kiyokiyo world Ⅱ -40ページ目

kiyokiyo world Ⅱ

昔の功夫映画ばかりです。

「茅山道人」がパクったベースにした作品があると知り、観てみることにしました。これもまたベースにした作品があるそうです。それはまた今度。

 

1980年の香港映画です。

 

皇后が豪華な食事を前にしても暗い顔つきです。金を2000000両盗まれたからです。護衛の責任者 曹達華さんが調査結果を報告します。皇后は10日以内に解決するように命じます。責任者はそれができる男として陳觀泰さんを推します。

 

ある住居に3人の銀行泥棒が人質を取って籠もっています。そこに陳觀泰さんが駆けつけ、2人をあっという間に倒します。1人は馬に乗って逃げます。彼を追い、殺します。部下の白井學さんは何も持っていなかったのに殺したのはやり過ぎだと陳觀泰さんを非難します。陳觀泰さんは有能ですが、ちょっと容赦ないと思われているようです。

 

陳觀泰さんは宮廷に呼ばれ、金と5人の泥棒を10日以内にどうにかせいと命を受けます。

 

不在時の代わりを頼まれた白井學さんは陳觀泰さんを正義の味方というよりは単なる人殺しだと強く意見します。陳觀泰さんと白井學さんの間には考え方の違いがあります。

 

「京都總捕房」第3部隊から優秀な3人(江島さん、狄威さん、艾飛さん)を伴い、出発します。ずっと彼の元で働いてきた隊長の金彪さんも行きたいと訴え、彼もいっしょに行くことにします。

 

婚約したばかりの召使いの金世玉さんに相当なお金を渡し、旅には連れて行かない予定でした。しかし、10年以上彼に仕えてきた金世玉さんには旅についていかないという考えは全くありません。しかし、お金を受け取るようにと押し切ります。

 

金世玉さんは先回りし、情報屋を追いかけ回して、陳觀泰さんが探している泥棒の情報を聞き出します。金世玉さんも加わって、疑わしい人物の元へ向かいます。

 

貧しい粉屋の主人は陳觀泰さんたちに問い詰められ、実行犯の名前を白状します。金を妻の夏萍さんに残したいという主人を陳觀泰さんは水責めにします滝汗暮らしに困り、犯罪に手を染めた主人が少し気の毒になりました。抵抗する夏萍さんを殴り飛ばし、主人の首を斬り落として、金を回収して去ります。艾飛さんが自分のお金をわずかながら渡して去ります。3人の幼い子どもたちがいるのに。夏萍さんはこれからどうなるのでしょう。

 

荒廃した街の古い寺で1泊することにします。心優しい艾飛さんがやはり傷ついていました。誰もが生きる権利があるのに自分たちが勝手に他人の人生を決めていいものか。今日のあの対処は正しかったのか。この人、さっきの場面で犯人の赤ちゃんを抱いてました。

 

金彪さんは付き合いが長いので、陳觀泰さんは冷たい人ではないとみんなに言います。立場上、冷酷な判断を下すしかないが、本当は心優しい人だと。

 

艾飛さんは街の貧しい人たちに食べ物を届けに行くことにします。(止めろっ!行くなっ!)權永文さんがそれを受け取りますが、目がギラギラ・・・。あぁチーン

 

いつになっても帰ってこない艾飛さんを探しに行っている間に陳觀泰さんは權永文さんたちに襲われています。まきびしみたいなのを床に撒かれて、ブーツなしで歩くのはツラそう・・・。

 

彼らを追い払った後、艾飛さんを探すと結構エグいやられ方をしていました。人を簡単に殺してはいけないと言っていた人が「自分を殺してくれ!」と懇願するなんて。残酷な演出だなと思いました。さすがの陳觀泰さんもためらいます。ようやく彼を苦痛から解放してあげます。涙が出てしまいました。

 

陳觀泰さんは他の泥棒を倒す際も容赦なく首を斬り落とします。權永文さんも捕まります。が、処刑される直前で部下たちがやってきて、逃走します。そして、陳觀泰さんはぐるっと草原に火を点けられ動けなくなります。この戦いで江島さん、狄威さんが命を落とします。江島さんが珍しくいい役でした。權永文さんは頭も手首もガードを着けており、なかなか手強い相手でしたが、脚にガードを着けてなかったので脚を攻撃して倒しました。

 

2人の大切な部下を失くし、凹みます。悪人を倒す=同時に善人も亡くなるというこの訳のわからない状況。金彪さんは疲れから持病が出てきたようで激しく咳き込みます。寝ている側に妻から持たされたかわいいブーツが。陳觀泰さんは自分のマントをかけてあげ、ブーツをもっと近くに置いてあげますハート

 

荒天の中、古ぼけた茶樓を見つけ、中に入ると白彪さんがいました。彼は悪名高い男でした。貧しさが今回のような犯罪を生むと言われ、公的立場の陳觀泰さんは「うむむタラー」となります。彼がこの事件に関わっているという証拠がないため、彼に金を渡し、そして、見逃します。

 

白彪さんは「地獄門」というところで泥棒の1人から金を取り上げ、蠍の矢で殺します。金を集めているところを陳觀泰さんは目撃し、返すように言います。白彪さんは渡すふりをして、蠍の矢を投げ、それが金彪さんに刺さってしまいます。

 

解毒剤を手に入れるべく、必死に白彪さんと戦い、倒します。しかし、解毒剤が入っていると思われたケースは空。「お前は助けられない。」と白彪さんはディスりながら亡くなります。そして、金彪さんは「連れてきてくれてありがとうございます。」とお礼を言って亡くなりますショボーン

 

野宿している場所に戻ると陳觀泰さんが金彪さんに貸したマントがきれいに畳まれていました。奥さんが作ってくれたかわいいブーツはもったいなくて履けず、陳觀泰さんにあげたいと言っていたと金世玉さんから聞き、もういろいろと胸が痛くなります。足手まといだろうなと自覚しつつも、必死にがんばった金彪さんのことを思うとここでも涙が出てしまいました。

 

金玉世さんはけがをしている陳觀泰さんを見て、帰ることを進言しますが、陳觀泰さんは怒ります。絶対にこの任務を遂行したいと思っています。

 

さて、場面は変わりまして・・・。目が不自由な若い娘 尤翠玲さんがいます。傘を作って生計を立てているようです。父親は谷峰さんです。とても仲の良い親子ですが、谷峰さんは盗賊でした。娘はそれを知りません。ただ、父には隠された一面があると感じています。

 

陳觀泰さんは人々が傷つき、死んでいる場所に出くわします。息のある人に水をあげようとしたら、谷峰。胸を刺されます。やられたふりをして、通りがかった人たちからものを盗もうとしていたようです。そこに白井學さんが駆けつけます。どうにか陳觀泰さんを馬に乗せ、逃がします。金世玉さんはここで亡くなります。

 

陳觀泰さんが乗せられた馬は谷峰さんの馬でした。馬は尤翠玲さんの家へ彼を運びます。娘は陳觀泰さんを父の友達と信じ、手当てをします。谷峰さんもけがを負い、へろへろになりながら、娘のところへ戻ります。娘の無邪気な会話からお互い、状況を理解します。

 

盲目の娘の前で刀を見せ合う2人。殺気バリバリ炎娘にバレないように棒読み状態であいさつを交わし、外へ行きます。

 

けが+豪雨の中、2人は戦います。決着がつかないまま谷峰さんは逃げます。追いかける陳觀泰さん。陳觀泰さんは再び白井學さんの援護を得ますが、悪党たちに襲われます。

 

執念深く谷峰さんを追いかけます。白井學さんは「首都は私なしでも大丈夫だけど、首都はあなたが必要だ。」と言って、彼を先に行かせ、自分は悪党たちを抑えて、亡くなります。

 

小屋に隠れていた谷峰さんをついに発見。追い詰めます。しかし、ラスボスは彼ではありませんでした。谷峰さんが持っていた金の量はわずか1000両。これまで捕まえてきた泥棒みんな持っている金の量が少ないのです。

 

実は陳觀泰さんの上司 曹達華さんが首謀者でした。そんなはずはないとキレる陳觀泰さん。だけど、腑に落ちる点が多々思い出されます。

 

谷峰さんたちが2000両奪った後、曹達華さんは200000両奪いました。谷峰さんたちは彼の隠れ蓑だったというわけです。曹達華さんは陳觀泰さんも谷峰さんも殺して、全てを終わらせようとしています。

 

