「唐山截拳道」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1976年の香港映画。武術指導が龍飛さん。

 

ある道場で子どもたちが葛小寶さんから功夫を習っています。でも、指導が適当なので子どもたちは失望気味。

 

指導は速攻で終了。子どもたち3人が帰る途中、いじめっ子に遭遇します。習ったポージングを構えるものの、棒で叩かれあっさりやられます。一緒にいた女の子に「自分も守れない技を習っているの?意味ないわ。」と言われてしまいます。がっかりして帰る2人。

 

年上の少年の名はブルース。もっと強くなりたいと思っていました。それにはもっと指導力のある師匠を探さなくてはなりません。

 

彼らは古い仏像がある森へ入ります。興味をもって見て回っていると、石像の後ろから白髪の老人が登場。

 

「強くなりたい。いい師匠に教わりたい。」と言う少年たちは彼の前で習ったポーズを見せますが、ダメ出しをされます。老人は師匠になってもいいと言ってくれたので、2人は習うことにします。

 

青年になっても彼から教えを受け続け、ブルース役は少年から何宗道さんへバトンタッチ。後輩もがんばってます。

 

2人で公園の鉄棒でトレーニングをしていると、どこかの道場の生徒たちが広場にやってきます。2人は対戦形式で練習している彼らに近付きます。

 

師匠の教え方は乱暴。ってか、単なるいじめな感じ。なので、生徒たちは消極的です。偉そうな師匠にイラっとした何宗道さんは自分がやりたいと言い出します。そして、師匠を殴って、立ち去ります。あっけにとられる生徒たち・・・。

 

女の子は成長し、何宗道さんを思う素敵な女性になっていました。が、相変わらず功夫バカな彼に困っていました。謝りながらのデート。

 

デート中に5人のチンピラに囲まれます。何宗道さんに絡みたい人たちがいるのです。1人で5人を倒し、GFを連れて逃げます。

 

逃げた先に本当に強そうな男性がいて、彼に向かってきます。GFに隠れているように言い、彼と戦います。

 

が、本当に強かった!互角の戦いとなり、引き分けで戦いを止めます。何宗道さんにとってはそれは負けを意味しました。練習に打ち込み、GFに悔しい気持ちを打ち明けます。

 

しかし、GFは結婚したいと思っていたので、功夫への熱い想いを語られても戸惑うばかり。何宗道さんは幼い頃から苦労の連続だったようで、自分が納得できる何かを得たいと思っていました。そのためにアメリカに行くことも考えているようです。GFは彼のことが好きなので、彼の気持ちを尊重します。

 

何宗道さんは学生生活が終わりに近づき、次の道を考える段階に来ていました。後輩も同じような状況でした。後輩は功夫を極めるより具体的な何かを成し遂げたいと悩んでいました。

 

夜道を2人で歩いていると、白人男性たちが人力車を奪い、遊んでいました。引手は困っていました。何宗道さんは我慢して様子を見ていました。彼らは通りかかった女性にもちょっかいをかけたり、自分たちをバカにするような態度を取ってきたりしたので、後輩が止めるのを振り切って、向かっていきます。

 

あっという間に彼らをボコボコに。逃げる白人男性たち。後輩は何宗道さんのやったことは間違っていないと言ってくれました。

 

2人はGFに会おうとしていたのでした。自宅の庭から女性が出てきたので、声をかけたら・・・!?お母さんでした。お母さんは娘と何宗道さんとの交際をよく思っていなかったので、彼に冷たい態度を取ります。後からできたGFはお母さんに家に戻されます。

 

翌日、2人で会いますが、何宗道さんは「自分みたいなのは君にふさわしくない。もっときちっとした男性と付き合った方がいい。」と言い出します。お互い、愛し合っているのですが、クリアしなくてはいけないことがたくさんあります。

 

後輩が途中で合流。何宗道さんは世界一強い男になると2人に誓い、後輩にもがんばるように言って、活動を本格化させます。

 

大会で優勝し、道場を開いてになり、がんばっている何宗道さん。そこにいきなり山茅さんがやってきます。ボスから命令を受けて、やってきたようです。一瞬、生徒たちはドキドキしますが、あっという間に勝負がつき、ほっとします。何宗道さんの勝ち~!!

