「警察故事」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1985年の香港映画。成龍さん監督。武術指導は成家班。

 

いきなり楚原監督がギャングのボスとして出てきて、びっくりしました。手下の1人が馮克安さん。警察は彼らを一斉検挙しようとしていました。警察官の成龍さん、火星さんたちは極秘任務を言い渡されます。

 

楚原さんが誰かと麻薬取引している場を利用して、検挙を狙います。ところが、手下の1人が火星さんの様子を見て、異常な雰囲気を察知してしまいます。居合わせた成龍さんは火星さんにその手下の尾行を命じます。

 

愛人と噂される林青霞さんが楚原さんに危険を知らせる電話をしたことで、事態が悪化。警察は何も知らない集落の人たちを家に入らせ、ギャングと戦います。

 

成龍さんは林青霞さん殴ると、車に手錠で留めて、戦いに行きます。撃たれた仲間を助け、パニクる後輩を落ち着かせ、成龍さんは更に奥へと進みます。一般人がいるために気軽に発砲できず。

 

道を封鎖されたため、逃げ道を失った楚原さんは手下に崖を走って逃げるように命じます。家や店などを壊しながら駆け下りる車。成龍さんは別な車で追いかけます。すごいシーン。成龍さんの執念深さに圧倒。

 

楚原さんたちは街中に逃げ、バスを乗っ取ります。成龍さんは通りがかった女性の傘を奪うと、バスに引っかけて、飛び乗ります。手下たちは必死で成龍さんをバスから落とします。しかし、これで挫ける成龍さんではない!

 

坂道を下っているバスに先回りして、立ちはだかります。止まる気がないバスを拳銃で威嚇して、止め、楚原さんを逮捕します。

 

成龍さんは成果を収めたので、一躍時の人となります。警察官募集のポスター撮影のときに泥棒役として、曾楚霖さんが出ていました。

 

署長と警部は次の段階の話し合いをしていました。楚原さんを追い込むために林青霞さんの証言が必要不可欠。楚原さんの手下たちは彼女の証言を防ぐために暗殺に乗り出すはずです。

 

彼女の護衛にふさわしい人物は・・・!成龍さんしかいません。

 

釈放される林青霞さん。法廷での証言を命じられます。法的拘束力があるので、やらなくてはいけません。成龍さんは24時間彼女を守るように命じられます。お互い、最悪な印象をもっていますが、どちらも拒否することはできず。

 

林青霞さんだけに秘密の話があると署長から言われ、成龍さんと弁護士は部屋から出されます。が、実際には何も言われませんでした。これにはどういう意味があったのでしょうか・・・。

 

何も言われなかったと答える林青霞さん。しかし、弁護士と成龍さんは気になって仕方ありません。

 

警察署前には楚原さんの手下たちが待っていました。林青霞さんだけが釈放されたことを怒る馮克安さん。

 

面会で弁護士から林青霞さんが釈放されたことを知った楚原さんは彼女の口封じを命じます。

 

林青霞さんは事態を深刻に捉えず、呑気な様子。成龍さんは仕事なので必死に彼女のわがままに付き合いますが・・・。自宅に刺客がやってきます。

 

刺客に襲われる林青霞さん。刺客はなんと火星さん。どうもこれは成龍さんが自分を信用してもらうために仕組んだことのようです。しかし、林青霞さんに花瓶で殴られ、意識朦朧となる火星さん。

 

上司にバレたら大変なことになるので、必死に誤魔化します。更に大理石で殴ろうとする林青霞さん。このままでは火星さんが死んでしまうので、慌てて間に入ります。笑

 

成龍さんは電話線の切れた電話で任務を降りるふりをして、彼女を心配させます。命の危険を感じたので、林青霞さんは成龍さんのいうことに従います。

 

林青霞さんを家へ連れて帰ることにした成龍さんですが、途中で本物の刺客たちに襲われます。すごい勢い。車がボコボコに。林青霞さんが成龍さんの持っていた拳銃を撃ったことで刺客たちは警戒し、逃げます。

 

廃車同然の車を運転しながら、林青霞さんを励まします。帰宅した成龍さん。なんか部屋の様子がおかしい。たくさんの友達が誕生日をサプライズで祝い出しますバースデーケーキ

 

張曼玉さんは成龍さんのGF。しかし、下着姿の林青霞さんを見て、誤解。成龍さんの顔にケーキを押し付けて、立ち去ります。そして、せっかく顔を洗ったのに、訪ねてきた同僚にまたケーキを押し付けられます。

 

成龍さんがシャワーを浴びている間に同僚が張曼玉さんを連れてきて、すぐにいなくなります。林青霞さんと張曼玉さんは気まずい雰囲気に。

 

成龍さんは張曼玉さんがいることを知らずに強がりを言い続けます。優しい林青霞さんは何とか仲直りさせようとします。ムカつく言葉に耐える張曼玉さん。しかし、我慢できずにシャワーを浴びたばかりの成龍さんにまたケーキを押し付けます。

 

必死に謝りますが、彼女の怒りは収まらず。原チャに乗って彼女は帰ってしまいます。

 

林青霞さんは成龍さんの部屋に貼ってあった写真から火星さんの顔を発見。先ほどの出来事が全て嘘だったと理解します。落ち込んでいる成龍さんに意地悪をしてから、寝室に消えます。

 

翌朝、成龍さんは目覚まし時計を止められており、寝坊してしまいます。当然、自分の部屋で寝ていたはずの林青霞さんは既にいませんでした。裁判の証人をすることを嫌がった彼女は逃げたのです。飛び出す成龍さん。

 

