【レポ】『2015 BBQ in つま恋』 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

3回目の開催となった、2015年のつま恋のライブレポです。
本当は見た全てのアーティストの感想を書きたいのですが、それやると莫大な文字数になりますので、出演順にサラサラとやっていきます。
まずは今年のタイムテーブル。
見にくいですが、真ん中がメインステージ。
両サイドがサブステージ。
とにかく休憩タイム無しで矢継ぎ早にドンドン出てくるから水飲む暇さえ無い(笑)。



WEAVER

ピアノロック3人組ユニットの彼らは、いつ聞いても音がイノセント。
軽快で湿り気がなくて、それでいて純朴。
古き良きイギリス紳士のようなサウンドでした。
このつま恋で披露する、マッシュアップ曲。
昨年はPerfumeの曲でしたが、今年はflumpoolの「花になれ」を自分たちの曲とマッシュアップ。
全く違和感なく聞かせる所に実力を見ました。


藤原さくら

ギター弾きながら、英語詩の曲をゆったりと低音のボーカルで聞かせる様は、ギター版のノラ・ジョーンズみたい。
昔、ノラのライブ見たんだけど、20代であんな落ち着いたボーカルしてるくせに、MCで、ステージ脇の大きなモニターに写るアップの自分を指さして、「アップで顔を見られるのは恥ずかしいから、あんまり見ないでね」なんて可愛い事を言うのですよ。
あ、さくらちゃんとは全く関係ない話ですね。


コラボ企画
D セクシーコマンド



Perfumeの、のっちとかしゆかが入ったこの組は、「学園天国」を披露。
もう皆さんご承知のように、のっちとかしゆかがミニのセーラー服で登場。






かしゆかが両手を挙げる度に、白いお腹が見えて、もうこれだけでこの日の全ての記憶が持っていかれました。
でも、のっちは下にアンダーを着ていて、肌は見せず仕舞い。 
やはり、見た目としゃべり方とは裏腹にのっちは正統派の昔ながらのお嬢さん気質なんでしょうね。
ゆかちゃんは、もう少し現代的な気質だから、何をすればお客さんが喜ぶかを考えてくれるのですが、のっちはいわゆる、男性が喜ぶサービスなんて一切しないし、Perfumeの中で自分がそれをする役割ではないと、ある意味割り切っているからしないのかも。


ちなみに、2人のボーカルですが、のっちはPerfumeでの、パキッとした真っ直ぐなボーカルとは違って、ちょっと鼻に掛けて可愛いアイドル仕様の歌声でした。
かしゆかの歌声は、あまり声が聞き取れないくらい控えめな発声だったかも。



ちょっと飛ばして、BEGIN

昨年、ブラジルで初のツアーを行った彼ら。
今年のつま恋では、ブラジルの伝統的なリズムの「マルシャ」を取り入れた音楽を披露してくれました。
この「マルシャ」ですが、もう100年以上前から存在していて、 今や超有名やブラジル発祥の、「ボサノバ」や「サンバ」の基になったリズムだそうです。
昔ながらの2拍子で、ブラジルに移民した多くの日本人にも親しまれた音楽なんですって。
そのマルシャを使ったアレンジで、BEGINのヒット曲をノンストップリレー。
ボク的には、この時間が今年のつま恋のベストバウトでした。


高橋優

複数のアーティストが集うオムニバスライブイベントのレポで何度も書いてますが、アリーナクラスのアーティストが出てくると、それまでのライブハウスアーティストに比べて、遙かに観客の掴み方と煽り方のテクニックのケタが違いすぎる。
武道館を複数日、ソールドアウトさせる優くんの煽りは、明らかにそれまでの若手アーティストのそれより観客の首根っこを掴んで離さないものがありました。



Rihwa

個人的にちょっと好きなアーティスト。
大切な人との別れを書いたという、「春風」という曲をよく聞くと、その歌詞が、「逢いたくてももうこの世にいない人」に対して、少しずつその現実を受け入れて強くなっていく様を歌っているように聴けて、自然に涙が浮かんでくるのですよ。
一度聴いてみてくだされ。


Perfume


セットリスト

1、 Relax In The City
2、 エレクトロワールド
3、 ワンルームディスコ

MC

4、 Pick Me Up
5、 ねぇ

P.T.A.のコーナー

6、 Fake It
7、 チョコレイトディスコ


ちなみに新曲の2曲は、メトロックと同様にテレビバージョンの短縮形。
MIKIKO先生早くぅ!

この日のチーム分けは、「お・う・ま」。
なんでこうなったかというと、前日までの大雨が止んで、太陽が降り注いだ、つま恋会場は、びっしりと生え揃った芝生から水分が蒸発する際に、動物の糞のような、なんともいえぬ臭いがしたのですよ。
ボクが朝にここに入った時には、まるで牛小屋の中に入ったように感じたのですが、あ~ちゃんは、馬小屋の中のように感じていたのですね。
あー、以心伝心やわぁ(笑)。



flumpool

この方々も、今や立派なアリーナアーティスト。
よって、パフォーマンスはもちろん、観客に対してのコミュニケーション能力は当然高い。
ただ、ボーカルの山村くんの煽りを聞いていると、

「盛り上がってますかぁ!」
「まだまだイケますかぁ!」
「歌ってくれますかぁ!」

と、丁寧語での煽り。
これは、先述の高橋優くんも同じ。
普通は、ロック系アーティストの煽りは、もっと荒っぽい言葉遣いでして、アミューズの大先輩のサザンオールスターズの桑田佳祐さんなんか、明らかにそっち系。
じゃ、彼らがやっている丁寧語での煽りをやっているのは誰かといえば、それはアミューズNo.2こと、福山雅治。


「全員に(社会的に)好かれたい」と公言して止まない、マシャの全方位外交は徹底していて、ある程度の脱線が許容される、ラジオのフリートークでさえ、自身のタイアップの企業と商品のアピールを完璧にこなします。
そんな彼ですから、自らのライブでも、ファンに対しても丁寧な言葉遣いをして、万が一でのリスクを回避しているというわけです。


そんな福山雅治のMCを、後輩アーティストが挙って真似ているわけですから、これはアミューズの次期社長候補は、桑田さんではなく、明らかに福山雅治で間違いないでしょう(笑)。


コラボ企画
C ほとんどアッシュ

あ~ちゃんが中心となって、プッチモニの「チョコッとLOVE」をパフォーマンス。
見た感じ、あ~ちゃんがアイデアを出して、プロデュースまでやって、一人で楽しんじゃった感じ。



ポルノグラフィティ

いよいよ大トリ。
会場に来ていた20,000人の観客の半数くらいが彼らのファンだったよう。
明らかに盛り上がり方のケタが違っていた。
でもヒット曲中心のセットリストで構成された彼らのステージは、ファンでなくても十二分に盛り上がれる内容。
ボクもタオルを振り回したり、ジャンプしたり、この日一番楽しみました。


最後に、コラボ企画の優勝ですが、これは観客の拍手と歓声で決めるというもの。
ボクは、のっちチームに拍手を送りましたが、やはりセーラー服に度肝を抜かれたか、優勝はもろろん、セクシーコマンド。


のっち、かしゆか、おめでとう!


3年目を迎えた、このアミューズフェスですが、ここに来て安定感が出て来ました。
また来年お会いしましょうね。