今日の話題は、昨年の春ごろにハッと気づいたことなのですが、ずっと書こう書こうと思いながらここまできてしまいました。
やっと、書いてみます。
ある日のことです。
私はすごく家事（その時は衣替え）がしたかったのですが、やらねばならない仕事が溜まっていて、その家事を後回しにせざるを得なくなっていたのですね。
で、そのもどかしさの中でわきあがってきたのが、
「仕事をアウトソーシングして、家事がしたい！」
でした。
今考えれば、まったくもって当たり前の思いですが、当時は、
「えっ？？ ……それも……ありか……」
と自分の思いに戸惑いつつ、戸惑う自分に自分でツッコミをいれるという、変な瞬間。
考えてみると、
「仕事をするために家事をアウトソーシングする」
という発想はあっても、
「家事をするために仕事をアウトソーシングする」
という発想は、あまりなじみがないのではないでしょうか（私だけかしら？）。
たとえば、ワーキングマザーが仕事との両立で悩むとき、仕事をするために家事を外注する、ということにすら、未だにハードルがあったりする中で、
「家事をしたいから仕事をアウトソーシングする」
というのは、ちょっとしたパラダイムシフトかもしれません。
（ここで、「なぜワーキングマザー？」ってのは置いておく。本来、マザーもファザーも、ワイフもハズバンドも、チャイルドも、協力しあうものだと私は思っております）
私は子供がいないので、主に仕事と家事（育児はない）、って話になるわけですが、一昨年の末、抱えきれない仕事をドーンといただいた際に、いろいろな方々の助けを借りながら、
「自分でもできる仕事を、あえてほかの方にやっていただく」
という経験をたくさんさせていただきました。
そう、自分でやれなくもないのだけれど、あえてほかの方にお願いして、自分のからだを空ける、ってことです。
で、話を戻すと……
先述の気づきで発見したのが、私の中にあった価値観、つまり
「仕事が優先。仕事をするために家事をアウトソーシングするのはあり。でも、家事をするために仕事をアウトソーシングするのはなし」
という思い込みがあったのだ、ということでした。
もっといえば、
「家事よりも仕事が上位」
ってことなんだと思います。
えーーーー？？？そうかああーーーー？？？
うわー、なんだこの仕事至上主義。経済至上主義。
・・・・というのが、私の昨年春の気づきでした。
一昨年前、仕事が抱えきれなくなったときに、「自分でもできる仕事」をほかの方にお願いして、空いた時間でヨガに行く、ということをやったりしていました。
お金だけでみれば、自分でできる仕事をほかの方にお願いしているわけですから、お金は「減る」ということになりますが、実はそうではないのです。
仕事をお願いした方にはお金が届く。
私は、空いた時間でヨガをすると心が満たされる。
つまり、
関わった人はみんな豊かさを得ている。
何も減っていない。むしろ、増えている。
ってことなのです。
昨年12月、こんなブログを書きましたが、これもまさに、豊かさが増える選択だと思うのです。
お金が不要だと言いたいのではありません。
お金は大事。
仕事も大事。
でも、家事だって（家庭だって）大事。
趣味だって大事。
友人だって大事。
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無意識に、「仕事があくまで主で、ほかのものは、主とのバランスを取りながら存在させましょう」っていう感覚がありませんでしょうか。
これを取っ払って、すべてをフラットに扱ったときに、何か新しい世界が見えるかもしれません。
というのが、私の体験からのお誘いです。
会社員の方だと、自営の私のように「仕事をアウトソーシングする」ということは簡単にはいかないかもしれません。
けれども、上記の発想のエッセンスを持って、ご自分の今の環境下でできることがあるとするならば、何だろうか？
・・・・ということにアイデアがあれば、私もぜひお聞かせいただきたいです。
パーソナル・ディベロップメント セッション