1977年の台湾映画。監督は江南さん。
かっこうが鳴く幻想的な谷に江南さんは迷い込んでしまいます。自分を尾けてくる足音が。橋の上で振り返ると、謎の女性 劉珊さんが背を向けて立っていました。江南さんはここはどこなのか尋ねます。「鬼樓」という場所でした。恐ろしい場所であると話す彼女。江南さんは信じようとしません。
振り返った劉珊さんは龍型の武器を彼に向けて発射。江南さんは喉に矢を受けて、橋から落下します。遠くから何者かが見ていました。
別な男性が歩いていると、王葳さんが目の前に現れます。しつこく通せんぼをしてきます。そして、一言も発せず、いきなりブーメランのような武器で彼を殺してしまいます。怪しく微笑む王葳さん。
輿に乗った美しい姫 陳佩玲さん。彼女の前に劉珊さんと王葳さんが登場し、話を聞いてほしいと要求します。冷たくあしらう陳佩玲さんを2人は攻撃しますが、彼女の方が強かった!ボスは誰だと強く出る彼女に対し、劉珊さんは龍型の武器「東海神針扣」を見せます。
陳佩玲さんをそれを見て、驚きます。劉珊さんが「東海神針扣」を投げると、輿を担いでいた護衛が倒れ、陳佩玲さんも倒れます。
魯平さんが荒野を歩いていると、地中からたくさんの槍が出てきます。全て避け、槍の上に立ちます。どこからか笑い声が。
彼らは「石龍城」の部下でした。黒衣の男たちが多数登場。魯平さんを槍で攻撃してきますが、魯平さんは倒します。
街に到着した魯平さんは「石龍客棧」に入ります。オーナーは董力さん。中に入ると、すぐに原森さんの側近Aに声をかけられます。魯平さんは原森さんと面会します。
彼は甥が2ヶ月連絡なしなのを心配しており、魯平さんに捜索を依頼します。引き受けた魯平さんは「寒翠樓」を訪ねます。
そこはお化け屋敷みたいなところでした。絵に見られてる感がすごい。笑い声がしつこい。劉珊さんが何度も出てきて、彼を惑わせます。魯平さんは背後から刺され、「東海神針扣」の針を受けて、倒れます。
王冠雄さんが飲食店で食事を済ませ、出ます。直後、白鷹さんと僧の龍冠武さんが店の前を通り、店主に「石龍城」までの行き方を尋ねます。幽霊が出る恐ろしい場所らしいと店主は言いますが、白鷹さんは気にしないで先を進みます。
飲食店に入り、肉と酒を頼む白鷹さん。龍冠武さんは外で托鉢をするためにいなくなります。その店に王冠雄さんがおりました。
店主は川原さん。白鷹さんはきれいな娼婦を見かけます。その後、別な女性が近づき、いい宿があると誘ってきます。その会話を王冠雄さんは聞いていました。
夜。白鷹さんが先ほどの女性といちゃいちゃしていると、龍冠武さんがやってきます。剣を置いてきた白鷹さんを心配してやってきたようです。2人の楽しい時間は終わり。むっとしていると、黒衣の男たちがいきなりやってきます。多分、王圻生さんがいると思われ。
さくっと倒す白鷹さんと龍冠武さん。女性は黒衣の男たちを手引きしたようで、気まずそうに立ち去ります。
王冠雄さんは虎の絵の盾を持った黒衣の男たちに襲われます。盾から炎が出ちゃったりします王冠雄さんは攻撃をかわし、逃げます。
森に逃げ込んだ彼は孟秋さんと遭遇します。お互い、つっかかるような言い方をします。王冠雄さんは幽霊を倒すために旅をしていました。幽霊はすぐ後ろにいると言われ、振り返ると、遺体がありました。首には「東海神針扣」の跡が。
孟秋さんの兄と王冠雄さんの父も「東海神針扣」で殺されたのでした。似たような境遇だと知り、急に仲良くなります。
逃げる女性を白鷹さんと龍冠武さんが追っていました。王冠雄さんたちも彼らの後を追います。が、白黒の刺客が急に襲ってきます。2人は華麗な剣術で刺客を倒します。やはり「石龍城」は怪しい。
王冠雄さんは原森さんを訪ねます。原森さんは知っている情報を彼らに教えます。「石龍城」は首都に近い街だということでした。
王冠雄さんは魯平さんの息子でした。真実を知りたい王冠雄さんは原森さんの召使いの足元が汚れていることに気が付きます。
