「龍門秘指」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1976年の香港映画。

 

サンフランシスコ。羅烈さんと陳惠敏さんが揉めます。羅烈さんを陳惠敏さんが捕まえたがっています。バトった結果、今回は羅烈さんが勝ち~。

 

街を移動する陳惠敏さんを尾行する男。

 

立派な車が豪邸に入っていきます。羅烈さんの家でした。きれいな恋人が彼を迎えます。

 

羅烈さんは李小龍の秘伝の書「精武指」を探し求めていました。手下2人 唐天希さんと梁少華さんに呂小龍さんの知人2人を探し出すように命じます。呂小龍さんは李小龍さんの弟子という設定のようです。

 

知人の1人 張力さん。梁少華さん率いるグループに襲われます。が、張力さんは圧倒的な力で彼らをボコります。情報も得られず戻って、羅烈さんに殴られる梁少華さん。

 

呂小龍さんの家で働いていたという郝履仁さんを監禁。郝履仁さんをボコって、情報を聞き出そうとします。

 

羅烈さんの手下たちは空港で誰かを待ち伏せし、追跡します。その人物が乗っていたタクシーを無理やり停めて、中を見ると誰もいませんでした。手下たちは探し回ります。

 

彼らが探していたのは呂小龍さんでした。ひょいと現れると、華麗に手下たちを倒します。

 

呂小龍さんは実家アパートへ帰ります。母が先月亡くなり、妹はどこかに引っ越したことを管理人から知らされ、ショックを受けます。「美華酒店」に宿泊。電話で友達で女優の苗可秀さんと連絡を取り、会うことにします。

 

呂小龍さんは郝履仁さんからの手紙で「精武指」を探そうと決心して、香港に戻って来たようです。しかし、郝履仁さんは失踪。苗可秀さんは郝履仁さん情報を何ももっていませんでした。

 

苗可秀さんに危険だからアメリカに戻った方がいいと言われますが、呂小龍さんは郝履仁さんと妹の行方、「精武指」の場所が分かるまでは戻らないと宣言します。

 

羅烈さんの手下たちの溜まり場。妹の袁曼姿さんはBFのトラブルに巻き込まれていました。BFが彼らに騙されたため、袁曼姿さんは体を売ることになりそうです。

 

呂小龍さんは仲間から袁曼姿さんの情報を得て、助けに向かいます。娼婦を呼び、更なる情報を得ます。

 

売春系の担当をしている羅烈さんの手下 馮敬文さんは袁曼姿さんを高く売ろうとしていました。彼女を守ろうとしないBF。最低・・・。そこに呂小龍さん、登場。馮敬文さんをビビらせて、袁曼姿さんを連れ帰ります。

 

羅烈さんに怒られる馮敬文さん。羅烈さんは唐天希さん、梁少華さんたちに呂小龍さんを捕まえてくるように命じます。

 

呂小龍さんは苗可秀さんに袁曼姿さんを預けると、友達と合流。彼の情報を基に趙志凌さんを訪ねます。趙志凌さんは快く「精武指」を探す手伝いを引き受けてくれます。

 

直後に伯父が経営している詠春拳の道場を訪ねます。気が急いてしまって、伯父に失礼な態度を取ってしまいます。冷静さを失わない伯父は「精武指」に関する情報を一切教えてくれませんでした。

 

ビリヤード場に張力さんはなぜだか乗り込み、暴れます。陳惠敏さんは彼と戦い、押さえつけます。勝てないと判断した張力さんは捨て台詞を吐いて、立ち去ります。

 

ビリヤードをやっていた男たちに感謝される陳惠敏さん。なんと、彼らのボスは羅烈さんでした。陳惠敏さんは態度を一変させ、彼らをボコボコにしてしまいます。羅烈さんを早く捕まえたくて、イライラしているようです。怖っつガーン

 

さて、趙志凌さん。自身の道場に唐天希さんたちに乗り込まれ、襲われます。背中を刺され、亡くなります。

 

