「六刺客」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1971年の香港映画です。

 

皇帝の弟 尹一峰さんが人々から物を取り上げたり、殺したり、国境をずらしたり、好き放題やっています。側近は安定の詹森さん。

 

領土を取られた側の陳鳳真さんは彼が皇帝の弟であることに怯まず、領土を返すように迫ります。尹一峰さんは彼を槍で殺します。

 

みんな、とても嫌な気分ですが、皇帝の弟であるために何もできません。自分も殺される可能性があるからです。陳鳳真さんのチビ息子にも危機が迫っています。

 

沈勞大臣は信頼のおける房勉大臣に1ヶ月の猶予を与えて、この危機を乗り越える作戦を準備させます。

 

陳鳳真さんはいい領主だったようで、みんな、仇を討つことに燃えます。李麗麗さんもそのメンバー。優しくて、頭のいい房勉さんは彼らに「チャンスを見よう。今は無茶な行動をしないように。」と話し、密かに動き出します。

 

尹一峰さんは自分を襲う動きがあると知りますが、意に介さず。自分は皇帝にかわいがられているからと偉そうにしています。

 

一方。川の上で奥様と一緒に過ごしている凌雲さん。房勉さんが彼に尹一峰さんの暗殺を依頼します。しかし、凌雲さんは結婚したばかり。妻を残して危険なことに手を出すのは・・・。答えを保留にして去ります。

 

あんなに無謀な行動をするなと言われていたのに陳鳳真さんの部下たちは仇討ちに出ます。唐炎燦さん、いらっしゃった。尹一峰さんの輿を担いでいる林正英さんを発見。

 

部下たちは皆、殺されてしまいます。唐炎燦さ~んアセアセ離れたところから歯痒そうに見つめる凌雲さん。そこに更に5人の若者たちが行こうとしていたので、彼は気絶させて止めます。

 

5人は秘密の場所へ連れて行かれます。ギロチン台の前で房勉さんはオコです真顔いろいろ準備をしているのに、彼らが勢いで行動したからです。5人はリベンジに燃えており、房勉大先輩に臆病者とか言っちゃうから房勉さんは激オコ炎

 

さすがに反省する5人・・・。「死は怖くない。失敗したことが悔しい。」と泣き出す5人。ま、実はこれは房勉さんと凌雲さんの計画でした。彼らのやる気と度胸を試したのです。凌雲さんは彼らのボスとなり、本格的に尹一峰さんを倒す計画に取り組みます。

 

その前に新妻の夏凡さんに話をしなくてはいけません。しかし、どうしても言い出せず。ひっそりと旅立つ凌雲さん。

 

家を出て、速攻で狙われます。そして、5人のやる気のあり過ぎる若者たちと合流します。

 

夏凡さんは何も言わずに夫が去ってしまったことを悲しみます。そして、凌雲さんのせいで彼女は人々に恨まれてしまいます。

 

尹一峰さん側は房勉さんが刺客を用意したことを知ります。
 

6人の刺客の1人 翟諾さんは竹のカスタネットみたいなので尹一峰さん側を煽るようなラップをします。李麗麗さんは尹一峰さんが踊り子さんにちょっかいをかけて飲んだくれているところに陰で見ています。遊郭から出てきたところを一気に狙おうとしますが、高鳴さんが尹一峰さんを守ったので、凌雲さんも計画を延期にします。

 

高鳴さんと凌雲さんは顔見知り。お互い、腹の探り合い。

 

古ぼけたお寺で話し合いをしていたら、棺の中から急に声がして、南宮勳さんが出てきます。ヤバい奴かと思ったら、自分たちの味方になってくれました。彼も尹一峰さんを恨んでおり、仇を討ちたいそうです。

 

夏凡さんは別な街へ移動していました。幼馴染の蕭華さんに会います。みんな、凌雲さんを悪人だと思っているようです。涙を流す夏凡さん。

 

蕭華さんは李麗麗さんの跡をつけ、凌雲さんを発見します。凌雲さんが地元を大切にせず、妻を大切にせず、李麗麗さんと仲良くしているのを見て、彼を詰ります。言い返さず、我慢する凌雲さん。

 

蕭華さんは夏凡さんのことを好きだったみたいでものすごい怒り方。夏凡さんは凌雲さんにはちゃんとした理由があると信じています。

 

蕭華さんに頼まれた手紙を夏凡さんが持っていきます。凌雲さんは彼が1人で仇討ちに行ったことを知ります。蕭華さんは捕まり、拷問を受けます。凌雲さん、助けに行きましたが、間に合いませんでしたショボーン

 

拷問を受ける中で蕭華さんは凌雲さんが秘密裏に計画を立てていたことを察します。蕭華さんは直接尹一峰さんをディスり殺されます。

 

凌雲さんの隠れていた場所がバレます。外出している間に尹一峰さんがやってきて、嫁を殺してしまいます。(乱暴もしたっぽい。)帰ってきた凌雲さんを迎える詹森さんたち。南宮勳さんが助けに来てくれます。彼の妻も同じような目に遭ったそうです。優先順位を考えて、まずは逃げます。

 

大臣は尹一峰さんが直接来たのでビビって寝返ります。房勉さんも危険です。陳鳳真さんの地位も財産もちゃんと帰ってくると嘘をつき、房勉さんを安心させます。

 

凌雲さんたちが予想していたより早く予定地へ移動し始めた尹一峰さん一行。ようやくサモさんがはっきり映りました。騙された房勉さんからの手紙でまたしても計画を中断することになります。イラつくみんなムカムカ

 

そして、宮廷からの知らせを聞いて、房勉さんは騙されたことに気づきます。そして、大急ぎで彼らの元に駆けつけ、彼らに真実を伝え、息絶えます。

 

7人は計画を実行します。

 

豪雨の中を移動し続ける尹一峰さんを7人は追跡し、廃屋で休憩しているのを見計らって、襲いかかります。

 

天井をぶち抜いて逃げる尹一峰さん。それくらいの能力があるのならば、輿に乗る必要はないのでは真顔

 

とってもしぶとい尹一峰さんを倒しましたが、生き残ったのは凌雲さんと李麗麗さんだけでした。お互いけがを負っているので助け合いながら、山を越えます。途中、仲間を思い出し、ちょっと切なくなる2人・・・。終わりです。

 

私はあまり凌雲さんの作品を観ていなかったので、今回、しっかり観ることができてよかったです。多くを語らず、行動で意思を示すイケメンさんでした照れ