「小廣東」 | kiyokiyo world Ⅱ

kiyokiyo world Ⅱ

昔の功夫映画ばかりです。

1973年の台湾映画。

 

左頬に傷のある史仲田さんが1人で歩いています。途中で手下の柯受良さんともう1人と会い、彼らを連れて、どこかへ向かいます。後ろから誰かがついてきています。

 

道端で賭けをしている4人組。1人は侯伯威さん。史仲田さんはある人物を探していました。

 

直後に龍飛さんがやってきて、4人の邪魔をします。ついてきていたのは龍飛さんでした。

 

木材工場に史仲田さんはやって来て、工場長の關洪さんと面会します。彼は史仲田さんの知り合い。史仲田さんはちょっと前に刑期を終えてきたようです。

 

史仲田さんは關洪さんの師匠の妻を探していました。居場所を知らないと言い張る關洪さん。史仲田さんは彼を殴ります。従業員が止めに入ります。みんなをボコボコにし、史仲田さんは帰っていきます。従業員だった龍飛さんだけが険しい表情で傍観していました。

 

史仲田さんが移動する後ろを尾いていく龍飛さん。

 

屋外の飲食店で謝興さんが待っていました。史仲田さんは妻が持っていると思われる銀を探していました。もし、発見できたら、山分けしようと提案します。謝興さんは何者かが史仲田さんを見張っているから、気を付けるようにと言います。龍飛さんのことかな。銀に関わって、多くの人が絡んでいるようです。

 

師匠の息子 衛子雲さんは凄腕ギャンブラーらしい。手がかりを見つけるには賭博場に行くのがよさそうです。立ち去る史仲田さん。追う龍飛さん。それを見ていた謎の男性。

 

賭博場には山茅さんがいました。賭けに勝って大金を得た客を足止めし、襲います。侯伯威さん、翁小虎さんが手下役。

 

史仲田さんと謝興さんは衛子雲さんをおびき出すために大規模な賭け事大会を開催することにします。

 

賭博場にいた龍飛さんは大金を賭けて、儲けて、みんなの注目を浴びます。

 

従業員から報告を受けた謝興さんは龍飛さんを呼び出します。謝興さんは龍飛さんを衛子雲さんの対戦相手にしようと考えていました。龍飛さんは彼の提案を断ります。

 

それを聞いた山茅さんは彼に襲いかかりますが、簡単に腕を捻られてしまいます。龍飛さんは立ち去ります。

 

悔しがる謝興さん。顔を見せないボスが謝興さんに強い男を探して、雇うように命じます。

 

龍君兒さんが仕事をせずに暴れている衛子雲さんに帰ろうと声をかけていました。2人は幼馴染のようです。衛子雲さんは厳しい母にうんざりしており、ドリスは賭け事大好きな父にうんざりしていました。

 

その父は賭博場で山茅さんに借金をしまくっていた男性でした。借金を返さないといけない状態に追い詰められていました。自宅でドリスの写真を見て、涙を流しています。

 

枝拾いから帰宅したドリス。衛子雲さんは帰ろうとします。ドリスは父が自殺しようとしているところを発見します。ギャンブル依存症の父をどうやったら救えるのでしょう・・・。

 

關洪さんは衛子雲さんの母(つまり師匠の妻)と話し合っていました。彼女は革命軍のために銀を持っていました。師匠が生きていれば背負うことがなかった苦労に疲れ気味。

 

衛子雲さんにはサイコロの目を思い通りにできるという才能がありました。母に再三、父のような生き方をしてはいけないと言われていた衛子雲さんでしたが、關洪さんと母の話し合いを聞き、賭け事大会に興味をもちます。これでドリス父を救えるかもしれない。

 

罠だと警戒する關洪さんと母でしたが、衛子雲さんは諦めることができず、参加することにします。

 

たくさんの客で賑わう賭博場。龍飛さんはしがらみなしで参加します。ぷんすか怒る謝興さん。

 

衛子雲さんはドリスが止めるのも聞かずに会場へ向かいます。ドリス父の借金分、お金をゲットしたら、賭け事から手を引くと言います。ほんとかな。心配するドリスを置いていきます。

 

賭博場では有名なギャンブラーたちが揃いつつありました。衛子雲さんも着席して、スタートです。サイコロだけで戦うことになります。

 

ドリスは衛子雲さんの母に申し訳なくて、衛子雲さんが賭け事大会に行ったことを知らせます。母は動揺します。

 

賭け事大会で龍飛さんの隣に変な髪型の龍世家さんがいて、びっくりしました。2回連続でゾロ目を出した衛子雲さん。史仲田さんは師匠の息子だと確信し、彼を捕まえようとします。

 

賭博場は大騒ぎ。馬金谷さん、発見。HKMDBにはないけど、葉飛揚さんもいるような気がします。衛子雲さんは大変な状況に陥りますが、龍飛さんが助けてくれます。

 

史仲田さんからの攻撃を必死にかわして、逃げる衛子雲さん。戦うことも母に禁じられていたので、耐えます。龍飛さんは謝興さんとバトル。

 

