1978年の香港映画。
OPは「大将令」。梁小龍さんたちが技を披露。
街中を我が物顔で歩くチンピラたち。梁小龍さんは尾行して様子を見ます。
案の定、お金が払えない父と娘の家に乗り込み、娘を連れ去ろうとしています。チンピラの1人は梁小熊さん。梁小龍さんを見て、ヤバいという表情をします。(梁小龍さんは「廣東十虎」の1人。)
もう1人のチンピラが彼に襲いかかり、ボコボコにされます。チンピラのボス 麥天恩さんが後から来て、梁小龍さんと戦いますが、彼もあっさりやられます。悔しがる麥天恩さん。
「譚府」で李錦坤さんの弟の結婚式が行われます。「廣東十虎」のメンバーも駆け付けます。白彪さんもいます。
さて、ある寺では老夫婦に山怪さんが怪しいおまじないをしていました。この老夫婦が帰った後、梁小龍さんが依頼人を連れてやってきます。
山怪さんは結構な金額をふっかけてきます。頼んでも値切らないし、偉そうな態度を崩さないので、変装を解き、山怪さんを追い詰めます。梁小龍さんたちは山怪さんが胡散臭いことをやっているのを知っていて、懲らしめようとやってきたようです。
山怪さんは手下を呼び出し、戦い始めます。が、少しずつ追い詰められます。梁小龍さんは逃げる山怪さんを追いかけようとしますが、仲間に止められます。彼らも先ほどの結婚式に参加する予定だったからです。
お婿さんのところへ向かっていたお嫁さん一行。悪者たちに襲われます。お嫁さんだけが輿の中に残されます。悪者たちが彼女を襲おうとしますが、強気で強いお嫁さんは怯まずに彼らと戦います。
お嫁さんは結婚が成立するまで、地面に足をついてはなりません。足場になるものを隠され、困ってしまいます。そこに通りかかったのが韓國材さんと米雪さん。韓國材さんの肩に乗り、どうにかもちこたえます。しかし、韓國材さんと米雪さん2人では負けるのも時間の問題。そこに梁小龍さんが仲間と一緒に通りかかり、あっという間に悪者を追い払ってくれました。
韓國材さんはそのままお嫁さんを肩車して、李錦坤さん宅へ。大歓迎されますが、火がついている道をお嫁さんを背負ったまま歩くよう言われます。気合いで乗り越え、どうにかクリア!熱そう!!
先ほど、お嫁さんを連れ去ろうとしていた悪者のボスが鄭雷さんに助けを求めます。
李錦坤さんは酒樓で働いている甥に劉丹さんを見張るよう頼みます。劉丹さんは鄭雷さんと一緒に来店。手下は陳耀林さん。劉丹さんはこの地域の実力者であり、ボスでもありました。
劉丹さんは李錦坤さんの甥を知っていました。店に立ち寄った甥の嫁を気に入ったので、彼に難癖をつけて、トラブルを起こします。陳耀林さんは甥を殴ります。1人でがんばる甥。白彪さんが助けに入ります。彼の強さにビビる劉丹さんたち。
店主が間に入って、トラブルは収まります。甥はけがを負っていたので、白彪さんが病院に連れていきます。
劉丹さんに見張るよう命じられたもう1人の手下が白彪さんたちの動きを見張り、甥の妻を騙して連れ去ってしまいます。
店主は李錦坤さんにトラブルの報告をしに行きます。ちょうど「廣東十虎」が集まっていました。米雪さんが敵の狙いを鋭く推理。劉丹さんたちにとって「廣東十虎」は邪魔な存在。どうにかして、潰したいようです。
さて、甥の嫁は劉丹さんに襲われそうになっていました。抵抗されたので、彼女を拘束します。劉丹さんを訪ねてきたのは麥天恩さん。2人で彼らを倒す計画を立てます。
「廣東十虎」も敵を何とかしたいと行動を起こし始めます。韓國材さんと米雪さんは家に残って、白彪さんたちは出かけます。
梁小龍さんが入った茶樓で客2人がそれとなく甥の妻が囚われているという情報を知らせます。梁小龍さんは彼らが言っていた廃屋へ向かいます。
