「一代英豪」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1979年の香港映画。

 

笛を演奏する男性の姿。宗華さんかな。

 

OPに上半身が金色の龍飛さんが登場。無敵設定。ファイターたちをどんどん倒していきます。倒されたファイターはなぜか顔が金色に変化。「金身神功」という技らしいです。

 

夜中に棺を運ぶ一行が通っていきます。そして、再び、笛の演奏が始まります。

 

陳星さんを呼ぶ曲だったので、棺から陳星さんが出てきます。そして、宗華さんと話します。話し合いはこじれ、バトルに。

 

陳星さんは負け、棺の側で倒れます。宗華さんは横から不意に襲ってきた刺客にも素早く対応します。棺を運んできたメンバーのようです。他のメンバーは出てきて、棺を片付けます。暗くて見えない。

 

あれ?陳星さん、亡くなっていなかったようです。どういうことかな?

 

宗華さんは客棧に入ってくるなり、ここを閉めてほしいと突飛な要求をします。経営者と給仕が困っていると、小皿を割って、鋭くし、彼らの髪の毛を剃り落としてしまいます。

 

早く閉めないと殺すと言い出すので、経営者は食事をしている客(史亭根さんなど。)に帰るように頼みます。お代は結構と言われたので、みんな、さっさと立ち去ります。給仕はファイターを呼んできました。

 

宗華さんを囲みます。ファイターの1人が張繼龍さん。彼らもすぐに倒します。3日前に彼らがやったことについて非難します。謝っているので、それ以上は何もしませんでした。彼らのボスに面会を求める伝言をするように言います。

 

史亭根さんはこの件を自分の師匠に報告します。史亭根さんの師匠は皇帝に報告することを考えます。

 

道教の怪しげな屋敷。胡錦さん、茅敬順さんなど複数の人がいます。宗華さんも。龍飛さんが輿に乗って登場します。腹心は荊國忠さん。

 

龍飛さんは部下の中に1人、スパイがいるとして、ある人物を名指しし、問い詰めます。スパイは「国に対して、よからぬことを企てているだろう!」と龍飛さんを非難します。それを聞いた龍飛さんはスパイを殺します。

 

スパイは史亭根さんたちの仲間でした。通りに放置された遺体を見つけて、悲しみます。師匠は皇帝の命令を待って、慎重に動こうと史亭根さんたちに言い聞かせます。

 

山道を馬で移動している譚道良さん。酒飲みオヤジ 張允文さんがついてくるのにうんざりしています。付き合いは長いようで、仕方なく一緒に移動することにします。

 

龍飛さんは宗華さんの妻を人質にして、宗華さんに仕事をいろいろさせていました。しばらく、宗華さんを手放すつもりはないようです。文句を言ったら、妻に会うことを許可してくれました。

 

屋敷から隠し通路を通っていくと、草原に出ます。妻 陳莎莉さんは宗華さんとの再会に喜びます。宗華さんは軟禁状態の陳莎莉さんのために早く龍飛さんから自由になりたいと願います。

 

夜、史亭根さんの師匠たちは今後のことを悩んでいると、外から笛の音が聞こえてきます。宗華さんがいました。彼らに出て行けと言います。師匠は抵抗を示しますが、宗華さんにやられてしまいます。師匠は亡くなり、史亭根さんと兄貴分だけになります。

 

師匠が待っていた皇帝の遣いが譚道良さんでした。師匠の亡骸を見て、落胆します。兄貴分は到着が遅かったことを非難します。

 

譚道良さんは彼の仇を討つことを誓います。しかし、行動は慎重にしなくてはなりません。譚道良さんは龍飛さんや宗華さんのことを知っているようで、そんなに簡単な敵ではないとわかっていました。逸る気持ちを抑えて、計画を練ります。

 

野菜売りが仮の姿の史亭根さん。仕事をしていると、険しい顔をした兄貴分を発見します。止めますが、振り切って行ってしまいます。

 

兄貴分は客棧に入ろうとすると、入り繰りにいたファイターに止められます。張繼龍さんだ~。彼らをやっつけて、奥に入っていきます。

 

奥には龍飛さんの側近 茅敬順さんたちがいました。彼らを襲いますが、逆に兄貴分は追い詰められていきます。史亭根さんは譚道良さんと張允文さんを客棧まで案内します。

 

どうにか間に合いました。譚道良さんと張允文さんは茅敬順さんたちと戦います。張允文さん、意外と強い設定。最終的に2人で全員をやっつけます。

 

報告を聞いた龍飛さんは不機嫌になります。兄貴分を殺していなかった宗華さんを怒りますが、彼は指示されなかったからとクールな姿勢を崩しません。

 

胡錦さんが譚道良さんと兄貴分を片付けると名乗りを上げます。うまくいったら、龍飛さんが持っている賭博場をもらえます。

 

