「猛男痴女」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1978年の香港映画。武術指導は高飛さん。

 

モンゴルの司令官 羅烈さんが部下を引き連れて、張力さんを追っています。そんな彼を高飛さんが襲います。リストをよこせと迫ります。

 

バトル勃発。高飛さんの動きが好きだ飛び出すハート

 

持っていないと言っても聞き入れてくれず。攻撃されまくる張力さん。張力さんは将軍の李藝民さんがリストを持っていると言って、亡くなります。言わなきゃいいのに・・・。

 

かっこいいOPが終わり、山林を逃げる李藝民さん。追っ手が彼を囲みます。高飛さん、張莽さんも加わります。2人の技に苦労しますが、李藝民さんは隙を見て、逃げます。

 

街では反乱者の情報を提供してくれたら、褒賞金を出すという告示が出されていました。

 

山に遺体が複数あります。貧しい母と娘がやってきて、母は遺体から服を取ります。娘は気が進みませんが、母にやれと言われて、仕方なくやります。彼らは遺体から取った服を川で洗ってきれいにして、それを売って、生計を立てていたのでした。

 

洗濯を終えて、帰宅する途中、木に寄りかかっている李藝民さんを発見します。娘は彼から服を取ろうとしますが、亡くなっていないので、動き出します。びっくりする娘。

 

母は李藝民さんと知り合いでした。戦いに負け、逃げてきたという彼を家に招き入れます。伯父と合流して、再び、戦おうとしていましたが、母に伯父たちが殺されたことを知らされます。身寄りが誰もいなくなってしまいました。がっかり・・・赤ちゃん泣き

 

村人たちは戦争で逃げ、母と娘だけしかいませんでした。行く当てがない親子は諦めて村に残っていたようです。

 

娘は家にある饅頭を彼に全部渡そうとして母に叱られます。李藝民さんがここにいると、両方にとって危険なので、出ていくことにします。

 

李藝民さんを捕まえると高額の褒賞金がもらえるという告示が出ました。1人、逃げ回る李藝民さん。

 

夜、部下たちは女性たちを無理やり連れてきて、ちょっかいをかけています。屋根の上から見ていた李藝民さんは焚火に近付き、短剣を手にします。部下たちは彼に気づき、襲いかかります。逃げたところで羅烈さんと遭遇します。羅烈さんに襲われます。

 

逃げた李藝民さんを再び、高飛さんと張莽さんが追います。彼らが見つけた家は母と娘の家でした。母と娘は李藝民さんを見つけたら、知らせるように脅されます。

 

暇をもて余した高飛さんたちは母と娘の家に押しかけます。娘は高飛さんに襲われ、母は張莽さんに襲われます。李藝民さんが暗闇から出てきて、娘を守ります。見えないけれど、かっこよく戦っているであろう李藝民さんと高飛さん。見えなかったら意味がないよえーん高飛さんは負け、李藝民さんと娘は逃げます。

 

母は張莽さんと仲良くするふりをして、この危機を乗り切っていました。張莽さんとけがをして帰ってきた高飛さんの会話から、娘が李藝民さんに助けられ、どこかに逃げたことを知ります。母は娘を探しに行きます。

 

娘は廃屋で目覚めます。外で李藝民さんが修行していました。娘、彼に助けられて、嬉しそう。李藝民さんは彼女を家まで送ろうとしますが、自分で帰れると言って、1人で帰っていきます。笑顔で見送る李藝民さん。

 

張莽さんは高飛さんを助けなかったことを羅烈さんに叱られていました。秘密のリストを一刻も早くゲットするように命じます。

 

街では褒賞金が2倍になったことで盛り上がっていました。

 

娘は母に李藝民さんに会うためにこそこそ出かけるのを止めるように注意されます。危険だからです。

 

李藝民さんは羅烈さんの本拠地を偵察していました。羅烈さんは高飛さん、張莽さんが同時に襲いかかっても、やっつけることのできる強い人でした。

 

