徳間たんと初めて会ったのは7年前。
見た目は優しそうだったのに初めて掛けられた言葉は、「CD出してあげるから。いい思い出が出来るでしょ」
なんて冷たい事を言う人なんだ!と、その時はすごく驚きました。
でも、大手や外資系のレコード会社のような超有名な企業のCMではなかったけれど、CDをリリースする度にあっちこっち駆け回ってタイアップを取ってきてくれましたね。
「ポリリズム」がヒットしてからはあっという間に時間が過ぎてしまいました。
「GAME」の発売日に、初回盤が売り切れて店頭から無くなった時は、社員総出で紙袋にいっぱい詰めて電車で1軒1軒補充してくれてありがとう。
どう考えても、車に山積みにして回った方が手っ取り早いと思ったけど、「仕事は足で稼げ!」の営業マン魂を教えてもらいました。
その「GAME」初回盤の特典DVDの中身が盛り過ぎなのを心配されると、『これくらい盛っといてちょうどいいんだよぉ!』なんて男気のある事を言ってくれましたね。
でもその割に、初回盤のプレス枚数はいっつも盛りが足らずに、「東京ドームDVD」なんて発売日に初回盤が店頭から無くなったのは今では良い思い出です。
徳間たんからは、「過剰在庫は企業を滅ぼす」という中小企業魂も学びました。
新曲のリリース情報を解禁日前に漏らしまくったり、自らの公式YouTubeを自らの名義で削除させたり、アルバム1位のお祝いに、『\(^o^)/ ヤッタア 』の昭和を思わせるデザインのTシャツを配ったりと、アナタはいつもどこか間が抜けていて、でも憎めなくて、そして愛おしい、居心地の良い会社でした。
でも、私たちはそんな徳間たんの腕の中から旅立ちます。
大きな大きな目標が出来たからです。
日本の音楽の素晴らしさを世界に伝えたいのです。
そして、それが成し遂げられるような気がするのです。
徳間たんと過ごした7年間が、その可能性を育てたのです。
最後に、移籍を認めて下さって本当にありがとうございました。
新しい場所に行っても、徳間たんと共に過ごした頃と同じように頑張るつもりです。
幸いな事に、お世話になる新しい会社も外資系の割にお漏らし体質のあるドジっ子のようで、少し気が楽です。
徳間たん、いや、徳間ジャパンさん。
7年間本当にお世話になりました。
アナタと一緒に過ごせて楽しかったです。
God Bress You!