火が点いた矢が放たれ、小屋は燃え始めます。もう助からないと察知した谷峰さんは娘のことを頼んで彼を隠し部屋へ入れます。谷峰さんは満州人が自分に盗賊になることを強いたと話していました。殆どの人が暮らしに困って手を出したということですかね~。

 

そして、曹達華さんは他にこの件に関わる者を殺して、大金をゲット。元華さんが護衛役でした。

 

「犯人はみんな死にました。陳觀泰さんも残念ながら亡くなりました。金の行方はわかりません。」で済ませて、いい気分の曹達華さん。そこに物売りの変装をしていた陳觀泰さんがいきなり襲いかかります。

 

あと少しで彼を殺せるのに有能な護衛である元華さんが邪魔をして、それをさせません。もどかしい!!やっと元華さんを倒し、曹達華さんも倒しますが、椅子にあった仕掛けを作動するボタンを押しており、天井から降ってきた矢で陳觀泰さんも亡くなります。

 

雨の中、傘を差して1人佇む尤翠玲さん・・・傘終わりです。

 

何とも切ないお話でした。「茅山道人」は相当パクってるという噂でしたが、後半の展開はかなり違っていたので別物として楽しめました。

 

陳觀泰さんがとてもよかったです。どんな役を演じていても彼からは高貴なオーラが感じられます。気軽に近づけない遠いところにいるような雰囲気が魅力だなと改めて感じました。

 

「茅山道人」も「萬人斬」も両方名作です。

 

1979年の香港映画です。

 

梁小龍さんも私の好きな俳優さんです。動きがキレッキレで演技も上手いキラキラそして、癒し効果が抜群。今も現役でいてくださって、嬉しいです照れ

 

道場破られ専門家 劉鶴年さんは鶴拳の道場を開いています。そこに高飛さんと楊斯さんたちがやってきて、戦いが始まります。楊斯さんとの戦いで劉鶴年さんは負け、生徒たちは高飛さんと楊斯さんの生徒になってしまいました。

 

谷峰さんは医者です。「王平醫舘」という病院を経営しています。貧しい人からはお金を取らずに看てあげる優しくて腕のいい医者です。息子の梁小龍さんはそれを不満に感じているようです。

 

梁小龍さんは騒動があるとすぐに首を突っ込みたがる落ち着きのない正義感の強い男です。谷峰さんは余計に被害が大きくなることをわかっているので彼を外に行かせたがりません。「見るだけ!」と言い張るので谷峰さんは彼を行かせることにします。

 

谷峰さんってどんな役でもハマるな~。ま、回数を重ねると何か企んでいるのではないかと穿った見方をするようになってしまいますがイヒ

 

劉鶴年さんが道場から引っ張り出され、みんなの前で惨めな姿を晒していました。さすがに放っておけず、梁小龍さんは家へ連れ帰ります。

 

谷峰さんは劉鶴年さんの道場が乗っ取られた噂を聞きます。

 

梁小龍さんが出かけた際、八百屋のお爺さん 江正さんと孫の薇薇さんはトラブルを予見し、けがをしたふりをして彼を足止めします。江正さんはおんぶをしてもらって、後ろからホールド。お年寄りを乱暴に扱っていると思われ、父峰さんにビンタされる梁小龍さん。笑

 

劉鶴年さんを助けたことで梁小龍さん親子は目を付けられてしまいます。陳樓さんが嫌~な役を上手に演じております。

 

谷峰さんは実は鶴拳の使い手でした。鶴拳が嫌いな楊斯さんに執拗に襲われます。梁小龍さんは父を助けようとしますが、みんなに止められます。殺される谷峰さん。悲しいシーンでした。

 

向こう見ずな梁小龍さんだけど、劉鶴年さんが苦しんでいたら谷峰さんも助けただろうから、決して間違ったことはしていないと思います。

 

劉鶴年さんと若い弟子と3人で別なところへ逃げます。まだまだ体調が戻らない劉鶴年さんですが、梁小龍さんに鶴拳を指導することにします。どうやら谷峰さんと一緒に鶴拳を学んだ友達だったようです。

 

道場は乗っ取った人たちが丁寧に生徒たちを指導していて、ちょっとウケました。いいんじゃない。笑

 

ですが、街の人たちからみかじめ料を取ったり、女性にちょっかいをかけたり、少しずつ街の平和を乱し始めます。

 

梁小龍さん、どんどん上達します。林克明さんたちが調子こいているところを倒します。しかし、強烈な仕返しが・・・。ブルースがいない間に彼らはわざわざみんなでやってきて、劉鶴年さんと弟子を殺してしまいます。

 

梁小龍さんは怒りのあまり、彼らの道場へ乗り込みますが、レベルが違い過ぎました。あっさり倒されます。ふらふらになっているところを八百屋の江正さん&薇薇さんが助けてくれます。

 

薇薇さん、結構強い。=江正さんはもっと強いはず。ブルースさんは大人しく彼らの元で療養します。そして、半ば脅すようにして、江正さんに鶴拳を教えてもらう約束を取り付けます。

 

江正さん、態度豹変!梁小龍さんは線香がいっぱい刺さっている板を支えながら、上にいる江正さんとお話~。江正さんたちは革命が起きたとき、清側につき、高飛さんたちは反対勢力についたそうです。そこでの戦いに負けたことで鶴拳を酷く嫌っているということがわかりました。

 

江正さんにびしびし鍛えられます。ジャンプやキックは今回は控えめです。小石が詰まったバケツに突きを入れて指先を鍛えます。彼らが街で野菜を売っている間、ひたすら突きの練習です。小石が粉々になったところで次はくるみ割りです。置いてあるくるみも投げられたくるみも全部砕くことができるようになりました。

 

ある日、陳樓さんたちがやってきます。もう以前のブルースさんではありませんでした。彼らを倒すことができました。しかし、やり過ぎました。危険を感じ、3人は逃げます。途中でボロさんに遭ってしまいます。なんとか彼を倒します。

 

大喜びのブルースに江正さんは恐ろしいことを言います。高飛さんはとても強くて、江正さんも勝てなかったそうです。ただ、彼は高血圧で心臓が弱いのでそこを狙えば勝機はあると教えてくれます。

 

ブルースさんは雀を戦わせる場で雀の動きを見て、自分のスタイルに取り入れることを思いつきます。挑戦状を高飛さんに叩きつけて、ラストバトルにチャレンジです!

 

これまで一切戦う姿を見せてこなかった高飛さん。竹林で激しく戦います。江正さんの助言を思い出し、冷静に慎重に戦います。そして、彼を煽り、血圧を上げて行きます。いつも手にしている煙管は伸びて、棍棒になりました。

 

煙管なしでも強い高飛さん。致命傷となる攻撃がなかなかできません。自身も腹部に攻撃を食らってツラそうですが、梁小龍さんはそれを見せずにがんばり続けます。そして、雀からヒントを得た攻撃をして、彼を倒します。

 

高飛さんを倒した後、お腹を押さえる姿で映画は終わります。無事だといいのだけれど・・・。それが心配になりました。明るさの陰に秘めた苦しみを感じてしまいました。考え過ぎかなタラー

 

高飛さんとの戦いはダイナミックで、技がびしびし決まっており、かっこよかったです。江正さんとの修行シーンは長くてちょっと飽きてしまいましたが、話自体はぶれてないので最後まで楽しめると思いますウインク

 

続きです。

 

この映画の「茅山術」は若い娘さんを裸にして、呪文を書いたり、お札を貼ったりして、下半身から彼女たちの精力を吸い取って強くなるという術でした。大人向けの演出です滝汗

 

8代目のリーダーである梁家仁さんはよろしくない方向に発展してしまった術を葬り去りたいと考えています。白彪さんは宮廷ののものだから、余計なことをしないでほしいと考えています。話し合いをするも平行線のまま。まず、冊子を見つけないと。

 

他の犯人を追いかけている最中に召使いがナイフを胸に受け、亡くなります。白彪さんを庇っての出来事でした。そして、白彪さんが好きなお茶を淹れてあげてとお願いをして亡くなります。白彪さんの活躍を見るのが何よりも好きな召使いでした。また涙出たえーん

 

好きなお茶も彼を思い出すから飲むのがツラくなってしまいますね。白彪さんは年長者の部下にもうお茶は淹れないでくれと言います。

 

傷口に塩を塗るように林伊娃さんは彼を詰ります。自分のかけがえのないものを失ってまで取り組む任務なのだろうか。林伊娃さんの話はそうだよなと思えるところがありました。

 