裁判所に行き、署長と警部に事態を報告します。そして、そのまま自分も証人として立ちます。張曼玉さんが傍聴席にいたので、デレる成龍さんラブ図太いですね。

 

必死に楚原さんを追い込もうとしますが、楚原さんの弁護士がやり手で検察側は苦しみます。

 

成龍さんは彼女の証言を録音していたことを思い出し、それをみんなに聞かせますが、林青霞さんが成龍さんに意地悪をしていたときの会話しか録音されていませんでした。誤解を招くような会話ばかり。みんな、大爆笑。張曼玉さん、またもやショック!!楚原さんは釈放されます・・・。みんなの笑い者になってしまった成龍さんでした。

 

楚原さんは釈放されたものの、信頼を失っており、麻薬の取引ができない状態に陥っていました。楚原さんは匿っていた林青霞さんの始末を決心します。

 

楚原さんのところに成龍さんの同僚がやってきます。彼は楚原さんのスパイでした。彼が前半ちょいちょい信用ならない行動をしていたのではそういうことだったのか~。楚原さんは成龍さんの始末を命じます。

 

閑職に回された成龍さん。挫けず情報屋の太保さんに林青霞さん関係の情報を集めるように頼んでいました。ここでたくさんの電話がかかってきて、困っちゃう成龍さんがかわいいです。

 

張曼玉さんは文句を言いつつも、彼との付き合いを続けていました。実家に成龍さんを連れて行こうとしますが、仕事で頭がいっぱいの彼に振り回されます。サイドブレーキの利かない車を抑える羽目になり、とんでもないことにガーン

 

太保さんから情報が届きますが、それは馮克安さんの計画でした。太保さんは脅されていたのです。成龍さんは張曼玉さんも車も放置して、タクシーで情報で知った場所に向かいます。

 

手下を倒して、拘束されていた林青霞さんを助け出します。隠れていた複数の手下たちに襲われます。ここでのアクションシーンが生々しくて怖いです。めっちゃ痛そうです。

 

同僚がやってきて安心する成龍さんですが、彼が裏切者であることに気づきます。馮克安さんは2人まとめて殺そうとします。先に撃たれた同僚を手下たちに押し付けると、成龍さんは林青霞さんを連れて屋上へ逃げ出します。

 

そして、かなり下にあるプールめがけて、彼女を投げます。馮克安さんは成龍さんを薬で気絶させると林青霞さんを追います。

 

警察では行方知れずになっていた成龍さんが同僚を殺したことになっていました。馮克安さんが成龍さんが所持していた拳銃で撃ったからです。警部は成龍さんを信じていますが、署長は疑います。

 

成龍さんは拳銃と共に野原に放置されていました。殺さずにスケープゴートにしようとしたようです。弾の数を数え、危険を察知します。

 

こっそり公衆電話で張曼玉さんと連絡を取り、助けを求めます。英雄だった成龍さんは一転して悪人扱いに・・・。張曼玉さんの原チャを借りて、警察へ向かいます。

 

上手く状況を説明できない成龍さんを署長は殺人犯と決めてかかります。一生懸命仕事をしているのに、ねぎらう言葉のない署長。上のことや世間のことしか考えない署長。成龍さん、激ギレ!!

 

取り上げられた拳銃を奪い返し、署長を人質にすると、部屋を飛び出します。警部、同僚の制止を振り切り、車で出ていきます。

 

激昂していたのは成龍さんの演技でした。そして、署長もそれを分かっていました。署長を車から降ろすと、1人で楚原さんを捕まえに行きます。

 

まずは裏切った太保さんに仕返しを。正しい情報を得た成龍さんは張曼玉さんと一緒にスーパーを見張ります。

 

林青霞さんがスーパーにやってきます。こっそり部屋に入ると、引き出しの裏に隠していた紙を剥がし、パソコンに向かいます。

 

楚原さんは成龍さんが逃亡したことを知ります。そして、自分のパソコンのデータを林青霞さんが盗んだことに気づきます。

 

楚原さんもスーパーにやってきます。林青霞さんはすぐに見つかってしまいます。店内は大騒動に。そこに成龍さんも加わります。

 

ひぃ~、失敗したら、大けがするであろう場所での派手なアクション。ドキドキです魂が抜ける

 

林青霞さんと証拠が入った鞄を必死に守ります。手汗握るアクションの連続。立ちはだかる馮克安さん。

 

1Fに投げ落とされた鞄を拾いにみんなが向かいます。張曼玉さんが手下にボコられます。鞄をゲットして、ドヤ顔をする楚原さん。成龍さんは吊り下げられている電飾近くの棒から滑り降りるのです。名シーンの1つ!!これまためちゃくちゃ痛そうな場面ですゲッソリ

 

速攻で楚原さんを捕まえます。ガラスの破片で殺しそうな勢いの成龍さんを署長、警部、同僚が止めます。

 

けがをして泣いている張曼玉さんに気づいて、ようやく正気に返ります。しかし、そこにあの弁護士が来て、あれやこれやと言い出します。限界が来ていた成龍さんは弁護士も手下も、そして、楚原さんもめちゃくちゃにしてしまいます。

 

公衆の面前ではありましたが、「(成龍さんのやったことを)見てなかった。」と警部に答える署長。成龍さん、もっとやりそうな勢いなので止める火星さんたち。終わり。

 

ラストは撮影シーンでお別れ。林青霞さんもがんばったよね~。うんうん!馮克安さんのオフなお顔が見られて嬉しかったです。笑顔がステキキラキラ

 

テンポがよく、クオリティーの高いアクションが満載でした。痛そうだなと思うシーンが多く、自分の体が痛くなりました・・・。笑