娘が李藝民さんに食料を届けに来ていました。2人は恋仲になっていました。

 

母が服を街に売りに行く途中、羅烈さんの部下を目撃。家に戻ってきます。母は娘の様子からまだ李藝民さんと会っていると察知。再度、説教し、娘を外出禁止にします。

 

それでも早い時間帯にこっそり抜け出し、彼に会いに行きます。李藝民さんもこの状況は危険であることはわかっていたので、羅烈さんたちを倒せる技を早く完成させようとします。廃屋に居ついている猫ちゃんを参考にします。猫拳かしら猫

 

娘は李藝民さんが安全な場所に一緒に逃げて、一緒の暮らそうと言ってくれたことを信じていました。

 

ちょっとカットされたようで、母が病に倒れ、娘が看病しているシーンになります。母は男性で苦労したようで、李藝民さんであっても男は信じるなと娘にしつこく言います。

 

そこに張莽さんがやってきます。娘にも手を出そうとする彼を母はうまくあしらいます。

 

深夜、母は李藝民さんのところへ来て、娘に会わないよう頼みます。李藝民さんは娘と一緒に逃げると断ります。母は娘を連れて行くのなら、羅烈さんにチクると脅します。言い争っていると、張莽さんがやってきます。母を尾行していたようです。

 

李藝民さんは張莽さんをやっつけます。羅烈さんは負けて帰ってきた張莽さんを怒ります。高飛さんは羅烈さんに新しい計画を提案します。

 

李藝民さんに日用品を届けに向かっていた娘は廃屋が羅烈さんの手下に包囲されているのを発見。こっそり戻ります。

 

母と娘の家にも手下が来て、2人は捕まります。李藝民さんをおびき出すため、本拠地で拘束されていました。

 

李藝民さんは親子のためにやってきます。敵の攻撃をかいくぐって、2人を助けます。

 

計画が失敗に終わった羅烈さんは激怒。2人を連れた状態で遠くに逃げることはできないと考え、すぐに追うことにします。

 

李藝民さんは2人を逃がして、1人で戦うつもりでいました。しかし、母は自分が犠牲になって、彼を逃がそうとします。弓矢で包囲されているところに母は出て行って、胸を刺されます。

 

張莽さんは苛立ち、火のついた棒を建物に投げます。母は「娘をお願い。」と言って、亡くなります。李藝民さんたちは逃げます。

 

高飛さんと張莽さんに見つかります。李藝民さんは猫拳で戦います。大急ぎで張莽さんを倒すと、娘を追いかけ回している高飛さんを追います。そして、高飛さんのことも猫拳で倒します。

 

残り4分で羅烈さんとバトルです。かつて戦ったことがあったので、李藝民さんは今度こそは勝つと気合いが入れます。羅烈さんのことも猫拳で倒します。終わり。

 

え?娘はどうなったの?李藝民さん、きっと一緒にどこか安全なところに逃げたと信じます。(私が観たのはカット多めのやつだったのかもしれません。)

 

「猛男痴女」ってタイトルがよくない。誤解されそう。アダルトなシーンはないです。

 

母と娘の衣装が短い&裸足。寒いだろうな~と思ってしまいましたアセアセ韓国で撮影した映画ってなんとなく貧相な感じがする。(そうではない映画、ごめんなさい。)

 

キャストが割といいのですが、出演者が本当に少なくて、びっくりしました。自主制作映画かと思うくらい。羅烈さん、偉い人なのに部下が少な過ぎる。

 

張力さんは冒頭で出番が終わってしまうので、実質、李藝民さん、羅烈さん、高飛さん、張莽さんだけで楽しませてくれる謎の面白映画です。

 

設定に微妙な点はありますが、アクションはよかったので満足。特に高飛さんと張莽さんの重厚なアクションと李藝民さんの軽快な動きがいい感じでした。

 

高飛さんの武術指導であり、高飛さんのアクションが多く見られるという点でよいです。ファンの方にオススメです飛び出すハート