黄正利さんはまた若い女性から勢力を奪い、「茅山術」のレベルアップを図ります。遂には掌から青いビームを出せるようになります。建物を破壊できるレベルになりましたびっくりそれを目撃した梁家仁さんは白彪さんと一緒に行動した方がいいと考えます。

 

黄正利さんの手下の張復建さんがいると思われる場所に行ったところ、やはり襲われます。白彪さんと年長者、林伊娃さんという万全ではないメンバーで何とかしてこの場を切り抜けなくてはなりません。梁家仁さんが駆けつけてくれたお蔭で助かりましたが、年長者の部下は不意打ちをくらい、亡くなります。

 

張復建さんを追いかけていると、今度は徐忠信さん一味に襲われます。小屋に逃げ込むと張復建さんがいました。白彪さんは彼を殺そうとしますが、外からアランに狙われます。張復建さんは衝撃的な事実を教えてくれます。アランたちは政府の秘密集団であること。そして、父親の2番目の妻の息子の護衛であること。(長い。)自分は黄正利さんの手下ではなく兄弟であること。黄正利さんは皇帝であり、物乞い派で、かつて3番目に偉い人であったこと。

 

黄正利さんは「茅山術」をマスターし、物乞い派のトップになろうとしていたのです。盗まれたと騒いでいたのですが、実際、冊子は宮廷にあったままというわけでした。白彪さんに仕事を命じたのはカモフラージュのためでした。

 

藁でできた小屋に火が投げ込まれます。張復建さんは白彪さんの服を着て、身代わりとなって死ぬことを決断します。そして、白彪さんを下から逃がしてあげます。仇を討つことを約束して別れます。

 

黄正利さんの元へ白彪さん(本当は張復建さん)の首を届けたアランですが、彼もまた秘密を知り過ぎてしまったため、襲われます。仏塔での戦いがなかなか面白かったです。紅白の手下を倒したアランを見て、黄正利さんがスーパーキックをお見舞いします。さすがのアランもダメでした。本当に映えるキック~ポーン

 

傷だらけの白彪さんを救い、梁家仁さんと林伊娃さんの3人はラストバトルへ向かいます。

 

白彪さんも死んだと思っているので調子こきまくっている黄正利さん。白彪さんたちは公衆の面前でいきなり襲いかかります。林伊娃さんは若い女性なので2人は彼女に何もさせたくありませんでした。2人はひたすら護衛を倒して、彼を追いかけます。李海興さんも登場。立ちはだかります。黄正利さんになかなか近づけませんニヒヒ

 

ようやくたどり着きます。白彪さんが生きていたこと、現リーダーが勝負に来たことに驚きますが、術を身に付けているため、余裕で戦っちゃいます。黄正利さんの無敵オーラはすごキラキラ

 

刀を使っても全くダメージを与えることができません。なす術なし・・・。諦めムードが漂い始める中、林伊娃さんは果敢に戦いに挑みます。殴られますが、そのときに彼女が吐き出した血を浴びた黄正利さんは大きなダメージを受けます。

 

酷く取り乱し、術を使えなくなってしまった様子を見て、3人は若い女性の血が「茅山術」の弱点だと知ります。そして、衝撃的なラストを迎えます。そこはお楽しみ。

 

続きを想像します。きっと白彪さんも梁家仁さんも林伊娃さんの凄さに圧倒されたと思います。だって、ある意味、本当のリベンジを彼女は成し遂げたから。

 

最初から彼女はそういう人ではなかったと思います。自己中心的だったし、独りよがりだったし。白彪さんたちと共に過ごした経験があったからこそ、最後、あのような行動が取れたのだと思います。想像の外側からぐいっと引っ張られるようなラストが好きです。

 

アクションもすばらしいし、ちょっとアダルトだし、ちょっとグロいし、そこがこの映画のオススメポイントかなと思います。もっと評価されてもいいと思う映画ですラブラブ

2回目の感想です。HKMDBでもデータが少ない映画ですが、私はかなり気に入っている映画です。

 

キャストを見ると豪華です。武術指導も徐忠信さんと王圻生さん。なぜに知名度が低いのか。

 

1回目に観たときより、設定とかにも詳しくなったので、より深く理解することができました。なので、2回に分けて書きます爆  笑

 

宮廷に10人の泥棒が入り、金の他に「茅山術」の冊子も盗まれました。物乞い派のトップ 梁家仁さんは「少林木人巷」に出てくる建物の前で宮廷側のラマたちに疑われ、襲われます。「茅山術」は物乞い派の術。「茅山術」が盗まれたと知り、首都に向かうことにします。

 

黄正利皇帝は「茅山術」の冊子は値段が付けられないくらい貴重なものだとして、「九門提督府」の總捕頭 白彪さんに犯人を追跡することと冊子の奪還を命じます。

 

5人は亡くなり、あと5人がどこかに潜んでいます。

 

白彪さんの召使いは一緒に出掛けるつもりです。白彪さんは彼が結婚を控えていること、危険なミッションであることを考慮し、彼に大金を渡した上で辞めてもらうつもりです。

 

召使いは街の情報屋を捕まえ、白彪さんがどんな案件に関わっているのかを調べます。

 

梁家仁さんは道中、道教の人たちに襲われます。梁家仁さんを模した人形に針を刺すと苦しみ出す梁家仁さん。どうにか全員を倒しますが、ここでも「茅山術」が使われていました。

 

白彪さんは信頼のおける部下たちと共に旅立っていました。と、そこへあの召使いが・・・。一緒に行くと言って聞きません。根負けした白彪さんは彼も連れて行くことにします。

 

情報屋は豆腐屋の主人が金を売りたがっているという情報を話します。白彪さんたちはまずは豆腐屋へ向かいます。 豆腐屋さん、王圻生さんが演じていたのですね。彼は捕らえられ、正直に話し、金も返します。暮らしに困り、犯罪に手を染めたとのこと。しかし、白彪さんは彼を殺します。心優しい部下は正直に話をしたのにとショックを受けます。事が事だけに妻と娘を殺さなかったのが精一杯の温情でした。

 

彼らと入れ替わるように帰宅した娘の林伊娃さんは衝撃を受けます。

 

召使いにボコボコにされた情報屋は物乞い派の一員でした。梁家仁さんは彼の話から、宮廷も動いていることを知ります。

 

「茅山術」は、物乞い派の歴代リーダーが探していましたが、ずっと見つかりませんでした。梁家仁さんは術が何者かによって宮廷に持ち込まれ、ずっと隠されていたのではないかと考えます。

 

白彪さんが見つける前に自分たちの術を取り戻そうと物乞い派は決心します。

 

若い女性たちを拉致している黒ずくめの男たちを見つけ、梁家仁さんは仲間と共に救出します。追い詰められた1人はいきなり「茅山術」を使い始めます。服を脱いで自分の血でお腹に文字を書いて、呪文を唱えます。お札を付けたら、無敵状態。

 

1人、逃げたので彼の跡をつけます。すると、そこでは妙な儀式が行われていたのでした・・・。裸の女性にお札を貼って、妙な呪文を唱えている黄正利さん。梁家仁さんは彼のことを知りません。あっという間に逃げてしまったので、ただただ茫然とするだけでした。

 

心優しい部下は寝る前にホームレスの人たちに食べ物を持っていきます。しかし、彼らはホームレスではなく、刺客でした。

 

林伊娃さんは父の復讐のために彼らについてきていました。彼らが娘に構っている間に白彪さんは刺客に襲われ、優しい部下は致命傷を負って苦しんでいました。

 

前回も涙が出てしまったシーン。また、涙しちゃいました。部下が「自分は殺人がとても嫌だからしてほしくない。けれど、今は自分を殺してほしい。」と白彪さんに自分を殺すようお願いをするのです。大切な部下を殺すなんて・・・。しかし、助かる見込みのない状態で苦しむ彼をそのままにしておくのもまた耐えられないことでした。彼を苦しみから解放してあげます。

 

旅は続きます。ついてくる林伊娃さんに水をあげる白彪さん。優しい・・・。

 

また襲われます。朱客さんが割と目立っていました。どういうポジションのなのかわかりませんでした。激しい戦いでした。結果、2人の部下を失うことに。

 

そして、年長者の部下が体調不良に。しかし、彼も忠実な部下。絶対に一緒に行くと言って聞きません。焚火の端っこにいる林伊娃さんにマントをかけてあげる白彪さん。みんなのことを常に気にかける優しいリーダーなんですね。それでも襲いかかる林伊娃さんですけどアセアセ

 

