この曲もブラックテイストなのですが、そこではなく立体的なL-Rの使い方が面白
ブラックテイストなビートのイントロが鳴り始めてすぐに、自分の左の耳の一番外側
あくまでヘッドホンの中心で音は流れているのですが、集中力を斜め後ろに分散させ
さらにボーカル部分に入ると最初の四小節の間、真ん中で聞こえるメインボーカルの
「コインを投げて運で決めるの」
と歌うコーラスが入ります。
続く「勇気ないのね」で左側からブレスの混じったコーラスが加わり、まるで3人が
2コーラス目に入ると、もっとL-Rの使い方が顕著になり、まるで掛け合いをして
「あなたの隙は」
(メインボーカルに右のコーラス)
「わかりやすいけど」
(メインボーカルに左側のコーラス)
「わからないのは」
(メインボーカルに左右のコーラス)
「あの日の事ね」
(LRのコーラスのみ)
「コルクを開けて」
(メインボーカルのみ)
「酔いに揺られて、勇気ないのね」
(メインボーカルに左右のコーラス)
「踏み出せないの?ねぇ」
(メインボーカルのみ)
このように限られた音源を駆使して立体的にボーカルとコーラスを聞かせていくのは