで見ようと、一捻りして、あえて東京を外して船橋を申し込み、見事に当選。
小雨が降り、11月上旬の寒さの中、二代目シャカシャカを着て行ってまいりました。



シアター入り口で、思いもよらぬこんなものをいただきました。
『3:5:6:9』のファンクラブ先行チケットを持っている方にはお馴染みのデザインでしょうが、まさかこの先行上映会で、こんなご褒美があるなんて思わなかったので、もらった瞬間に相当テンション上がりましたよ。





午後7時、いよいよプレミアム上映会が始まりました。
映画の中身は、まだご覧になっていない方が大多数なので、あえて核心にはふれません。
ただ、ボクが当初想像していた内容とは相当違っていたので、そこだけはあえて触れたいと思います。
ですから、「一切ネタバレが嫌だ!」という方は、ここでお別れしましょう。
また明日は、皆さんに楽しんでもらえる記事を書きますので・・・。



では、ここからは、全編のネタバレがしませんが、ボクがあえて皆さんにお伝えしたいところを書いてまいります。



本編は約2時間。
内容は、一切の面白VTRはなく、2014年の『Perfume World Tour 3RD』の台湾公演からニューヨーク公演までの舞台裏を、カメラで単に追いかけた記録映像が続くだけでの映像作品で、一切の面白演出が成されておらず娯楽性なんて何も無い、完全ドキュメンタリー映画でした。
よって、この映画は、ファンクラブに入っていない、ライトなPerfumeファンでは満足してもらえない作品なのだと思いました。
まさに、「混ぜるな危険」ならぬ、「見せるな危険」ですよ(笑)。



では、一切娯楽性を排したドキュメンタリー作品の、それでも面白部分を挙げますと、



「アメリカの食事は盛り付けに美的センスが全く無い!」
「のっちはシンガポールでも噛む!」
「大川さんは、ずっと『エンジョイ!おばさん』」
「もっさん、覚悟の?短髪金髪」
「マーライオンの歯は丸い」
「シャカ兄、そこに立ってたらダメ」


そして、もうさんざん本人たちが告知していたように、



「のっちさん、派手にやらかす」



完全記録映画の作品なのに、このシーンだけコメディ映画のように、場内に大爆笑が起こりました。
これ、のっちだったから、わざとここまで晒したのかも(笑)。





そして確か、「音楽と人」でしたっけ?
Perfumeのインタビュー記事の中で、「大里会長と大きな目標の確認をした」とあったのは。
その種明かしが、最後の最後にありました。
ここがこの映画の最大のポイント。
これを我々に伝えることが、この映画を製作するための大きな動機となった事なのでしょう。




あ~ちゃんが映画の最後に言った、その大きな目標を叶える事は、恐らく今のPerfumeならかなりの確率で実現可能でしょう。
ただ、そこに向かうためには、映画をご覧になった方なら分かるのですが、相当なモチベーションと覚悟が必要になるのです。



そこで、この映画のテーマにもなった新曲、『STAR TRAIN』なのです。
当初、予告編で映像ダイジェストとともに流れていたこの曲のサビの部分を聞いて、「泣ける曲」だと勝手に思っていて、ここの記事にもそんな事を書いたのですが、映画の全編を見た上で、合わせてこの曲を聞くと、『STAR TRAIN』は、そんな甘っちょろいものではありませんでした。



まだ映画を見ていない方にも、いずれそれを見る時に、この曲を聞く事でしょう。
その時によくよくアレンジと歌詞に注目してください。
この曲は、Perfumeの新曲でありながら、POPソングでもなく、かと言って、誰かの背中を押す応援ソングでもなく、もちろんダンスミュージックでもありません。
今回の『STAR TRAIN』は、てっぺんを取るために闘いに向かう女たちに向かって、中田ヤスタカが書き下ろした「アンセム」だったのです。



そして、この映画は、チームPerfumeから、我々に向けた決意表明を兼ねた公開であって、単なる娯楽作品としてのそれではないようにも感じました。
これが分かったことで、今回の映画が公開された事の意義と、その意味の計り知れない大きさに、こちらももう少し覚悟が必要なのだなあと思いながら、何かを振り払うように、早足で家路についたのでした。