韓國材さんたちしかいない道場に麥天恩さんが手下を連れて、乗り込んできます。米雪さんが1人で奮闘していると、韓國材さんが麥天恩さんにすがります。態度を変えないので、韓國材さんも戦い始めます。白彪さんたちが戻ってきたので、麥天恩さんたちは逃げます。
日中なのに不気味な廃屋・・・。2階へ上がると、甥の妻ではない全裸の女性がいました。縛られていたので、助けてあげたのですが、騒ぎ出します。罠に嵌められたようです。劉丹さんがたくさんの手下を伴って登場します。
梁小龍さんは慌てず、彼らを攻撃します。1人でがんばっていると、仲間2人が駆け付けてくれます。
彼らを蹴散らした後、道場へ戻ってくると、けがをした仲間や弟子たちが苦しんでいました。韓國材さんや米雪さんから事情を知らされます。
李錦坤さんともう1人は道場の外側にいた弟の嫁を奪おうとした悪者たちと戦います。李錦坤さんの戦う姿もかっこよい。彼らを追い返して、道場の中に入ります。「廣東十虎」メンバーには劉鶴年さんもいました。
やっと再会できた彼らは劉丹さんを倒すために綿密な計画を練ります。劉丹さんの誕生会を利用することにします。
劉丹さんはお姫様が近くに来ていることを知り、貢物をもって会いに行きます。姫は米雪さんで部下は李錦坤さん。何も知らず、へこへこする劉丹さん。米雪さんは貢物を受け取り、彼の招待を受けます。
劉丹さん宅の前で乞食に扮した韓國材さんたちにたかられる鄭雷さん。イラっとする鄭雷さんでしたが、米雪さんが来たので、トラブルを避けるために彼らにお金を渡します。
米雪さんは到着後、劉丹さんに貧しい人が多いのではないか?税金を取り過ぎてるのではないか?と厳しい質問を投げかけます。焦る劉丹さん米雪さんはすぐに部屋で休むことを希望したので、ほっとします。
夜、再び韓國材さんたち扮する乞食たちがやってきます。追い返そうとしていると、横から梁小龍さんと白彪さんがやってきて拘束している嫁を解放するように迫ります。
米雪さんが拉致られていた嫁を発見し、2階から劉丹さんの悪事を暴きますが、手下に襲われます。1階でも2階でも大騒動が勃発!米雪さんが連れ去られてしまいます。
劉丹さんは武力強化のために江島さんに声をかけます。スケールの小さい強化だな・・・。
「廣東十虎」は米雪さんを助けるためにがんばります。
甥の嫁は助けられましたが、劉丹さんたちに乱暴されたショックで自殺をしてしまいます。彼女の遺書を読んで怒る甥。1人で劉丹さんのところへ乗り込んでいき、殺されてしまいます。
道場の前に屈辱的な手紙と共に甥の遺体が置かれます。「廣東十虎」は激ギレ
米雪さんが囚われている場所へ向かいます。山怪さんも劉丹さんの手下の1人でした。彼も襲ってきます。
戦う10人。韓國材さんが戦うシーンでちょっとコミカルな部分がありました。そこで魚頭雲さんが相手をしておりました。
次に出てきたのは麥天恩さん。梁小龍さんはまた彼と激闘します。最終的に麥天恩さんを蹴って、崖から落として勝ちます。
ムキムキな鄭雷さんが上半身裸になることなく、負けてしまいます。
意外とねばる劉丹さん。米雪さんの命も危ない。韓國材さんが救出します。途中から登場の江島さん。
最終的に劉丹さんは李錦坤さん&韓國材さんコンビによって倒され、江島さんは「廣東十虎」の中の5人によって倒されます。
「廣東十虎」というより「廣東四虎」な感じでしたが、楽しめました。ラスボスが途中から話に加わった江島さんだったため、すかっとしない部分がありましたが、アクションはかなり練られていました。特に梁小龍さんと李錦坤さんのアクションは力強くて美しかったです