「四大門派」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1977年の香港映画。武術指導はサモさん。

 

陳星皇子のところで宴が行われています。しかし、陳星さんはまだ自室にいました。王憾塵さんが彼の登場をイライラしながら待っています。腹心の任世官さんが場を仕切っていました。

 

物乞いの孟海さんがごちそうを嬉しそうに食べまくっています。

 

待ちきれなくなった王憾塵さんは帰ろうとしますが、護衛の林正英さんに帰るのを禁じられ、仕方なく戻ります。任世官さんが護衛からの報告を受け、陳星さんに知らせます。

 

陳星さん、登場。後ろに元華さん。孟海さんは師匠の代わりに来たと、挨拶をし、おどけた様子で彼に近付きます。実は彼は暗殺者でした。急に短刀で襲われます。

 

しかし、陳星さんは武術に長けていました。彼を速攻で倒した直後、サモさんがやってきます。

 

2人は3年ぶりの再会を喜び合います。そこにイライラした様子の王憾塵さんが出てきて、文句を言って帰ります。その態度にキレたサモさんはシンバルを血滴子のように使って、首を斬ってしまうのです。凍り付くみんな・・・ガーン

 

陳星さんは少林派と武當派が宴を欠席したことを知り、怒ります。

 

サモさんと任世官さんは武當派へ行き、奥義書を寄こすように迫ります。部下に錢月笙さん。掌門人は断固拒否します。

 

サモさんたちは暴力で奪おうとします。その態度にキレた掌門人の息子 田俊さん。争いが始まります。鎖を使う任世官さん、かっこいい・・・。錢月笙さんと戦うのは元彪さん。動きが美しい。

 

田俊さんに危険が及んでいると知った掌門人は奥義書を田俊さんに持ってこさせます。サモさんに田俊さんに手出しをしないよう頼みます。

 

掌門人は奥義書に油をかけ、サモさんたちが手出しできないようにします。そして、田俊さんを母のところへ行くよう命じます。田俊さんは悲しみながら逃げ出します。

 

奥義書を回収できると思ったサモさんですが、掌門人はなかなか渡そうとしません。田俊さんがある程度逃げたと考えたところで、火を点けて燃やしてしまいます。サモさんは掌門人を殺します。

 

慌てて火の中から取り出すと、それは偽物でした。田俊さんは本物を抱えて、逃げ出したのでした。追うサモさん一行。

 

ヘロヘロになって逃げた先は古いお寺。中にはかつて少林寺にいた金剛さんがおりました。金剛さんは追いかけてきた任世官さん一行を圧倒します。馮克安さんが手下役。

 

任世官さんたちがサモさん待ちをしている間に金剛さんは田俊さんから事情を聴きます。

 

サモさん、登場~。バトルが始まります。金剛さんがキック多めで戦っているのが、印象的でした。シンバルと多彩な技で攻めるサモさんですが、金剛さんは勝ちます。

 

手下たちを追い返すと、サモさんは金剛さんに謝罪します。優しい金剛さんは彼を許します。金剛さんはシンバルを踏んで粉々にしていました。サモさんは欠片に近付き、お経を唱えている金剛さんの顔に向けて、投げつけます。

 

痛みに苦しむ金剛さん。動揺する田俊さん。サモさんめ~!!

 

手下たちが再び金剛さんを襲いますが、田俊さんを守るという約束を果たすために目が見えない状態でも戦い続けます。

 

が、限界がありました。金剛さんは命の方が大切だと考え、田俊さんに冊子を出すように言います。田俊さんは悔しい気持ちを堪えて、サモさんに渡します。

 

陳星さんは各門派の奥義書を集めるマニアでした。やっと武當の書を手に入れることができて、大満足。でも、まだ空の棚があります。


崑崙派の王俠さんが彼を訪ねてきて、奥義書を渡します。満面の笑みを浮かべる陳星さん。崑崙の刀も欲しがるので、渡そうとします。これは王俠さんの捨て身の作戦でした。いきなり襲いかかります。しかし、陳星さんの方が反応が早かった。トンファーを手にし、王俠さんを倒します。

 

奥義書だけでなく、それに関わるアイテムもコレクションしているのでした。武術マニアの陳星さん。

 

少林寺に潜入させている手下 陳龍さんが3年経っても奥義書を持ち出せないことに激怒。自ら少林寺に向かい、高僧 黃楓さん(監督です。)に会わせろとゴネます。

 

陳星さんのみ会うことを許可されます。任世官さんたちは待つことに。陳星さんは勝手に奥へ進もうとするので、止められます。止める僧にお年寄りメイクの火星さん、鍾發さん。さらに奥には卡薩伐さんと權永文さんが。

 

ようやく会うことができた陳星さんは少林寺に反逆者がいるはずだと黃楓さんを脅します。隠すことがないなら、どこを探してもいいだろうと奥義書がしまってある書庫を見ようとします。少林寺、ヤバい・・・。黃楓さんは断固拒否します。

 

戻ってきた陳星さんは作戦を考えます。片目を失った話せない僧になりすまして、少林寺に入り込みます。がんばるな~。

 

田俊さんは金剛さんにビシビシ鍛えられていました。

 

深夜、陳星さんは手下の協力を得て、書庫に入り、欲しかった奥義書をゲットします。

 

