昨日公式に発表されました、３月より始まるPerfumeの対バンツアー「Perfume FES!! 2014」に関連する話の続きです。
国内のツアーがずっと続いた後、オーラスにあるのが、韓国での「Perfume×マキシマムザホルモン」の対バン。
ここで皆さんが疑問に思う事はただ１つ。
「なんで、韓国なの？」でしょう。
でも、この手の種明かしは、大学入試の現代文の読解問題同様、必ず本文中に答えが書かれているもので、Perfume公式ＨＰにある、この日の公演の詳細を見ますと、
[日程] 2014/04/20(日)
[会場] 韓国・UNIQLO-AX
[開場/開演] 18:00/19:00
[出演] Perfume/マキシマム ザ ホルモン
[問い合わせ先] Amuse Korea +82-2-723-2377 （日本語対応可）
この赤字の部分がその答えですね。
しかもご丁寧に現地のオペレーターに日本人、あるいは日本語が話せる人を置いているのですから、明らかにこの勧告公演は、アミューズのアジア事業計画の一環に則ったものだと分かるわけです。
これなら地方続きで、多少の赤字が見込まれるこの対バンツアーにＧＯサインが出たのも理解出来るでしょう。
（先に韓国で、というアイデアがあってから国内が決まったのかもしれませんが）
そして、この日の会場の、UNIQLO-AXですが、こちらは一昨年の『Perfume WORLD TOUR 1st 韓国公演』のAX-KOREAと同じ会場で、どうやら去年にユニクロさんがネーミングライツ契約を結んで名前が変更になったようですね。
つまりこの公演は、会場も主催も出演アーティストも全て日本からで、観客だけ現地の韓国人ファンを出来るだけ集める算段になっているようです。
こうして見ますと、この韓国での「Perfume×マキシマムザホルモン」の対バンライブは、アミューズ（Perfume）側が会場の見立てを済ませて、チケットの差配も宣伝も全て請け負ってくれる所に、マキシマムザホルモンさんが乗っかるのですから、まさに、ホルモンさんにとってはリスク無しで海外プロモーションが出来るわけなんですね。
対バンライブを行う上のメリットとは、主要メディアに打って出るより遥かに少ないリスクで、他のアーティストのファンに、ライブという形のプロモーションが出来るわけですから、対バンの相手は出来るだけ自分より集客力が高いか、バックに大資本を持つアーティストとやるのが最適なのです。
今回のマキシマムザホルモンに関しては、韓国での知名度や売上はよく分からないのですが、このライブ以後に知名度や売上が上がれば儲けもので、もし効果がなくても、彼らからの持ち出しはゼロですから、いずれにしても得しかしないですよね。
同じアミューズ所属という事で、縁もゆかりも無い鹿児島へ飛ばされる、高橋優くんよりはよっぽど有意義な対バンライブという事になりそうです。
（縁やゆかりがあったら教えてくださいまし）
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