2013年のPerfume 最大アウェーな活動は何だったの? | Perfumeとグルメの日記

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昨日発売された、TV.BrosのPerfume連載コラムを読みますと、先週の京セラドーム大阪に続いて、今週は東京ドームライブを3人が振り返っております。
先週の京セラドーム大阪、今週の東京ドーム、この2大ドームライブを振り返っての彼女たちの共通の感想が、



「ドームライブを心から楽しめた」



なんですね。



もちろん、前回2010年の初の東京ドームライブの時から、それと同じくらいの大きな会場でライブをして来た事により、単に場慣れした事もあるのでしょうが、このコラムを読むと、それよりも、昨年2013年の1年間に「大阪+東京のドームライブ4回」で経験するプレッシャーを遥かに超えるくらいの、相当キツイ経験を繰り返して来た事を窺わせるのですよね。
観客側からしたら、あれだけ広いドームだったのに、彼女たちは距離については、凄く身近に感じたと、このコラムでは話していましたから、これらを指して推測するなら、



「あれだけ厳しい事をくぐり抜けて来たから、ドームライブなんて、自分たちへのご褒美みたいなものじゃん」



と言ってるように感じました。



では、昨年の活動の集大成である、2大ドームツアーでさえ、自分たちへのご褒美と感じるなら、その心境にまで彼女たちを至らしめた、2013年のPerfumeの活動は一体何なのでしょう?
ここで思い出されるのは、どこの会場で話したのかちょっと曖昧なのですが(多分東京ドーム初日だったような・・)、かしゆかが、「Perfume World Tour 2nd」の時の外国人の観客のリアクションを指して、



かし:「アンコールで何の曲をやるか、お客さんにアンケートを取って選んでもらったんだけど、自分が選んだ曲以外の曲に決まった途端に、その人たちブーイングするんですよぉ・・・」
と言った後に続けて、「ヒドくないですか・・・」という言葉を言いそうになって飲み込んだんですよ。
ふだん、めったに他人をdisらないPerfumeにあって、さらにその中でもPerfumeのバランス装置である、かしゆかが幾ら認識のギャップがある外国人に対してであっても、自分たちのファンを評して、そんな風に言うのはかなり意外に感じました。
という事は、かしゆかでさえ、こんな風に感じるのなら、他の2人はもっと強く違和感を感じていたのではないか?と。



そういえば、あ~ちゃんが、「日本のお客さんが一番大事!戻って来て欲しいならすぐに言ってね!」って、昨年のどこかのライブのMCで話していたのを覚えているのですが、このかしゆかのトークを合わせて聞くに、Perfumeにとって、もともと海外ライブ自体がプレッシャー、いや、実は乗り気ではないのかも?とも思うようになって来ました。



遡れば、2008年のブレイクからずっと、Perfumeには海外進出の誘いが海外から来ていたのに、彼女たちは非常に慎重に事を進めて参りました。
我々ファンは無責任に、「Perfumeの音楽は海外に通用するのだから、さっさと海外進出して、世界ツアーをやればいいのに」と呟いておりましたが、ひょっとしたら実は、Perfume(ひょっとしたら、のっちだけは例外かもしれませんが)の意思もこれに沿っていたのかもしれません。
世界規模のレーベルである、ユニバーサルさんへの移籍も相当時間を掛けて決断したようですから、もしかするとPerfumeの現状は、本人たちの心底とは違う方向に進んでしまっているのかもしれません。
(あくまで、単なる個人的な危惧ですが)



このコラムを読んだ限りにおいては、今年2014年は、アメリカツアーも良いのですが、もっと安定した国内のライブ活動に軸足を移して欲しいと思うようになりました。
(もう既に今年の活動計画の全てが決まっている事は十分に承知しておりますが)