譚道良さんたちは廃屋に隠れ、兄貴分は張允文さんの治療を受けます。張允文さん、意外とデキる男設定。

 

譚道良さんは史亭根さんにある寺の場所を尋ね、そこへ向かいます。その際、張允文さんは「会う相手が女性なら、絶対に気をつけろ。絶対に信じるな。」と言って送り出します。

 

待っていたのは宗華さん。彼らは兄弟弟子でした。久しぶりに手合わせをして、、宗華さんが「上手になったな。」と一言。3年ぶりの再会でした。

 

今の2人は全く違う立場になっていました。譚道良さんは皇帝に仕え、宗華さんは流浪の人のまま。

 

譚道良さんは龍飛さんを倒そうとしていると話をします。宗華さんは危険だからすぐに街を出るようにと助言します。譚道良さんは宗華さんの事情を知らず、龍飛さんを倒す手伝いをしてほしいと彼にお願いをします。

 

当然、断る宗華さん。譚道良さんは「あなたは変わってしまった。」と宗華さんを非難します。宗華さんは思わず、彼を殴ってしまいますパー「こんなことされたことない。」とアムロチックなことを言って、悲しむ譚道良さん。宗華さんは理由を明らかにするより、悪者でいることを選びます。最悪な形で別れることとなりました。

 

譚道良さんが山道を歩いていると女性2人に声をかけられます。あなたを待っている女性がいるというので、誘いに乗ります。川?湖?の上にある豪華な建物へ案内されます。

 

待っていたのは胡錦さん。彼女は自分の本心を巧みに隠して、譚道良さんを自分の思い通りにしようと画策します。彼女の美しさに引っ掛かって、飲んだお酒には毒が。苦しみ出します。胡錦さんは自分の計画を苦しんでいる彼に全部明かします。

 

侍女たちにぐったりした彼を移動するように命じたところ、譚道良さんは機敏に動き出します。彼は張允文さんの助言を忘れないで行動しており、酒は飲んだふりをしただけでした。

 

孔雀の羽で攻撃をしてくる胡錦さんの喉元を突いて、倒します。胡錦さん、かわいいけど、やられたときの顔をリアルに演じていて立派だなと思いました。

 

廃屋に帰ってきた譚道良さん。彼はついてきたがる史亭根さんに留まるように言い聞かせ、龍飛さんを倒すために行動を起こします。

 

龍飛さんは胡錦さんの遺体を見て、激怒。譚道良さんを探し出すように荊國忠さんたちに命じます。そして、宗華さんにも命令を下します。反抗的な態度に苛立った龍飛さんは陳莎莉さんを脅しの材料に使います。

 

不安になった宗華さんは陳莎莉さんに会いに行き、すぐにここから出してあげるから待っているようにと告げ、立ち去ります。陳莎莉さんは直後にやってきた龍飛さんに宗華さんが言っていたことをペラペラ喋ります。あれ?龍飛さん、陳莎莉さんとどういう関係?親しそう。

 

荊國忠さんたちの後を尾行する史亭根さん。

 

宗華さんは山道を歩いていると、派手な恰好をした馬場さんに絡まれます。馬場さんも龍飛さんの手下です。機密文書のことで話がこじれ、戦うことになってしまいます。馬場さんは倒され、宗華さんは手紙を奪って立ち去ります。

 

後から到着した荊國忠さんたちもやっつけます。そして、龍飛さんに伝言を残します。陳莎莉さんを連れて、指定した場所に来こい。

 

史亭根さんに案内されて、譚道良さんと張允文さんがやってきました。馬場さんと数名の手下の亡骸を発見します。宗華さんの仕業とは知りませんでしたが、機密文書のことは知っていたので、犯人捜しを始めます。

 

龍飛さんは荊國忠さんたちをビンタして怒ります。ここで陳莎莉さんが登場。龍飛さんの恋人であることがはっきりします。宗華さん、騙されてるよ~驚き

 

龍飛さんは機密文書を取り返すため、陳莎莉さんをわざと人質のように扱って、指定された場所に登場します。

 

龍飛さんは陳莎莉さんを解放します。宗華さんは機密文書を投げて、陳莎莉さんを連れて逃げます。

 

その様子をなぜか陳星さんが見ていました。この人、どういうポジションの人なんだろうか。機密文書を奪おうとして、突然出てきて、龍飛さんとバトルになります。

 

機密文書を手にした龍飛さんは宗華さんのことが気になるので、陳星さんを殺さずに立ち去ります。

 

宗華さんは途中で譚道良さんたちとすれ違います。譚道良さんは師匠を殺したのは彼だと主張する史亭根さんの話を信じません。

 

宗華さんは逃げることで必死。譚道良さんの問いかけにまともに答えることなく、通り過ぎていきます。追いかける譚道良さん。

 

