高校生くらいまでは学校の先生になりたくて、迷わず教育大学に入りました。
※その背景はプロフィールにもあります
が、入学直後に
「自分の目指したい先生像を叶えるには、学校を卒業して学校に就職してしまったら難しいだろう」
と気づき(遅い)、民間就職して数年後に教採を受けようと決め、1年生からずっと、演劇サークルの活動に没頭していました。
(演劇部に入学したといっても過言ではないくらい、授業に行っていなかった。笑)
4年生になり、教育実習へ。
中学2年生のクラスへいきました。
「うちのクラスになる実習生は大変だわぁ…と思っていたのよ」
と担当教官が(愛情こめて)溜息をついた通り、他のクラスより格段に賑やかで、休憩中も大騒ぎ、いろんな意味で目立つ学生が多いクラスに迎えてもらい、とても有意義な時間を過ごしました。
担当教官も、尊敬できる素晴らしい先生で、有り難い指導をたくさんいただき、素晴らしい在り方を見せていただきました。
短い期間でしたが、意義のある仕事だと、あらためて思いました。
そして、この実習中にあったとある出来事(子どもたちと担当教官は関係ない)を機に、熟考のうえ………私は先生になることを辞めました。
担当教官は、
「あなたのような人に先生になってほしいけれど、あなたみたいな人はならないのよねぇ」
と残念そうにつぶやきました。
あれからながーーーーーーい時間が経ち、今年度でその担当教官が定年を迎えます。
今日は、その先生が今、勤めている小学校へ遊びに行ってきました。
ちょうど、学習発表会のようなものがあり、各クラスの出し物を見て回ることができて、楽しかった。
先生とは、久しぶりの再会。
「今でも私は、あなたに先生になってほしかったと思ってるのよ」
ううう………先生、ありがとうございます。
ごめんなさい。
でも、後悔はしていません。
そんな不義理な私でも、こうやってずっとお付き合いいただき、時間をとっていただけることに、感謝しかありません。