呂小龍さんは伯父に食い下がっていました。彼は「精武指」は戦うための技ではないから、誰にも明かさないし、犯罪は警察に任せるべきだと言って、頼みを断ります。その後、呂小龍さんは趙志凌さんの道場を訪問し、趙志凌さんが亡くなっているのを発見します。

 

羅烈さんと唐天希さんは呂小龍さんを潰そうと画策します。

 

呂小龍さんはやる気満々ですが、苗可秀さんはこの件は警察に任せるべきだと止めます。呂小龍さんたちは仲間の家の電話線が切れていることを心配し、苗可秀さんと袁曼姿さんを置いて、様子を見に行きます。

 

呂小龍さんの仲間は羅烈さんの手下たちに捕まり、居場所を言うように脅されていました。ビリヤードの玉を口に打たれて亡くなります。へ?

 

この間に苗可秀さんたちは誘拐されてしまいます。そして、手下たちは彼女たちを郝履仁さんが拘束されている場所の別な部屋に拘束します。

 

海辺で1人佇む張力さん。陳惠敏さんが彼に声をかけます。張力さんは前回ボコボコにされた嫌な思い出があるので、彼を殴ります。

 

また無駄にバトル。張力さんは彼を羅烈さんの仲間だと思っていました。陳惠敏さんは誤解を解いて、張力さんに手を組もうと提案します。

 

呂小龍さんと友達はあっさり郝履仁さんを発見。郝履仁さん、速攻であっさり「精武指」の在りかを話します。どうやって彼が「精武指」を発見したんだろう?すごく不思議。とにかく、彼が自力でゲットしたようです。

 

「精武指」は石造りの小屋のベッドの下にあるとのこと。立ち聞きしていた羅烈さんたちはニヤリグラサン

 

自分のことはいいから早く行くようにと郝履仁さんは言いますが、呂小龍さんは彼も連れて逃げようとします。手下たちが彼らを倒そうと襲ってきます。郝履仁さんは刺されて、亡くなります。

 

様子を見ていた羅烈さんは呂小龍さんが意外とねばるのを見て、キレます。そして、ボコして、捕まえます。呂小龍さんと友達は捕まえられ、逆さ吊りにされます。

 

梁少華さんたちは郝履仁さんが言っていた石造りの小屋に向かいます。

 

女性たちは力を合わせて、自分たちを縛っていた縄を解き、唐天希さんたちの監視をすり抜けて、逃げ出します。

 

が、部屋を覗いた手下が逃げたことに気づきます。苗可秀さんと袁曼姿さんはまた捕まります。先に捕まっていた謎の女性は逃げます。

 

さて、呂小龍さんたちは・・・!?友達がめちゃ体が柔らかい人で、肩が異常に柔らかい。1人で縄を解きます!呂小龍さんと共に見張りを倒し、小屋に向かいます。

 

梁少華さんは「精武指」をゲットします。スケッチブックにでかでかと「精武指」と書かれた、安っぽい秘伝書・・・。

 

呂小龍さんたちが駆け付け、バトルになります。手下たちを倒し、梁少華さんを追い詰めて、「精武指」を奪還します。苗可秀さんたちが再び捕まったことを友達から聞いた呂小龍さんは友達に警察に通報するように言います。

 

警察署から出てきた陳惠敏さん。偶然、張力さんと遭遇します。陳惠敏さんは張力さんを警察官にならないかと誘います。陳惠敏さんは潜入捜査官でした。身分を記したカードを見せると驚く張力さん。

 

羅烈さんの手下たちが女性を誘拐し、草原にガソリンを撒いて火を点けて、大騒ぎ。呂小龍さん経由で情報を得ていた警察は乗り込んで、彼らを逮捕し、苗可秀さんたちを救出します。そして、麻薬も押収します。

 

山中の隠れ家に逃げた羅烈さんと恋人。羅烈さんは「精武指」がまた手の届かないところに行ってしまい、麻薬を失い、凹んでいました。呂小龍さんが憎い。羅烈さんは復讐することにします。

 