ドリスと父の弟子が駆けつけ、衛子雲さんを助けようとします。ドリスもがんばります。が、苦戦。龍飛さんがやってきて、彼らを助けます。父の弟子は殺されたかな。

 

浜辺を駆ける3人。衛子雲さんは龍飛さんにお礼を言って立ち去ろうとしますが、龍飛さんは母に会わせてほしいと言ってきます。彼も母の銀目当てかと誤解した衛子雲さんは龍飛さんを襲います。龍飛さん、慌てて重要な書類を見せて、誤解を解きます。

 

母はその書類を見て、龍飛さんが敵ではないと確認します。早く銀から解放されたい母は龍飛さんと行動を共にすることにします。

 

母は衛子雲さんが賭け事をしたことに怒り心頭。棒で叩き、みんなに止められます。ドリスのためだったからね。

 

政府側の将軍は革命軍が銀を得てパワーアップすることを恐れていました。3日以内にどうにかしろと部下に命じます。

 

部下とは謝興さんに影から指示を出していた男性でした。彼は謝興さんに将軍からの命令を下します。将軍は2人のファイターを用意していました。1人は孫榮吉さん。

 

史仲田さんもイライラしながら、次の計画を練っていました。銀がほしい。

 

謝興さんは史仲田さんに衛子雲さんを捕まえるためにドリス&父を利用することを提案。どうなるのでしょう。

 

ドリス父は彼らがいきなり借金の取り立てに来たので、動揺します。このままではドリスは遊郭行きです。謝興さんは抵抗するドリスを拉致し、銀と交換すると言って去ります。

 

父は衛子雲さんの母に知らせに行きます。衛子雲さんは彼らが待っている場所へ向かおうとします。龍飛さんは止め、少し計画を立てようと助言しますが、激怒している衛子雲さんは聞こうとしません。なので、龍飛さんは彼を追います。

 

そこに史仲田さんたちが到着。居場所がバレてしまったのです。衛子雲さんも龍飛さんもいないので、かなり危険な状況。

 

母は拘束され、仲間に危険を知らせようとした關洪さんは史仲田さんにボコボコにされます。

 

衛子雲さんは指定された場所に行き、ドリスを助けようとしますが、潜んでいた謝興さんたちに襲われます。衛子雲さんは捕まりそうになりますが、龍飛さんが助けてくれます。

 

衛子雲さんは史仲田さんが母のところにいると知り、彼らの卑怯っぷりに激怒ムキー逃げる謝興さんたちを追おうとしますが、龍飛さんに止められます。

 

家は荒らされ、ドリス父と關洪さんは亡くなっていました。銀よりも母の命。衛子雲さんも銀の隠し場所を知っていたので、隠し場所へ急ぎます。

 

山では将軍の部下とファイターたちも待っていました。途中で謝興さんがやってきて、史仲田さんと約束の確認をします。その隙を突いて、母は岩に頭をぶつけて自害します。

 

史仲田さんと謝興さんは銀の手掛かりを得るために衛子雲さんを尾行することにします。

 

滝の下に銀を隠していました。箱を取り出した直後、史仲田さんたちが登場します。史仲田さんは遠くから母がまだ生きているように見せ、取引をもちかけます。

 

母のために箱を置いて立ち去る衛子雲さんと龍飛さん。謝興さんは銀を手にして大喜び。速攻で史仲田さんは彼を刺殺しますナイフ

 

駆けつけた衛子雲さんは母が亡くなっていることを知ります。スーパー激ギレした衛子雲さんは史仲田さんを追います。めちゃくちゃ距離があったのですが、銀を運んでいたため、史仲田さんは追いつかれてしまいます。

 

史仲田さんは背広を脱いで、鋲付きの手袋をはめて、衛子雲さんと対戦します。龍飛さんは柯受良さんともう1人を倒して、史仲田さんに襲いかかります。何気に衛子雲さんよりすごい。

 

史仲田さんは衛子雲さんと龍飛さんと戦うことになります。母の仇を討つことができて、よかった~と思いきや、背後から孫榮吉さんたちの攻撃を受けます。

 

やっぱり動きがめちゃくちゃいいな。衛子雲さんたちは逃げます。やっと逃げ切ったと思ったら、大将の部下に見つかり、孫榮吉さんたちに襲われます。残り3分だぞ。

 

残り1分で孫榮吉さんたちを倒し、部下と戦う衛子雲さんたち。衛子雲さんが危険な状態になったとき、龍飛さんが部下を押さえて一緒に緩めの崖を転がり落ちていきます。部下は腹部に孫榮吉さんが落とした刀が刺さっており、亡くなります。

 

衛子雲さんは崖をゆっくり降りていきます。龍飛さんは動いている。よろよろと立ち上がる2人。あぁ、よかった。2人とも大丈夫そう。劇終。

 

展開としては、史仲田さんがラストバトルでよかったような気がします。孫榮吉さんの使われ方がもったいないと思いました。

 

で、とにかくドリス父が実は一番悪い。史仲田さんよりも謝興さんよりも悪い。笑

 

柯受良さんのやられっぷりが美しいなと感じました。キックもキレイ乙女のトキメキだから、有名になったのだなと思いました。

 

孫榮吉さんたちは原住民としての役だったのかな。今はできない役でしょう。