王冠雄さんは孟秋さんにそのことを告げ、裏庭へ行ってみることにします。
深夜、多くの召使いが裏庭に向かっていました。原森さんも何かの計画に加担しているようです。2人は地下への入口を発見します。が、用心のため、引き返します。
白鷹さんと龍冠武さんは「石龍城」で何が起きているのか、証拠を見つけることができずにいました。地下トンネルがどうも怪しい。
王冠雄さんたちが原森さんの召使いたちを監視していると、劉珊さんが飛び込んできて、彼らを倒します。2人は劉珊さんを追います。原森さんの側近AとBは地下トンネルを放棄し、違う計画に取り掛かる相談をしていました。
疑わしい客棧に入ると、男性が女性の遺体を抱えて、呆然となっていました。遺体の側には血文字で「柳橋西」と書かれていました。そこへ向かいます。
男女の気味の悪い笑い声が響く中を進みます。ヤバい場所だと感じた2人は立ち去ろうとしますが、向こうから提灯を持った5人の男性が2人を足止めをします。王圻生さん、いるな。
戦いの最中、男性の笑い声が響きます。「東海三十六珠」がどうとか言うと、5人の男性は恐れをなして、逃げます。2人で辺りを調べると、5人の男性の遺体を発見します。一劍穿心で殺されていました。それは白鷹さんの必殺技。
白鷹さんに会い、確認しますが、ちゃんと答えてくれません。2人は苛立ち、攻撃します。巧みにかわされてしまいます。「あなたたちの敵ではない。」と白鷹さんが言うと、「友達でもない。」と言い返す王冠雄さん。
白鷹さんは動じることなく、その場を去ります。そして、「惜春院」へ向かい、飲食店で見かけた娼婦を指名をします。2階に上がり、無理やり部屋に入ると、娼婦は入浴中でした。別な時間に会うことを約束して、立ち去ります。入れ替わるようにやってきた側近Bと娼婦は謎の会話をします。陰でこっそり立ち聞きする白鷹さん。
2人は「石龍城」のメンバー。「金龍鏢局」が運んでいる火薬を狙っていました。
白鷹さんは情報を龍冠武さんに知らせます。「石龍城」は原森さんをこっそり利用して、首都への地下トンネルを掘って、首都を攻めようとしていると気づきます。白鷹さんと龍冠武さんはその恐ろしい計画を阻止しようとします。
ボスの龍飛さんは川原さん、董力さんから情報を得て、計画を邪魔する存在を排除するように命じます。元将軍の龍飛さんは朝廷を潰そうと意気込んでいました。
夜、野宿をしている鏢局に側近Bがやってきて、食事と酒の提供をします。劉珊さんと王葳さんがホステスみたいなことをします。
油断している彼らの元に王圻生さんたちがやってきます。戦おうとしますが、食事を食べた部下たちは苦しみ出し、副鏢頭だけになってしまいます。彼も劉珊さんと王葳さんによって倒されます。側近Bは火薬を奪い去ります。屋根から龍冠武さんが見ていました。
後から知らずにやってきた總鏢頭の龍世家さんと黃冠雄さんはショックを受けます。白鷹さんがそこにいたので、2人は彼を疑います。犯行を否定する白鷹さんを襲おうとしたとき、王冠雄さんが後ろからやってきて、止めに入ります。
では、誰が。遺体の側に血文字が。「丁(原森さんの役名)」と書かれていたので、大急ぎで原森さんに会いに行きます。しかし、彼の屋敷はめちゃくになっており、仕えていた男性は致命傷を負っていました。彼は「金龍鏢局」が原森さんを連れ去り、自分を襲ったというので、龍世家さんは激怒します。
段々、計画がわかってきた白鷹さんは龍世家さんをなだめ、先ほどの娼婦に会いに行きます。その間に王冠雄さんたちは「寒翠樓」に行きます。
娼婦は白鷹さんを寝台に誘います。枕の下には「東海神針扣」が。
「寒翠樓」から劉珊さんと王葳さんが出てきます。龍世家さんたちは彼らに襲いかかりますが、かわされます。逃げる劉珊さんと王葳さんをみんなで追います。