また旅へ。食べ物がない林伊娃さんに食べ物を渡すよう召使いに言います。召使いは怒りながら渡します。いつも思うのですが、具なしの饅頭?を食べてみたいです。おいしそうに見えて仕方ないです。ここでようやく梁家仁さんと出会います。

 

続く。

 

1971年の香港映画です。

 

皇帝の弟 尹一峰さんが人々から物を取り上げたり、殺したり、国境をずらしたり、好き放題やっています。側近は安定の詹森さん。

 

領土を取られた側の陳鳳真さんは彼が皇帝の弟であることに怯まず、領土を返すように迫ります。尹一峰さんは彼を槍で殺します。

 

みんな、とても嫌な気分ですが、皇帝の弟であるために何もできません。自分も殺される可能性があるからです。陳鳳真さんのチビ息子にも危機が迫っています。

 

沈勞大臣は信頼のおける房勉大臣に1ヶ月の猶予を与えて、この危機を乗り越える作戦を準備させます。

 

陳鳳真さんはいい領主だったようで、みんな、仇を討つことに燃えます。李麗麗さんもそのメンバー。優しくて、頭のいい房勉さんは彼らに「チャンスを見よう。今は無茶な行動をしないように。」と話し、密かに動き出します。

 

尹一峰さんは自分を襲う動きがあると知りますが、意に介さず。自分は皇帝にかわいがられているからと偉そうにしています。

 

一方。川の上で奥様と一緒に過ごしている凌雲さん。房勉さんが彼に尹一峰さんの暗殺を依頼します。しかし、凌雲さんは結婚したばかり。妻を残して危険なことに手を出すのは・・・。答えを保留にして去ります。

 

あんなに無謀な行動をするなと言われていたのに陳鳳真さんの部下たちは仇討ちに出ます。唐炎燦さん、いらっしゃった。尹一峰さんの輿を担いでいる林正英さんを発見。

 

部下たちは皆、殺されてしまいます。唐炎燦さ~んアセアセ離れたところから歯痒そうに見つめる凌雲さん。そこに更に5人の若者たちが行こうとしていたので、彼は気絶させて止めます。

 

5人は秘密の場所へ連れて行かれます。ギロチン台の前で房勉さんはオコです真顔いろいろ準備をしているのに、彼らが勢いで行動したからです。5人はリベンジに燃えており、房勉大先輩に臆病者とか言っちゃうから房勉さんは激オコ炎

 

さすがに反省する5人・・・。「死は怖くない。失敗したことが悔しい。」と泣き出す5人。ま、実はこれは房勉さんと凌雲さんの計画でした。彼らのやる気と度胸を試したのです。凌雲さんは彼らのボスとなり、本格的に尹一峰さんを倒す計画に取り組みます。

 

その前に新妻の夏凡さんに話をしなくてはいけません。しかし、どうしても言い出せず。ひっそりと旅立つ凌雲さん。

 

家を出て、速攻で狙われます。そして、5人のやる気のあり過ぎる若者たちと合流します。

 

夏凡さんは何も言わずに夫が去ってしまったことを悲しみます。そして、凌雲さんのせいで彼女は人々に恨まれてしまいます。

 

尹一峰さん側は房勉さんが刺客を用意したことを知ります。
 

6人の刺客の1人 翟諾さんは竹のカスタネットみたいなので尹一峰さん側を煽るようなラップをします。李麗麗さんは尹一峰さんが踊り子さんにちょっかいをかけて飲んだくれているところに陰で見ています。遊郭から出てきたところを一気に狙おうとしますが、高鳴さんが尹一峰さんを守ったので、凌雲さんも計画を延期にします。

 

高鳴さんと凌雲さんは顔見知り。お互い、腹の探り合い。

 

古ぼけたお寺で話し合いをしていたら、棺の中から急に声がして、南宮勳さんが出てきます。ヤバい奴かと思ったら、自分たちの味方になってくれました。彼も尹一峰さんを恨んでおり、仇を討ちたいそうです。

 

夏凡さんは別な街へ移動していました。幼馴染の蕭華さんに会います。みんな、凌雲さんを悪人だと思っているようです。涙を流す夏凡さん。

 

蕭華さんは李麗麗さんの跡をつけ、凌雲さんを発見します。凌雲さんが地元を大切にせず、妻を大切にせず、李麗麗さんと仲良くしているのを見て、彼を詰ります。言い返さず、我慢する凌雲さん。

 

蕭華さんは夏凡さんのことを好きだったみたいでものすごい怒り方。夏凡さんは凌雲さんにはちゃんとした理由があると信じています。

 

蕭華さんに頼まれた手紙を夏凡さんが持っていきます。凌雲さんは彼が1人で仇討ちに行ったことを知ります。蕭華さんは捕まり、拷問を受けます。凌雲さん、助けに行きましたが、間に合いませんでしたショボーン

 

拷問を受ける中で蕭華さんは凌雲さんが秘密裏に計画を立てていたことを察します。蕭華さんは直接尹一峰さんをディスり殺されます。

 

凌雲さんの隠れていた場所がバレます。外出している間に尹一峰さんがやってきて、嫁を殺してしまいます。(乱暴もしたっぽい。)帰ってきた凌雲さんを迎える詹森さんたち。南宮勳さんが助けに来てくれます。彼の妻も同じような目に遭ったそうです。優先順位を考えて、まずは逃げます。

 

大臣は尹一峰さんが直接来たのでビビって寝返ります。房勉さんも危険です。陳鳳真さんの地位も財産もちゃんと帰ってくると嘘をつき、房勉さんを安心させます。

 

凌雲さんたちが予想していたより早く予定地へ移動し始めた尹一峰さん一行。ようやくサモさんがはっきり映りました。騙された房勉さんからの手紙でまたしても計画を中断することになります。イラつくみんなムカムカ

 

そして、宮廷からの知らせを聞いて、房勉さんは騙されたことに気づきます。そして、大急ぎで彼らの元に駆けつけ、彼らに真実を伝え、息絶えます。

 

7人は計画を実行します。

 

豪雨の中を移動し続ける尹一峰さんを7人は追跡し、廃屋で休憩しているのを見計らって、襲いかかります。

 

天井をぶち抜いて逃げる尹一峰さん。それくらいの能力があるのならば、輿に乗る必要はないのでは真顔

 

とってもしぶとい尹一峰さんを倒しましたが、生き残ったのは凌雲さんと李麗麗さんだけでした。お互いけがを負っているので助け合いながら、山を越えます。途中、仲間を思い出し、ちょっと切なくなる2人・・・。終わりです。

 

私はあまり凌雲さんの作品を観ていなかったので、今回、しっかり観ることができてよかったです。多くを語らず、行動で意思を示すイケメンさんでした照れ

 

1978年の香港映画です。

 

OPがウケた。手が動く千手観音みたいなものと特訓をする上官靈鳳さんと李隆華さん。よく見ると動きが単一なのですが・・・。ツラそうに修行していました。「鬼滅の刃」でいうと縁壱零式みたいなものですかね。

 

夜中、上官靈鳳さんが古い街を歩いていると白い服を着た男性に声をかけられます。戦うことに。そこに李隆華さんが登場し、白い服の男性を殺します。彼は旅人だと言いますが。本当なのでしょうか。

 

高飛さん、何者かに街に強い剣士が来たことを伝えていました。

 

李隆華さんはいろんな人と戦いたいようです。李超さん、すぐにやられていました。

 

独特な拳法を使う彼の強さは近隣に知れ渡り、戦いたい人たちが出てきます。「萬府」の張翼さん配下の達人たちも行こうとしますが、無益な戦いは止めるようにと行くのを止めさせます。

 

仏像を作っている李隆華さんの元に刺客がやってきますが、彼はすぐに倒します。そして、戦いの前日に刺客を送ってきたことについて文句を言いに行き、みんなを倒します。そして、対戦相手を殺してしまいます。

 

対戦相手は川原さんの弟でした。川原さんは弟の胸に掌の跡があるのを発見。この技を使えるのは張翼さんしかないと考え、張翼さんを襲いに行きます。しかし、彼の方が強く、川原さんは針のたくさん刺さった恐ろしい道具で殺され、手下も同じように殺されてしまいます。

 

張翼さんは自分と同じ拳法を使う李隆華さんを探し出すように手下に命じます。殺すつもりです。

 

妻の江青霞さんと娘が羅烈さんとの勝負に行く張翼さんを止めます。しかし、挑戦を受けないわけにはいかないと出かけます。

 