 

何宗道さん、実戦練習の最中に女性生徒にデートの申し込みをします・・・。えはてなマークデート中に鉄の棒を持った男性3人に襲われます。山茅さんでした。めちゃくちゃやり返します。

 

京劇のシーン。何宗道さんが客席にいます。アメリカから一時帰国したようです。後輩は京劇の俳優として活躍していました。バックステージで彼の演技を褒めると、師匠に会いに行こうと提案します。

 

師匠は変わらず元気。彼らにこの世を去るまで、功夫の修行を続けるように助言します。

 

その後、GFに会おうとしますが、彼女は実家を出たとのこと。最近の様子は分からないと後輩は話します。困ったなと思ったら、ホテルの外にいました。すごく都合のいい展開が続くなぁ。

 

急いで下に下りると、婚約者が側にいました。ありゃ~ネガティブGFに別れを告げられます。本当はまだ好きっぽいけど。車内から婚約者の声が。涙を拭いて、車に乗るGF。諦めるしかありません。

 

後輩に慰められながら歩いていると、男性たちに絡まれます。依然、戦って引き分けになったあの男性でした。何宗道さんにとってはもう敵ではありませんでした。速攻で倒すと立ち去ります。そして、またアメリカに戻ります。

 

アメリカで待っていたのは山茅さんのボス(日本人?)との面会でした。何宗道さんの強さに目を付けたのです。ボスが関係する大会で優勝し、名を上げます。

 

一方、後輩は心も体もあまり調子がよくないようです。寺へ行って、出家しようとしますが、何宗道さんがやってきて、話を聞きます。(またまた都合のいい展開。笑)

 

後輩は病気から気持ちも調子が悪くなり、仕事ができない状態でした。何宗道さんはまだがんばれると判断し、その場でバク転をするように言います。失敗し続ける後輩でしたが、何宗道さんの激励でできるようになります。大喜びする後輩。無事に舞台復帰することができました。

 

後輩の知り合いの魏平澳さんがやってきます。後輩をTVで売り出そうと考えているようです。後輩は何宗道さんを紹介しますが、魏平澳さんは彼を見下した態度を取ります。

 

その後、何宗道さんはTVで自身の技を見せて、人気を得ます。魏平澳さんは急に丁寧な態度で何宗道さんにすり寄ってきます。

 

とにかく、何宗道さんはあっという間に大スターになります。そして、監督としても活動するようになります。

 

何宗道さんは幸せな家庭を築き、仕事も順調でしたが、ちょっとした虚しさを感じるようになっていました。後輩はアメリカに行く決心をしていました。何宗道さんは彼を激励します。

 

虚しさを抑えきれない何宗道さんは寺に行き、僧と語ります。少し気持ちは落ち着いたのでしょうか。

 

さて、幸せ過ぎる何宗道さんに目を付けた悪党 龍飛さん。手下を送り込みます。

 

が、次の場面では山で睨み合う何宗道さんと龍飛さんの姿が。途中をカットされたのかな?

 

龍飛さんを倒して、下山途中、悪党たちが彼を待っていました。王圻生さんと葛長生さんがいる~!!王圻生さんは手足が長く、本当にスタイルがいい。

 

1人のお年寄りが龍飛さんのボス。意外と強いので何宗道さんは驚きます。4人の手下がミニ斧で襲ってきます。4人を倒すと、速攻で山を下ります。

 

そこから、急展開。後輩は何宗道さん死亡のニュースを知り、衝撃を受けます。大急ぎで帰国します。病院に押しかけ、霊安室を開けて、叫びます。警備員に止められます。

 

そして、李小龍さんの実際のお葬式の映像が流れて終わります。どういうこと!?

 

MVのような、都合のよい展開が続く映画でした。どうして龍飛さんが何宗道さんと戦ったのか、分からない・・・。意味のないシーンが意味なく続く映画でした。

 

ただ、李小龍さんのお葬式の様子が観られたのはよかったです。