雨続きのイタリア北部。やっと雨が止んだので、ピエモンテに1泊で行ってくることにしました。土曜日に仕事を早く終え、電車に飛び乗って夕食時間になんとか間に合いました! おもてなしの家に着くと、友人ロベルトの妹さんElda(エルダ)と娘さんVittoria(ヴィットリア)がいっしょにアンティパストを用意していました。Sciatt(シャット)というロンバルディア州ヴァルテッリーナでよくつくられている揚げ物を真似していますが、こちらは、余った粉を混ぜていて、チーズは入っていないとのこと。そば粉や全粒粉、Farina00(ファリーナ・ゼロゼロ)などをミックスして、水と塩、少量のグラッパもプラスして揚げます。

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ここのお庭で育っている小さめのSalvia(サルビア)つまりセージと、巨大な葉っぱ、こちらは弟ジャンフランコのお庭のセージ。このフリットは、カリカリでスナック感覚で食べられます。揚げ物は美味しいので、うっかりどんどん食べてしまうので気をつけないと!

塩をふって熱いうちに頂きます。シャットもどきは、外はカリッと、なかはスポンジのようにふんわりしています。

とてもおいしいラビオリを売っていると聞いて、ロベルトが午前中にわざわざそのお店まで買いに行ったものがこちら。すごい量です! 窓のそばにはローマのお菓子 「Ciambelline al vino(チャンベッリーネ・アル・ヴィーノ)」がスタンバイ。ヴィットリアはローマで働いているので、ローマで買ってわざわざ持ってきたお土産です。ワインの入った素朴なお菓子で、「白ワインヴァージョンと赤ワインヴァージョンを買ってきたので、どっちも食べてね」とヴィットリア。

台所では、ジャンフランコがタルタルを味付け。

今回は、赤ワインと塩、胡椒でシンプルに。

ラビオリはフレッシュでも、かなり長く茹でます。ソースはバターとサルビア。中身は牛肉のサルシッチャとパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ。この地方ではフルーティで飲みやすいDolcetto(ドルチェット)種で気軽に食事と合わせますが、Barbera(バルベラ)種もよく飲まれています。どちらの品種もテーブルにありましたが、たまたまバルベラ種を飲んでいたので、ラビオリにこのワインをかけてみます。

この地方ではよく、ラビオリをバターとセージのソースである程度食べたら、後は赤ワインを追加して食べたりするのです。私も真似っこ😉 しかしバルベラ種だったので、酸味がかなり強調されてしまいました。ワインの香り豊かになったのですが、酸味がかなり加わったので、ラビオリのなかのサルシッチャやチーズより角のある酸が勝ってしまった…。やはりバターとセージのほうが好きでした。とにかくお試しあれ!

次の日も晴れました! Nebbiolo(ネッビオーロ)のブドウ畑。

今年は桜が咲いたとたん、ものすごい雨になってしまったので、実がならずほぼ全滅だったそうです。残念・・・。

高いところにいくつかサクランボが!  あまりにも高くて採れず・・・。Noooo!

いたるところにいろいろなバラが咲いていて、いい季節です。

ゆっくりと時間が過ぎるピエモンテの休日でした。Salute!(サルーテ)乾杯!赤ワインキラキラ

              

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