林の中で李隆華さんは襲われます。上官靈鳳さんはその様子をこっそり見ています。襲ってきた人たちが持っていた札から高飛さんを割り出し、訪ねます。高飛さん、きりっとしてイケメンキャラキラキラ

 

ある条件の下での戦いで勝てたら、誰が首謀者なのか教えてもらえることになります。負けたら、即、死です。そこに上官靈鳳さんもやってきます。

 

上官靈鳳さんがぐいぐい来るので、李隆華さんは彼女に戦ってもらうことにします。高飛さんと上官靈鳳さんの戦い。で、条件がですね・・・。面白いんです!鉄の球に乗って、戦うんです!こんなおバカな対決は初めてです爆  笑

 

滑稽な戦いの末、上官靈鳳さんが勝ちます。李隆華さんは高飛さんから首謀者の名前を聞き出そうとした瞬間、高飛さんは潜んでいた刺客に殺されます。そして、その刺客たちを上官靈鳳さんが殺してしまったので情報を全く得ることができませんでした。

 

上官靈鳳さんは地方の名士である張翼さんが何かを知っていると考え、2人は会いに行きます。彼は殺されていました。犯人は羅烈さんのようです。張翼さんの手下が羅烈さんのところへ行くと、彼は否定し、手下たちは羅烈さんに切られます。

 

江青霞さんは仇を討つために刺客を雇うことを考えます。そして、今まで働いていた人たちに退職金を渡して、「萬府」を閉じます。

 

1人目の刺客はダメダメでした。いろんな人を雇い3回くらい羅烈さんに挑んだようですが、全て失敗したようです。次に雇う予定だった男性が上官靈鳳さんに倒されてしまったので、江青霞さんは上官靈鳳さんに声をかけます。彼女は李隆華さんを推します。

 

李隆華さんは江青霞さんからの話には乗らなかったようですが、娘の話を聞いて、羅烈さんを殺す仕事を引き受けます。娘は殺してくれたら、残りの人生をずっと李隆華さんに捧げるとまで言います。秒でそれは断ります。

 

李隆華さんと上官靈鳳さんは羅烈さんのところへ行きます。やってないものはやってないと言われます。そして、疑わしい男性の名前を告げて、去ります。

 

顔を見せない謎の男性は2人のことを警戒しているようです。

 

疑わしい男性がいる生死門というところへ来た2人はそれぞれ生門、死門を通ります。生門では美しい女性が酒と歌を振る舞い、死門ではゾンビみたいな人たちが襲ってきます。生門はいいところかな~と思っていたら、針だらけの天井が落ちてきます。ここのボスと手下の服についている髑髏ドクロのマークがチープでかわいかったです。彼らのボスは張翼さんが亡くなる前に亡くなっており、張翼さんを殺した犯人ではありませんでした。また手掛かりが消えてしまいましたタラー

 

上官靈鳳さんの父は皇帝から渡された特別な18の拳法を家の寺に大切に保管していました。しかし、寺を襲い9つ奪った人たちがいました。その犯人を捜すために彼女はあちこちを探し歩いてきたようです。李隆華さんも奪われた9つ拳法を探していることがわかりました。この街に1つは存在していると李隆華さんは考えていました。

 

2人で森の中を歩いていると、いきなり僧や尼に勝負に挑まれます。が、1人目とは普通に戦って勝ちます。2人目の尼と竹竿を地面に刺して、いつまでその上に立っていられるか競争をします。上官靈鳳さんが尼に集中力を途切れさせるようなことを言って、勝ちます。

 

次は龍飛さんです。謎の3つの条件を満たした者を殺すという妙な論理をもっていました。意外とあっさり倒されてましたポーン

 

これまでの結果を娘に伝えます。娘から張翼さんの致命傷の話を聞いた李隆華さん。彼は犯人が左利きの短刀使いだと気づきます。

 

羅烈さんは左利き&短刀使いでした。会いに行くとやっぱり否定・・・。短刀は汚れていました。かつて戦いまくっていた時代、羅烈さんの婚約者はそんな彼に失望し、短刀で命を絶った過去がありました。それ以来、決して、その短刀を使って人を殺していないと言い切る羅烈さん。この重い告白に李隆華さんも彼を犯人候補から外さないわけにはいきませんでした。事件が起きたのが張翼さんの自宅近くだったので、もっと家の近くを調査した方がいいのではないかと羅烈さんは指摘します。

 

李隆華さんは張翼さん宅で母子の側で働いている使用人の董力さんを見て、左利きだと気づきます。李隆華さんは彼を疑います。

 

昔々、董力さんはすごいファイターでした。張翼さんの挑戦を受け、負けてしまいました。翼は彼を崖から突き落とし、妻を奪っていったというのです・・・。董力さんは焼き鏝で顔を焼いて顔を変え、彼に近づき、ずっと復讐の機会を狙っていたということでした。

 

真相を知ったからにはただでは帰さないということで李隆華さんは彼に襲われます。李隆華さんは彼を殺しますが、彼の左手が不自由なことに気づきます。董力さんは自分がやったと言っていましたが・・・。不可能です。

 

娘が登場し、衝撃的な告白をします。傷を負っていた張翼さんを自分が殺したというのです。実の父 董力さんの人生をめちゃくちゃにし、江青霞さんを乱暴したのが理由でした。羅烈さんを犯人扱いしたのは自分から疑いを逸らすためだったということでした。そして、娘は自死します。

 

李隆華さんのこれまでの戦い方を見て、上官靈鳳さんは彼の父親か、師匠が9つの拳法を盗んだに違いないと思い、彼に疑いをぶつけます。

 

これを顔を出さない謎の男が見ていました。

 

上官靈鳳さんは盗まれた9つの拳法が戻ってきたと嘘をついて犯人を待ちます。難関をクリアしたものだけに秘密の拳法を教えるという場を設けました。何人かが細い竹の上を歩いてきて、チャレンジしますが、すぐに倒されます。そこに顔を隠した男性がやってきます。妙な彫刻は9つの拳法を説明したものでした。それを手にした男性は偽物だと言い、彫刻を投げます。上官靈鳳さんは偽物だとわかることがおかしいと指摘します。わかるのは盗んだ者だけ。

 

張翼さんは死んでいませんでした。羅烈さんもやってきて、張翼さんを断罪します。自分との戦いをアリバイ作りに使われ、疑いをかけられたことを激しく怒ります。羅烈さんは墓を掘り起こして、死体がなかったことで張翼さんの生存を確信したのです。すごい執念!

 

張翼さんは亡くなったふりをして、誰がこのようなことを計画したか探っていたのでした。

 

李隆華さんを狙っていた刺客は全て張翼さんの手下でした。先に李隆華さんを殺さなければ、自分が殺されると考えていました。張翼さんはかつて窃盗集団を率い、上官靈鳳さんの家族も殺していたことを告白します。

 

張翼さんと羅烈さんの戦いが始まります。そこに上官靈鳳さんも加わります。羅烈さんは敗れます。お次は李隆華さん。同じ拳法で戦います。いい勝負!上官靈鳳さんはこの拳法の弱点は上からの攻撃と以前教えられていたので、彼女は上から張翼さんに攻撃します。

 

そして、細い竹を抜き、彼に刺して、倒します。終わり~。

 

話がわちゃくちゃアセアセ江青霞さんは無理やり張翼さんに連れて行かれたとは思えぬ尽くし方だったな~。どんなに顔を変えてもずっと側にいたら、董力さんが夫だって気づくんじゃないかな~。どうして李隆華さんと張翼さんは同じ拳法が使えたのかな~。盗まれた9つの拳法と残された拳法の違いは何なのかな~。いろいろ疑問が噴出してきました。

 

圧倒的主役は縁壱零式の不思議な仏像です!さすがの翼も今回は負けた・・・。

 

1970年の香港映画。午馬さんが監督と武術指導をしています。


ある一家が悪者たちに狙われ、全員亡くなります。娘の舒佩佩さんは1人留学していました。家族の悲劇を知り、仇を討つために戻ってきます。男装をして、身元がバレないように気を付けています。見事な腕前ですが、ちょっと危なっかしいところもあり、偶然出会った唐菁さんに助けてもらいます。

 

悪者たちは街に2人の強い剣士が来たと知り、警戒します。午馬さんは幹部の1人です。

 

「清茶居」という茶樓で彼らは2人を待ち受けます。舒佩佩さんが殺された一家の情報を店主に訊こうとすると、店内にいた人たちに襲われます。サモさん、発見。唐菁さんにまたしても助けられます。しかし、店主も店員も殺されてしまい、何も情報を得ることができませんでした。