田俊さんは街へ出かけた際、飲食店で馮克安さんを発見します。気になった田俊さんは休憩を止め、彼を追います。地下に入り込み、陳星さんの悪巧みについて語り合う馮克安さんと錢月笙さんたち。それを聞いた田俊さんは彼らを攻撃をします。全員倒したつもりで金剛さんのところに帰る田俊さんですが、実は錢月笙さんは彼を尾行していました。

 

まだ少林寺に潜み、書庫の番をしていた陳星さんはご飯の中に手紙が隠されていることに気づきます。複数の手下が存在しているようです。手下が殺され、金剛さんの居場所がわかったという知らせを読み、怒る陳星さん。茶碗を回収に来た手下に殺害を命じます。

 

金剛さんは考え方の違いで少林寺を去っていました。何とかしたいと焦る田俊さんに戻ることはできないと言います。しかし、少林寺の危機に何もしないのも・・・。田俊さんに自分の遣いである証になる数珠を持たせ、危険を知らせに行かせます。

 

黃楓さんは全ての僧を集め、田俊さんに面通しをさせますが、そこに陳星さんはいませんでした。田俊さんは黃楓さんにいろいろ話を聞いて、変装している陳星さんを発見。彼を殴ります。

 

弱々しい姿を見せて、陳星さんは僧たちを欺き続けます。信じてもらえない田俊さんは話を聞いた隠れ家に僧たちを案内しますが、そこはきれいに埋められており、証拠とはなりませんでした。田俊さんは僧たちに気の毒な人扱いされます。

 

金剛さんは1人でいるところをサモさん&任世官さんに狙われます。手下が錢月笙さんと董瑋さん。靴を盗まれ、家の周りを剣山で囲まれます。家から出ることができません。無理やり剣山の上に立たされ、家ごと燃やされます。

 

悔しい気持ちで帰宅した田俊さんは家が焼かれ、金剛さんが殺されたことを知ります。失意のどん底へ・・・。

 

一方、陳星さんはしつこく書庫の中を調べ回っていました。彼が奥義書を手にした瞬間、止める手が。先輩僧でした。彼を殺すと、物音に気付いた僧たちがやってきます。火星さん、惠天賜さんたち。陳星さんはすばやく身を隠します。そして、陳龍さんを身代わりとして殺して、誤魔化します。

 

田俊さんは髪を切ると、再び少林寺を訪ねます。僧たちにまともに相手にされないのですが、食い下がります。無理に進もうとすると、年配の僧6人に止められます。1人はお年寄りメイクの陳會毅さん。彼らを倒し、奥へ進みます。

 

すると、18人の若い僧たちが登場。林克明さん、趙春さんの他に陳會毅さん、陳龍さんが若い僧役として復活。彼を攻撃してきます。18人の躍動感溢れるアクションがよかったです。田俊さん、これも撃破。

 

お次は卡薩伐さんと權永文さん。激強い2人の攻撃にやられ、田俊さんは背負っていた遺骨を落としてしまいます。遺骨と一緒に入れていた金剛さんの形見。それを見た僧たちは金剛さんの死と田俊さんの本気を知ります。

 

再び、陳星さんに会いに行きますが、彼はおらず。近くの僧が亡くなっていました。探し回ると、黃楓さんを拘束した状態で陳星さんが出てきました。黃楓さんの安全を考えると、陳星さんを攻撃することは難しい。

 

陳星さんは3つの奥義書を寄こすようにみんなを脅します。黃楓さんは連れ去られます。残された僧たちはみんな戦いたくて仕方ありません。しかし、少林寺を守るのも大切な仕事。くじで8人を選びます。卡薩伐さん、權永文さん、火星さん、鍾發さん、林克明さん、陳會毅さん、惠天賜さんたちが選ばれました。彼らは出発します。

 

田俊さんは一足早く任世官さんと戦っていました。田俊さんは意外とスムーズに任世官さんを倒します。陳星さんとサモさんが驚いたところで少林寺の僧たちが到着。激しい戦いとなります。

 

サモさんが次に出てきますが、卡薩伐さん、權永文さんにさっくり倒されてしまいます。

 

ラスボス 陳星さんの出番です。田俊さんが前半がんばります。後半は卡薩伐さん、權永文さんたちが活躍します。

 

劣勢になったため、屋敷の奥に逃げる陳星さん。黃楓さんを人質にして、ねばります。黃楓さんは足手まといになることを考え、自ら柱に頭をぶつけて、命を絶ちます。

 

黃楓さんの行動にショックを受けた2人は激ギレして陳星さんを攻撃します。2人の猛攻に耐えられず、力尽きる陳星さん。

 

悲しみながら卡薩伐さん、權永文さんは黃楓さんを寺へ連れて帰ります。

 

僧たちは彼の亡骸をお墓まで運びます。沈痛な面持ちで後ろを歩く田俊さん。終わり。

 

赤地に白の水玉模様の護衛の衣装がかわいかったです。

 

気になる俳優さんがたくさん!大体、見つけることができました。しかし、鄭真化さんだけはどこにいたのか、わかりませんでした。次に観るときは分かるといいな。

 

presented by kazzpさん(ありがとうございました!!)