白鷹さんは娼婦の手を押さえます。情報を聞き出そうとしますが、彼女の世話係の女性が別の「東海神針扣」で白鷹さんを脅すので、形勢が逆転します。龍冠武さんが上から降りてきてます。彼は「東海三十六珠」を身につけており、それが針を吸収します。そして、しつこく攻撃してくる娼婦たちに針を発射して、倒します。
「寒翠樓」で戦いが始まります。
陳震さんがどアップで登場!彼らは棺を用意していました。後から来た白鷹さんは陳震さんたちと戦います。そして、龍冠武さんと奥へ進んでいきます。
ここで龍世家さんと黃冠雄さんは倒され、孟秋さんは落とし穴に落ちます。
川原さんと側近Aは原森さんの財宝も狙っていました。成功間近だと喜び合っていると、囚われていた原森さんと龍冠武さんが怒った様子でやってきます。側近Aは原森さんに罵られながら、原森さんの財宝が壁に隠されていることに気づきます。それを口にした瞬間、川原さんに「東海神針扣」で倒されます。川原さんは龍冠武さんを攻撃しますが、彼は「東海三十六珠」を持っているのでダメでした。手下たちに後を任せて、川原さんは逃げます。白鷹さんは彼を追います。
落とし穴に落ちた孟秋さん。たくさんの骸骨と黒衣の男たちに襲われます。1人でがんばっていると、王冠雄さんがやってきて、助けてくれます。よかった~
原森さんを安全な場所に送り届けた龍冠武さんが戦っています。龍冠武さんが王圻生さんを倒した辺りで別の俳優さんのかつらが取れてました。笑
全体的に負けモードな状態に怒った川原さんが龍冠武さんに挑んできます。王冠雄さん、孟秋さんも来て、劉珊さんと王葳さんと戦います。上から董力さんが降りてきます。そして、最後に白鷹さんが降りてきます。
川原さんと董力さんが「石龍城」の重要メンバーであると判明します。白鷹さんは朝廷から命を受けた一等侍衞でした。
彼らは3年前、謀反を起こす計画を立て、失敗していました。皇帝は特に彼らを追いませんでした。なのに、懲りずにまた謀反を起こそうとしていたのです。
からくり部屋に潜む手下たちを倒した後、やってきた川原さんと戦う王冠雄さんと孟秋さん。手にはめる形の武器を持っており、かなり手こずります。けがをしながらも、どうにか倒します。
龍冠武さんは劉珊さんと王葳さんと戦います。「東海三十六珠」で2人の短剣を奪うと、2人は逃げ出します。
白鷹さんと董力さんの戦いも熱い。白鷹さんは刺され、首を絞められます。が、袖に隠していた剣で董力さんを刺し、目を潰し、相討ちとなります。
で、ここから一気に龍飛さんとのラストバトルに飛びます。カットされたのかな。ちょっと飛躍し過ぎな感が。
龍飛さんこそが黒幕の馬朝元だと王冠雄さんたちは真相を知ります。董力さんにも大きな瘤があり、黒幕だと偽っていたので、みんなはそう思っていました。実は龍飛さんが本物。身内を毒殺して、董力さんを連れて、隠れていたのでした。
そして、龍冠武さんは東海神宮の人間でした。東海神宮の関係者だった川原さんが「東海神針扣」が12丁盗んだので、2年間、探し回っていたそうです。途中から同じ目的の白鷹さんと会い、合流となったようです。
計画が破綻し、「寒翠樓」を失い、逆ギレする龍飛さん。龍飛さん VS. 王冠雄さん、孟秋さん、龍冠武さんの戦いとなります。手裏剣やら、短剣やら、爆弾やら、とにかくいろいろなものを投げてくる龍飛さん。龍冠武さんが土を投げ、それを避けている隙に王冠雄さんたちが剣を龍飛さんに刺します。隠していた爆弾が着火したらしく、龍飛さんは燃え上がって、亡くなります。
皆さんの力強く、美しいアクションに感動しました。どのシーンもかっこいいです。「東海神針扣」や爆弾に頼らないところがよかったです。
途中から龍冠武さんの目元がぱっちりし出したのはなぜだろう。印象が大きく変わったな~と思いました。
もっと字幕がわかりやすければ、サスペンスの部分も楽しめただろうな。端が切れて読めなかった・・・。だけど、アクションが本当にいいのでOK。
躍動感あふれるいい作品です