 

唐菁さんは舒佩佩さんの行動が危険なのを心配しますが、彼女はアドバイスを聞きません。

 

舒佩佩さんは石堅さんが経営している客棧へ行きます。石堅さんに家族の話を聞くと、父親と仲がよかったことがわかりました。舒佩佩さんは仇を討つために男装をして、帰ってきたことを彼に明かします。

 

一方、唐菁さんは石堅さんの娘 葉青さんに無理を言って、正規の部屋ではないところに泊めてもらいます。葉青さんのことが好きな従業員に魏平澳さんがいました。

 

客棧で鏢局の人たちが悪党たちに宝を奪われたことを愚痴っていると午馬さんが手下を連れてやってきます。 サモさん、錢月笙さん、林正英さんがおりました~。彼らとバトります。それを見て、舒佩佩さんは戦いに参加します。午馬さんは彼女をバカにした態度を取りますが、自分の攻撃をさっとかわす姿を見て、危険を感じて去っていきます。

 

夜中、舒佩佩さんはまた手下たちに狙われます。そして、また彼らは逃げていきます。

 

唐菁さんは彼女の事情を知り、助けようとしますが、彼女は助けを受け入れません。しかし、彼はこの騒動に関わることを決心します。

 

舒佩佩さんは石堅さんが何か知っていると感じ、尋ねます。しかし、なかなか彼は話をしてくれません。

 

「黒虎嶺に来こい。」という手紙を受け取り、舒佩佩さんと葉青さんは山へ向かいます。どうやら石堅さんは連れ去られてしまったようです。

 

2人はたくさんの敵と戦った末、抑え込まれてしまいます。ここでも錢月笙さん、林正英さんを発見。多分、サモさんもいたと思います。

 

顔を見せないボスの後ろ姿が映ります。舒佩佩さんと葉青さんは捕まります。彼らは自分たちの邪魔をする唐菁さんを捕らえたくて、石堅さんを鞭で叩いて情報を聞き出そうとしているようです。

 

唐菁さんは1人で彼らの本拠地へ向かい、手下たちを倒して、中に入っていきます。

 

唐菁さんも自分の家族を彼らに殺されていたのでした。なので、同じ境遇の舒佩佩さんのことが気になっていたわけです。

 

魏平澳さんが舒佩佩さんと葉青さんを助け出します。そして、ボスが顔を見せます。石堅さんでした~!!拷問は嘘でした。舒佩佩さんたちを騙していたのです。

 

舒佩佩さんと葉青さんは手下たちと戦い、唐菁さんは山の険しい場所で石堅さんと戦います。魏平澳さんは途中で亡くなります。

 

石堅さんと葉青さんは血の繋がった親子ではなかったようです。戦いの末、葉青さんも亡くなります。

 

唐菁さんと石堅さんが戦っているところに舒佩佩さんも駆けつけ、1対2で戦います。石堅さんを倒して終わります。無事に仇を討つことができました~。

 

足場の安定しないところで剣を持って戦う3人がすごいと思いました。特に石堅さんは50代後半だったはずなのでびっくり

 

サモさん、錢月笙さん、林正英さんが3、4回生き返ってくれて嬉しかったです。午馬監督のお気に入りだったようでいっぱい出ていましたニコニコ

 

内容の方ですが、石堅さんと葉青さんとの関係をもっと詳しく描いてもよかったように思いました。血が繋がっていないのに育てた理由などがわかれば面白かったかな~と。

 

そして、舒佩佩さんの家と唐菁さんの家の関係があまりよくわかりませんでした。2つの家は仲良しではなく、それぞれ石堅さんとぶつかっていたのか。関係が詳しく描かれていたら、2人で協力して戦う意義がもっと出せたのではないかと思いました。

 

1983年の台湾映画。

 

羅銳さんは功夫を学ぶためにあちこちの道場へ行っています。 王圻生さんを倒し、その道場で教えている拳法を学びました。

 

閻明璋さんはギャンブルしている人たちに火薬を投げ込んでお金をかすめ取るというどうしようもないことをやっていました。追われているところを羅銳さんに助けてもらいます。それから閻明璋さんは彼について歩くようになります。

 

次は荊國忠さんのところへ行きます。弟子を集めるためのデモンストレーションをしていました。やる気満々の羅銳さんを見てビビり、荊國忠さんは弟子に戦わせようとします。そして、弟子も自分もベコベコにされます。立ち去る観客。あらら・・・。

 

閻明璋さんは街の鐘の音を聞いた途端に衣装を替えて、僧侶の姿になりました。実はお坊さんだったのです。お金は盗むし、お酒もお肉も食べちゃうとんでもないお坊さんでした。そして、功夫もそれなりに上手でした。

 

羅銳さんは一緒に寺へ行きます。閻明璋さんが言っていた達人も戒律を守らない変わった僧でした。弟子にしてくれとお願いしますが、断られます。閻明璋さんの助けを受けて、粘ることに。

 

鳥の丸焼きを見て、ほしがる師匠。弟子にしてくれるならあげますと言う羅銳さん。取り合いが修行になってます。食べてる師匠に攻撃をして、型を盗みます。とにかく、攻撃をして実際に倒されることを通して学ぶしか方法がありません。夜は2人で練習です。

 

師匠が頑なに弟子を取らないのは理由がありました。10年前、弟子にした常山さんは実はラマ僧でした。師匠が昔ラマ僧を倒した復讐のために嘘をついて弟子になって、少林寺の秘密の拳法を全部盗んだのです。それが大きなトラウマになっていました。

 

常山さんは行方をくらまし、どこで何をしているのかわかりません。変人師匠の悲しい過去を知り、ちょっと気の毒に思う羅銳さん。

 

勝手に少林寺に出入りしているのを楊雄先生にバレます。張紀平高僧に弟子として学びたいと直訴しますが、断られ、少林寺を出されます。

 

どうすっかな~と思っていた羅銳さんは道場の娘が追われているのを発見し、助けます。道場は常山さんと手下にいきなり襲われ、乗っ取られてしまったのでした。

 

けがをした娘さんを廃屋へ連れて行った後、少林寺へ侵入し、薬を手に入れます。夜、閻明璋さんが食べ物を届けに来たときに常山さんの手下たちがやってきます。3人で戦いますが苦戦します。そこに師匠がやってきて、助けてくれます。ツンデレさんなので口にはしませんが、一応、2人のことを弟子扱いしてくれているみたいです。

 

ツネちゃまは目撃者である娘を殺さねばなりません。早速、手下を従えて登場します。やられる羅銳さんと娘。そこに閻明璋さんが出くわします。閻明璋さんは常山さんが師匠の心の傷をつくった人だとわかります。

 

羅銳さんと常山さんのバトルって・・・。いいですね酔っ払い常山さんのかっこよさが伝わりまくります。

 

閻明璋さんは2人を少林寺に連れて帰ります。楊雄さんはきまりに反していることを叱りますが、すぐに手下がやってきたので、戦うことにします。先生方が戦ってくれたお蔭で彼らは帰っていきました。しかし、また来るはず。

 

張紀平さんは彼らに出て行くよう言います。そこに師匠が登場。羅銳さんを弟子にすると言います。張紀平さんはツネちゃまと同じことが起きることを危惧していました。閻明璋さんも訴えます。悪をやっつけることも少林寺の役目であると。張紀平さんは彼の話を聞き、弟子入りの話を了承します。拳法が暴力にならないよう約束させます。

 

こうして羅銳さんは出家し、師匠の下で修業に励みます。手足につけたゴムバンドを引っ張ったり、よくわからない錘を手足に着けて階段を上ったり、逆さ吊りで腹筋したりとがんばります。3人の関係が強固になっていく様子がしっかり描かれていていいなと思いました。練習を一生懸命サポートする閻明璋さんがかわいい照れ

 

羅銳さん1人で訓練しているところに常山さんが来て、娘の居所を聞きます。そんなの言えるわけがない。戦います。少し攻撃できましたが、まだまだです。そこへ師匠が来て、因縁の対決が始まります。水?血?をやたらと吐きまくりながら戦う2人。師匠役の方の名前がわかりませんが、この方もかなり上手で、いい戦いでした。しかし、師匠は亡くなります。

 

怒りに燃える羅銳さんは仇を討ちたくてたまらず、寺を出ようとします。先生と戦って勝てば、出て行ってもいいと言われましたが、あっさり倒されます。張紀平さんに叱られ、冷静になります。

 