陳莎莉さんは逃げる途中でこっそり手掛かりを道に残していました。

 

廃屋で休むことに。龍飛さん一行は確実に彼らを追っています。

 

史亭根さんの怒りは収まりません。宗華さんをディスり続けます。譚道良さんは彼を止めますが、宗華さんは正直に師匠を殺したことを認めます。そして、龍飛さんに陳莎莉さんを人質に取られ、脅されていた事実も告白します。

 

機密文書は国の平和を揺るがしかねないものでした。陳莎莉さんを救うためとはいえ・・・。譚道良さんも気持ちの整理がつかず、イライラしますちょっと不満

 

龍飛さんが廃屋に到着したとき、宗華さんたちはいませんでした。手下たちに捜索を命じます。すると、また陳星さんが登場。バトルになります。陳星さんは倒されます。

 

龍飛さんは宗華さん捜索に加わります。茂みに隠れる宗華さんたち。すぐそばを龍飛さんたちが通り過ぎていきます。陳莎莉さんは乱れた髪を直すふりをして音を立てようとし、譚道良さんに腕をつかまれます。

 

譚道良さんと張允文さん、宗華さんと陳莎莉さんに分かれて、過ごします。お互いを信じられない状態。譚道良さんは陳莎莉さんが残した居場所を示す証を発見し、宗華さんの前で彼女を問い詰めます。

 

宗華さんは無実を訴える陳莎莉さんを信じます。譚道良さんは一緒にいられないと言って、立ち去ります。不服ではありますが、2人で移動するのは危険なので、宗華さんは彼女を連れて、一緒に移動します。

 

案の定、陳莎莉さんの残した証拠がなくて、龍飛さんたちは追跡ができなくなります。龍飛さんは機密文書を持っているので、そんなにイライラしていません。目的は宗華さんを倒すことだけ。なので、戻ることにします。

 

廃屋で一夜を過ごす譚道良さんたち。ここでも陳莎莉さんは怪しい動きをします。デキる男の張允文さんが気づきます。譚道良さんも気づいていました。

 

廃屋を出る陳莎莉さん。彼女がいないことに気づいた宗華さんはよ探し回ります。譚道良さんたちは今起きたふりをします。

 

必死な宗華さんに譚道良さんたちは彼女自ら出て行ったことを告げます。しかし、宗華さんは「お前らが出ていくように命じたんだろう。お前らの罠だ。」と疑い出します。彼女の行動の不審点を上げますが、全く聞き入れません。暴れ出します。

 

譚道良さんをボコボコにした後、龍飛さんのところへ向かいます。

 

張允文さんはうんざり。しかし、譚道良さんは宗華さんのため、機密文書のため、宗華さんを追いかけます。張允文さんも同行します。

 

陳莎莉さんは龍飛さんのところに戻っていました。宗華さんが乗り込んできます。龍飛さんは宗華さんに陳莎莉さんは自分の妻だと告げます。宗華さん、騙されていたことにようやく気づきます。

 

暴れる宗華さん。逃げ出した陳莎莉さんを追います。殺そうとしますが、彼女の覚悟を決めた顔を見るとできません。

 

龍飛さんが出てきて、宗華さんを攻撃してきます。陳莎莉さんは宗華さんが落とした剣を手にすると、なぜか龍飛さんを刺そうとします。龍飛さんに背中を思い切り叩かれ、宗華さんの腕の中に倒れます。陳莎莉さんは何も言葉を遺さず亡くなります。

 

2人の戦いが再開したところで譚道良さんたちが到着。龍飛さんは「金身神功」で彼らとの戦いに臨みます。その際、龍飛さんは左足の裏を地面に刺さっていた木に刺してしまい、血が出ます。ここが死穴か。

 

3人とも苦戦します。張允文さんが口から何かを吐き出す特技をもっており、それを駆使して、龍飛さんの視界を妨害します。

 

宗華さんが譚道良さんを庇って亡くなります。張允文さんも強烈なパンチを食らい、倒れます。大切な兄弟子と相方を失った譚道良さん。龍飛さんを倒そうと近づきます。龍飛さんも力尽きます。直前に譚道良さんが彼の左足の裏をがっつり攻撃していたからでした。

 

龍飛さんから機密文書を取ると、張允文さんに近付き、「あなたも国のヒーローとして歴史に名前が残るでしょう。」と声をかけ、服を整えてあげます。あれ?動き出します。大丈夫だったの!?酒が入っていた瓢箪が攻撃を緩和してくれていたようです。

 

「終わってよかった~!」と清々しい様子の張允文さん。彼を追う譚道良さん。終わり。

 

字幕なしだったので、かなり苦労しました。でも、そんなに複雑な話じゃなかったから、がんばれました。 

 

髭のある茅敬順さんもよし。

 

テキトーオヤジかと思われた張允文さんがなかなかいい奴。それがよかったです。