陳惠敏さん、張力さん、友達は3人でにこやかに話をしています。呂小龍さんは秘密の場所で「精武指」の修行をしているとのこと。ツボが描かれた人形がぶら下がっているところで、熱く修行をしている呂小龍さん。シュールな映像だな・・・。とにかく、「精武指」をマスターし、更に強くなります。指が岩に刺さってました。笑

 

苗可秀さんは警察のサポートを断ります。途中から苗可秀さん宅にやってきた呂小龍さんは警察に対して偉そうな態度を取り、苗可秀さんたちに嫌がられます。

 

さて、羅烈さんは馮敬文さんを通じて伯父に接触していました。彼は丁寧に、しっかりきっぱりと羅烈さんと関係を結ぶことを断ります。

 

馮敬文さんが帰った直後、呂小龍さんは伯父を尋ね、自分の「精武指」を披露します。缶ビールを指で開けて飲む呂小龍さん。笑

 

伯父は彼に更に1つ新しい技を教えてあげます。まだ伯父の方が強いっぽい。

 

苗可秀さんたちはTVを見て、寛いでいます。そこにまたまた手下たちが侵入。今回は苗可秀さんを縛って、袁曼姿さんのみを誘拐します。

 

呂小龍さんと友達が苗可秀さんを助け、手紙を発見します。袁曼姿さんを返してもらうには「精武指」を渡す必要があります。

 

ナイトクラブで受け渡し。陳惠敏さんと張力さんも客としてその場に待機。渡す担当は友達。羅烈さんの恋人が来店します。すんなり受け渡しができるのか。しかし、店内が暗くなり、友達は殴られて気絶。陳惠敏さんたちが様子を見に行くと、既に持ち去られていました。袁曼姿さんを返してもらうことはできませんでした。

 

ようやく「精武指」を手にし、少年のように喜ぶ羅烈さん。なんかかわいいな。

 

ずっと陳惠敏さんたちを尾行してきた男を捕まえ、平手打ち。羅烈さん情報を聞き出します。

 

情報を呂小龍さんも聞いたようで、いきなり羅烈さん宅の屋根から登場します。

 

迎える手下たち。李超さんがいます。他の手下は割と簡単に倒せましたが、李超さんは強い。そこに錢月笙さんたちが棒を持って加わります。錢月笙さんたちを倒し、脛からヌンチャクを取り出すと、李超さんと戦います。

 

別行動していた友達は江島さんたちに襲われます。あ、林正英さんもいる~。後から来た張力さんは戦いを挑みます。そして、彼も脛からヌンチャクを2つも取り出します。ヌンチャクさばきは呂小龍さんよりもうまいキラキラ最終的に全員を倒します。

 

お次は陳惠敏さん。こちらもものすごいスピードで手下たちを倒していきます。怖い。殺気がすごい。

 

江島さんは自分のボスの楊斯さんに報告をします。そこにタイミング悪くやってきた友達。楊斯さんに苦しめられます。張力さんが駆け付け、楊斯さんと戦い始めます。江島さんが途中から日本刀を持って、襲いかかってきます。張惠敏さんが参戦してくれたお陰で張力さんたちが勝ちます。

 

呂小龍さんは1人、羅烈さんのところへ向かいます。羅烈さんも「精武指」をマスターしていたので、苦戦します。最後は伯父に教えてもらった技で羅烈さんの目玉をくり抜いて終わりです目

 

やはり陳惠敏さんと張力さんがよかった。この2人は呂小龍さんとはアクションのスピードが違う。まぁ、主役ができる人たちですもんね。

 

この映画に林正英さんが出演しているというのが不思議・・・。袁日初さんと張華さんを見つけることはできませんでした。

 

ストーリーがめちゃくちゃでイライラしました。「精武指」を巡る設定がめちゃくちゃ。伯父と呂小龍さんは李小龍さんを尊敬している割に「精武指」の所在がよくわかっていないっていうのは絶対おかしい。それに勝負を決めた技が伯父が教えてくれた技っていうのもなんかなぁ・・・煽り

 

が、アクションのよさとキャストの豪華さで「まぁ、いいか。」と思った作品でした。