6ヶ月間、床を拭くこと、経典を読むことを課された羅銳さん。修行をしている先輩たちを見ると焦ります。課題の真の理由を理解せず、復讐することばかり考えている羅銳さんを諭す大人しめな先生。先生は心の成長を願っています。大人しめな先生ですが底知れぬパワーを秘めていました。まずは呼吸法を習います。そして、仏の指という秘密の拳法を習います。集中して静かに物事に取り組むことでより強い力が生まれることを学びます。

 

閻明璋さんはトイレ掃除3ヶ月を命じられていました。羅銳さんは彼を巻き込んだことを謝ります。

 

娘さんは尼になろうとしているようです。常山さんの手下が彼女の居場所をつかんでしまいました。そして、常山さんに殺されてしまいます。助けに入った先生も・・・。常山さんは2人の亡骸に挑戦状を着けて、寺に置いていきました。

 

張紀平さんは楊雄さんを連れて行くことにします。常山さんはキラッキラの衣装でラマ式のお祈りをして、気持ちを高めていましたキラキラ

 

そして、戦いの日を迎えます。お年寄り感がすごい張紀平さんがばきばきに動いていてびっくりしました。ギャップがすごいよびっくり

 

閻明璋さんは張紀平さんの部屋の片付けをしていて挑戦状を発見します。

 

羅銳さんと閻明璋さんの仕方がすごかったです。文字通り崖から転がり落ちるようにやってきました。

 

わちゃくちゃな激しい戦いでした。ちょいちょい閻明璋さんも絡みます。仏の指を使い彼を追い詰めていきます。後半はもうプロレスみたいになっていましたアセアセ

 

常山さんは殺されるのかと思った瞬間、張紀平さんが殺してならないと叫び、羅銳さんも攻撃を止めます。「仏の教えを守る。」とクールに立ち去る羅銳さん。殺してもらった方がよっぽどましだと常山さんは自害します。彼なりに反省したようです。その場から去る皆さん。終わり。

 

悪~い常山さんを楽しめます。ストーリーもしっかりしているし、師匠と弟子の関係や友情も丁寧に描かれているので話に入り込むことができました。さすが名作と言われるだけあるなと思いました。張紀平さんのギャップも印象的です。

 

早送りなしで、ワイヤー使用も少なく、ベーシックな演出だったのもいいなと思いました。

 

ラマ僧から見たら、かなり失礼な設定なんだろうなと思いました。そこだけはね・・・。

 

1979年の香港映画。

 

OPは植木鉢の並ぶ中での演武。なぜに?差別化を図ったのかな。

 

ジェネリック成龍こと李藝民さん、ジェネリック袁小田こと陳慧樓さんの映画です。気軽に「醉拳」体験ができます。

 

手足のない余松照さんがお輿に乗せられて、2人の人物に会いに行きます。尋ねて来られた2人は自死します。18年前の事件に関係することだそうです。何があったのでしょうか。亡くなった2人は余松照さんに悪いことをしたっぽいです。気になる始まり方です。

 

さて-。李藝民さんは酒樓で働いています。先輩店員の許不了さんにいじめられています。ホームレスの陳慧樓さんが来たとき、追い返すふりをしてお酒を持たせてやります日本酒

 

李藝民さんは盲目のイケ祖父 古錚さんと暮らしています。武術に優れた人で盲目でもがっつり李藝民さんを鍛えます。厳しいけれど孫想いの優しい祖父。食事にお肉が出ると彼に食べさせます。

 

街で女性たちがチンピラに絡まれました。陳慧樓さんは彼女たちを助けたいと思いますが、どうにもできず。そこへ豆腐を頭に乗せた李藝民さんがやってきます。転ばせて、彼らに豆腐を浴びせます。陳慧樓さんは彼をうまく動かして3人を倒します。成龍さんの映画みたいですね。うまく倒せてよかったけれど、豆腐はどうしよう・・・。また許不了さんにいじめられちゃう。

 

案の定、意地悪なことを言われ、悔しさを堪えながら、木を切りに行きます。

 

また陳慧樓さんに会ってしまいます。関わるとトラブルになるので話すのを断ります。

 

お酒を手に入れるありがたいルートなので李藝民さんにいろいろと話しかけます。そんなとき、さっきのチンピラのボス 馬金谷さんがやってきて、李藝民さんに襲いかかります。馬金谷さんのキックがとってもきれいでした。

 

苦戦する李藝民さんのセコンド役みたいな感じで陳慧樓さんが応援します。最後、手を貸します。あっという間に馬金谷さんを倒してしまいます。びっくりする李藝民さんポーンお酒をあげることになります。李藝民さんばかりが損しているような・・・。

 

メイク濃いめの荊國忠さんたちが物乞い派の人たちに襲いかかっています。川で顔を洗っていた李藝民さんは駆けつけます。少し息のあった男性がよくわからない謎の言葉「月は明るく、水は濁る・・・。」を言って、息絶えます。

 

酒樓に戻ってその言葉を呟いていると陳慧樓さんが鋭く反応します。彼の顔は真剣になり、何もするなと言い残して去ってしまいます。

 

古錚さんと蝴蝶拳の修行をします。身軽な李藝民さんにぴったりの拳法だな~と見入ってしまいました。李藝民さんは目撃したことを思い出すと練習に集中できません。古錚さんは孫がいつもと違うことを察知します。李藝民さんは目撃したことを話します。衝撃を受ける古錚さん。そして、それを二度と口にしてはいけないと厳しく言います。

 

物乞い派がまた襲われます。彼らは18年間リーダー不在でやってきましたが、そろそろリーダーが必要だと言い出します。このままでは皆、殺されてしまうかもしれません。3ヶ月間で新しいリーダー候補を探し出し、選出することになります。

 

街を歩いてリーダー候補探す物乞い派の人々。それを知った顔を隠した謎のボスは物乞い派を潰すように命じます。

 

陳慧樓さんは輪を持ってきて、李藝民さんに自分から輪を取れるかと煽ります。これも成龍さんの映画っぽいですね。動きの早い陳慧樓さんからはやっぱり取れません。

 

朱客さんが物乞い派の1人として登場。小汚い恰好でした。すぐに謎の悪党たちに殺されてしまいました。早い~。

 

この事件を古錚さんに知らせると、なぜか李藝民さんを枝拾いに行かせます。ラスボスの手下3人がやってきました。古錚さんは3人が家に入り込むと窓を閉め、暗闇にします。暗くなればこっちのもの。古錚さん1人で3人をやっつけてしまいます。

 

枝拾いに出かけた李藝民さんはまたも陳慧樓さんと遭遇。そして、荊國忠さんとも遭遇します。荊國忠さんはやられ、「明月荘」という場所に逃げます。陳慧樓さんは追いかけます。

 

陳慧樓さんがべらべら余計なことを話したせいで、李藝民さんは店で荊國忠さんに襲われます。助けもしないで「よくやっている。」とか陰で言ってる陳慧樓さんは最低だと思う・・・真顔親切な女主人が襲われたので李藝民さんはキレます。

 

李藝民さんが蝴蝶拳を使っているのを見て、陳慧樓さんは驚きます。そして、陳慧樓さんはカスタネットみたいな竹の道具を鳴らしながら街中を歩き、物乞い派に古錚さんの存在を知らせます。物乞い派全員が古錚さんのところへやってきます。驚く李藝民さん。会うことを拒む古錚さんに陳慧樓さんはみんなと会うように説得します。古錚さんは物乞い派のリーダーで、陳慧樓さんは古錚さんの兄弟子でした。古錚さんは隠れていた理由をみんなに明らかにします。

 

18年前、ある武術家が殺されました。古錚さんは武術家の臣下 余松照さんを犯人だと疑い、仲間2人と共に彼を襲います。しかし、彼は無実でした。古錚さんは罪を悔やみ、殺された武術家の子どもを引き取り、自分の目を潰したのでした。冒頭で自死した2人は古錚さんの仲間で、李藝民さんは武術家の息子でした。あまりの衝撃と怒りに李藝民さんは「明月荘」に駆け込み、暴れます。

 

中ボスを倒した李藝民さんはラスボスを倒しに行きます。孫榮志さんが父を殺した真犯人でした。地味な格好をしていたのですが、上着を脱ぐと金ぴかのランニングシャツと金色の腕輪キラキラ派手だな、孫榮志さん!

