それにしても、本屋さんとか図書館が好きで、そこにいるだけでなんだか落ち着くのであります。
図書館みたいな家に住みたい……と思っていたこともありました。
とはいえ、時間がないのを言い訳に、積読だらけだし、最近は急ぎで仕事に必要な本ばかりを読んでいたような気がするんですけれどね。
(本屋さんや図書館に住みたい、という動機と、本を読みたい、は別のことかもしれない。笑)
幸い?というと語弊があるかもしれませんが、このところは時間があるので、本を読む時間がとれるな~なんて思っていたところに。
SNSで「ブックカバーチャレンジ」なるものが回ってきまして。(毎日一冊7日間、説明なしに本の表紙写真をアップする、というもの)
普段はこういうものはやらない派なのですが、本が好きで、時間もあり、普段とは違うことをやってみるのもいいかな、ということで気楽に参加してみましたら……これがとっても良かったんです。内省的に。
SNSでやらなくてもいいので、ぜひトライしてみていただきたい、と思いまして、私の気づきについてのシェアです。
①たくさんの本の中から7冊を選ぶ、まずそのプロセスが内省になります。
私は今回、「何度断捨離しようとも、この本は残すだろう」という本をセレクトしました。これはまさに、自分の「コア」を表現している本なんですよね。「絞る」ということは「捨てる」ことでもありますし、選択を迫られることになるわけで。
面白いことに私の場合は、ここのところ仕事に使う本ばかり読んでいたにもかかわらず、選んだのは「何に役立つかは関係なく、滋養となる本」ばかりでした。中には、20年以上前に手に入れた本(で、最近まったく開いていなかった本)もありました。
②それをキッカケに、本棚を思い切り断捨離。「今後の人生」が具現化されました。
自粛生活で時間がある、というのもありますが、たまりにたまった本を、思い切って断捨離することにしました。上記のプロセスで、自分のコアがクリアに観えてきて気持ちよかった、というのがモチベーションになったんですね。
本棚にある本を、一冊一冊手に取って、吟味しました。
心の中では「今後の人生も、一緒にいてほしいか、ここでお別れするか」を唱えながら。時々、「わ、これまだ読んでないし、もったいない」「いつか使うかも……」という心の囁きが聞こえてくるのですが、それに耳が持っていかれたら、いったん落ち着いて、「さあ、ところで今後の人生も、この本を生きるんだっけ?」と問い直します。←これがすごく重要だった
そうしていくと、見えてくるんですよね。「あの頃の自分」つまり、「過去の自分」と、「これからの自分」=「未来の自分」が。
本棚には、私がいる。
キャリアコンサルタントをしているので、対話や言葉を使ってこれをやっていくのは常々あるのですが、本棚の整理でこれができる、っていうのは面白い発見でした。なんといってもいいのは、物理的な「モノ」がある、というところです。あたまで考えるだけでなく、モノを手に取って、触って、観て、をすると、よりリアリティを持って、自分の人生に触れられる感覚がありました。
ちなみに、最初は一冊ずつ手に持ってやっていたのですが、「片付けのプロはなんと仰っているかしら?」とこんまりさんメソッドを調べましたら、「本棚の本はすべて出して床に広げて」とあったので、その方法でやってみました。これまた、感覚が違います。
一冊一冊手に取ってやるより、見渡せるので比較ができたり、自分の内的世界の曼陀羅が本によって見える化される、という感じです。
これまたおススメ。
で、結局、3巡、断捨離しました。
かなり減りました〜。3回のふるいを突破した本たちが、今後の私の人生のパートナーです。
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この話を、先日参加したオンライン読書会で話ましたら、本を毎年3分の2断捨離している、という方が「自分の内省に本の断捨離を使う、という発想はなかった。今度はその観点でやってみる」とおっしゃってくださいました。
確かに~。私は自然にやっていたけれど、どんな観点で断捨離するかで、起こることは変わりますね。
ということで、本棚には私がいる。
先日のブログの通り、自粛期間は内省期間にするといい、と私は思っておりますが、本棚のタナオロシはおススメですよ~♪