友人Mから、「従妹が『パイヤータ』をつくったので、いっしょに食べよう!」というお誘いがありました。従妹はマルケ州に住んでいるので、友人Mがマルケに行ったとき、わざわざミラノに持ち帰り、冷凍しておいてくれたのです。その日、私はまったく食べたことの無いこの料理に合わせるワインを持っていくことになりました。しかし、どのような味なのかがわからないので、イタリア人は一般的になにを合わせているのか、とりあえず検索してみることにしました。たくさんのサイトに、「合うワインは『Frascati Superiore(フラスカーティ・スーペリオーレ)』」と書いてあります。ローマの料理だけに、ラツィオのしっかりした白ワインを合わせているようです。私はロゼか赤だと思ったのですが、とにかくまずは王道を合わせてみよう、と思い始めました。お茶目なテーブルセッティングでお出迎えされました😄

友人Mは、野菜の付け合わせをつくってくれていました。私の好物カルチョッフィ入り! cipollina(チポッリーナ), 生のソラマメとグリンピース、レタスをフライパンで炒めていき、塩の代わりにお味噌で味付けしています。

こちらが待ちに待った「パイヤータ」! まだ牛乳だけを飲んでいる子牛の小腸をトマトソースに入れたパスタソースで、小腸がミルクで満たされているため、チーズをたくさんかけたように粒々ができます。しかも、ソースはかなりしっかりした味つけ。水をすごく吸って水気がなくなっているので、友人Mはソースを水で伸ばしています。通常パスタは「リガトーニ」を使いますが、今回はペンネ型のパスタでいただきます。

ファンタスティック! まったく臭くありません。びっくりしたのは、チーズが入っていないのに、まるでパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズやペコリーノ・ロマーノを山のようにかけたような仕上がりになっていることです! じんわりと唐辛子の辛みが加わって、じつにおいしい。小腸はやわらかくてパスタといっしょだとわからないくらい。さっそく持ってきた王道の組み合わせ、フラスカーティ・スーペリオーレを飲んで合わせてみることに。お店で扱っている「Merumalia(メルマリア)」の「DOCG Frascati Superiore Primo Riserva(フラスカーティ・スーペリオーレ・プリモ・リゼルヴァ) 2020年」です。合わなかったわけではありませんが、なにかが欠けています。やはりロゼか赤のほうがしっくりくるのではないかと思いました。次回は、マルケ州のロゼとウンブリア州の赤を持って行って両方合わせてみたいと思います。

付け合わせの野菜も素晴らしい! これだけを焼いたパンに乗せて、クロスティーニにしてもおいしい。

デザートは・・・、生クリームがこんなに!? すごい量です。日本ではどうなのかわかりませんが、イタリアではジェラート屋さんで量り売りしています。ジェラートにもトッピングできるので、お持ち帰りできるのです。家で泡立てるのがいつものことだったので、私には新鮮でした。

冷えたクリーム&生クリーム! どちらも甘すぎず、フレッシュです。

また食べ過ぎてしまいました・・・。Salute!(サルーテ)乾杯!赤ワインキラキラ

              

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