 

途中で輪を使った攻撃にするなど、変化を取り入れたアクションでした。輪で彼をブリッジ状態にして、倒して終わりました。

 

冒頭、手足のない余松照さんが出てきたときはちょっと怖いな~と思いました。そして、やたらと壮大な歌詞ありの曲とかも・・・滝汗

 

だけど、面白いところと真面目なところがバランスよく組み合わさった映画でした。どの俳優さんもキックがきれいに見える演出がよかったです。

 

イケ祖父の古錚さんがかっこよかったです照れ

 

あけましておめでとうございます牛今年もよろしくお願いいたします。

 

2021年、最初に紹介するのも私のお気に入りの映画です。1977年の台湾映画です。

 

龍世家さんは30年間、道場「正義門」を経営し、悪者からみんなを守り、尊敬を受けています。皇帝から「すごい&立派」的な言葉が書かれた看板をいただきました。引退祝いの場を設け、看板を飾ろうとしたとき、何者かが挑戦状のような文書を送りつけてきます。

 

「名誉を受けるのは簡単だけど、チャンピオンになるのは簡単ではない。」という煽り文句を読んだ龍世家さんは自分が本当に強くなければ、この看板は飾らない&飾れないと宣言し、祝いを中断。引退を延期し、娘と弟子3人を連れて、各地にいる7人の達人と戦う旅に出かけます。

 

1人目は龍飛さん。難なく倒します。しかし、龍飛さんはその直後亡くなります。殺したのは龍世家さんではないかと龍飛さんの娘や弟子たちは疑います。

 

次は茅敬順さん。すぐに負けます。見事な技に敬意を表する茅敬順さん。戦いをチラ見している李藝民さん。顔を見せない白髪の老人もチラ見。彼は李藝民さんに龍世家さんの弟子になるように勧めます。いろいろなことを知っていそうな老人です。

 

3人目は錢月笙さん。猴拳で戦います。彼も負けます。また老人が。彼は李藝民さんに龍世家さんの弟子になるように勧めます。いろいろなことを知っていそうです。

 

川を渡ろうとしている一向に李藝民さんは近づき、龍世家さんに弟子入りを志願します。が、全く相手にしてもらえません。李藝民さんがいなくなるのを止めようとする女性がやってきて、彼は船に乗れませんでした。泳いで渡ります。

 

その後も挫けずについて歩きます。いろいろ働きますが、ウケがよくありません・・・。龍冠武さんに止められてしまいます。それでも挫けない李藝民さん。夜、温かいお酒を持って行ってお近づきになろうとします。でも、相手にしてもらえません。お肉を分けてもらっただけでありがたいかも。

 

4人目と対戦します。これまた勝ちます。

 

荒天の中、移動します。濡れたことで龍世家さんは体調を崩してしまい、客棧に行きます。李藝民さんは部屋には泊まれませんが、下にはいられるようです。こっそり様子を見ていた李藝民さんは医者を連れてきます。薬を煎じたり、それはそれはいじらしい。

 

薬を直接渡せないように妨害する龍冠武さんをかいくぐって、自分で薬を飲ませることができました。

 

だけど、兄弟子たちにはまだ受け入れてもらえません。龍世家さんはまだ体調が戻りません。

 

川を渡る際、はりきって龍世家さんと背負う仕事を担当しますが、バランスを崩して川に落ちてしまいます。龍冠武さんにボコられる李藝民さん。深く反省しますしょんぼり

 

娘の燕南希さんは段々彼が気の毒になってきます。翌朝、少し復活した龍世家さんに杖で叩かれます。「お前は愚かだが、ガッツはあるな。」これって脈あり!?

 

龍世家さんが弟子を3人しか取らないのには訳を娘に話します。回想シーンで「少林木人巷」に出てきた場所がちょっと出てきました。自分の師匠が悪い心をもった兄弟子に毒殺された過去がありました。兄弟子は大切な拳法の冊子も奪っていったため、龍世家さんは12の型がある拳法のうち、9つまでしか体得できませんでした。なので、いきなり現れた李藝民さんを弟子にするのをためらっていたのでした。燕南希さんは彼を弟子にしてあげてとお願いします。

 

龍世家さんは突然、客棧の従業員と刺客に襲われます。みんなで戦って追い払います。李藝民さんもへっぽこなりに一生懸命戦いました。その姿を見て、龍世家さんは心を動かされます。

 

5人目の対戦相手は本映画の武術指導もしている元奎先生。前日、刺客を送ったのは彼でした。長刀やら槍やら短刀やらこんなに使っていいのかってくらい贅沢に武器を使った対戦を見せてくれました。すばらしかったですキラキラかっこいい・・・。

 

一緒にいても許される関係にはなりました。(恋人みたい。)龍世家さんは3つの条件を出します。「1.不必要な戦いはしない」、「2.常に礼儀正しく、真面目でいる」、「3.決して人を殺さないこと」です。これらを守ることを約束させ、正式に弟子にします。でも、兄弟子たちからの「かわいがり」がガーン李藝民さん、必死にがんばります。「小子命大」の茶屋がちょっとだけ映っています。

 

兄弟子との差を埋めるべく、1人で修業を重ねます。

 

6人目も倒します。

 

やっぱり体調が戻り切らない龍世家さん。しかし、彼の決心は変わりません。このときの練習で李藝民さんは2人の意地悪な兄弟子たちに勝つことができました。しかし、まだ龍冠武さんには勝てません。李藝民さんは6ヶ月以内に勝つと宣言。龍世家さんにに見守られながら1人で修業です。

 

そして、遂に3人を倒すことができました。よかった!がんばったね、李藝民さん!!

 

7人目は龍世家さんが体調不良なのを考慮して、弟子たちを戦わせて決着をつけようと提案します。優しい。結果、李藝民さんが大活躍し、勝利を収めます。相手側には馬金谷さんがおりました。

 

2年ぶりに帰郷します。これでようやく安心して引退できそうです。そして、李藝民さんを自身の道場の跡継ぎに指名します。

 

李藝民さんは叔父を探しに行きます。彼は実は龍飛さんの息子でした。叔父は彼が強くなるまで犯人を教えないと言っていたのです。この場面はさっき兄弟子たちと修行していた「小子命大」の場所を別角度で利用していました。強くなった今、再び、叔父を探しに来たのです。

 

叔父は彼に龍世家さんが犯人だと伝えます。李藝民さんは白髪の老人に会いに行きます。そして、必殺技を教えてくれる先生を紹介してもらいます。これまた、白髪の老人にそっくりな老人が登場。李藝民さんは残りの3つの攻撃方法が9つの攻撃方法を倒すと老人に言われ、驚きます。

 

看板を掲げ、ほっとしたのもつかの間、李藝民さんが何かを始めようとしていると聞き、弟子たちを連れて、向かいます。

 

父を殺した犯人だと信じ、戦いを申し込む李藝民さん。しかし、龍世家さんは殺してはいません。対戦直後、顔を隠した男が龍飛さんを殺したのです。犯人の脇腹を攻撃したものの、逃げられてしまいました。龍世家さんが駆けつけた姿を見て、周りの人が誤解したのです。

 

納得しない李藝民さんを見て、戦うことにします。李藝民さんを追い詰めても決して止めは刺さないジャック。これはジャックの美学です。

 

そんなジャックに李藝民さんは残り3つの攻撃方法で攻めます。けがを負い、誰に教わったのかと尋ねる龍世家さんを見て、李藝民さんは攻撃を止めます。

 

そこに謎の爺さんがバク宙して登場。李藝民さんに檄を飛ばします。龍世家さんは彼の脇腹の服を破り、傷跡から龍飛さんを殺した犯人だと気づきます。

 

徐忠信さんは老人1も老人2も龍飛殺しも自分だと告白します。ずっと龍世家さんに嫉妬していたのでした。

 

自分の父親を殺した人から秘密の3つの拳法を習っていたと知り、衝撃を受ける李藝民さん。ボコる必要のない龍世家さんをボコってしまったし、悔しさ倍増です炎

 

徐忠信さんは彼らがお互いを憎み合うように仕向け、自分が武術界のトップになろうと目論んでいたのです。

 

激しい戦いの中、龍世家さんは師匠から言われた言葉を思い出し、李藝民さんに適切な指示を与えて、効果的な12の型を活用を行います。2人のがんばりの結果、アランを倒して話は終わります。けがを負った龍世家さんにみんなが駆け寄る姿で終わりです。

 

最後まで秘密のラスボスだったため、5分くらいしかアランの顔を拝めませんでした。残念。

 

アクションもいいし、ひねりのあるストーリーもいいです拍手ちょっと強引なところはありますが。

 

やっぱり私は最後まで戦える師匠が好きみたい。龍世家さんファンにオススメの1本ですウインク