「上海灘」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1977年の香港映画。

 

陳觀泰さんが田舎から親類を頼って上海に来ました。鄭康業さんの人力車に乗せてもらいます。

 

途中、殺人現場を目撃してしまいます。カンタイは止めに行こうとしますが、鄭康業さんに止められます。この街の見てはならない部分。関わると碌なことが起きないと・・・。

 

近くを通りかかった岑潛波さんと陳金海さんは彼が犯人だと誤解してしまいます。

 

カンタイは目的地の「同慶茶樓」まで連れて行ってもらいます。すると、遺体が運び込まれてきます。殺された人物は自分が会いたいと思っていた親類でした。ここで彼はボスだったのです。岑潛波さんは2番目のボスの史仲田さんに報告し、カンタイが犯人であると言い出します。

 

田舎から来たばかりの彼はみんなに疑われます。会いに来たのではなく、殺しに来たのだろうと言われます。手下たちに暴行を受けます。張紀平さんがカンタイを殴っていました。金龍さん、史亭根さんもいました。ねばるカンタイ。

 

力自慢の荊國忠さんもやってきますが、カンタイは倒します。埒が明かないと判断した史仲田さんの側近 嚴重さんは鄭康業さんを探し出し、無理やり茶樓へ引っ張っていきます。

 

鄭康業さんは彼が無実であると証言します。カンタイは親類、愛国者であったボスの復讐をすると宣言します。みんな、ボスの遺体に向かって跪きます。

 

そして、お葬式。嚴重さんが参列者の情報をこっそり教えてくれます。

 

その中で張鵬さんに関心をもったカンタイは彼を尾行します。人力車を引っ張りながらカンタイに付きまとう鄭康業さん。カンタイの弟分的な存在になります。

 

張鵬さんは多くは語りません。彼に襲いかかるも、きれいに防御されます。張鵬さんは街を去るようにという言葉を残して去ります。直後に吳家驤さんがやってきて、カンタイは別のボスのところに案内されます。

 

茶樓の中で4人の手下に襲われます。また史亭根さんが。吳家驤さんが4人を抑えます。馬驥さんがボスでした。犯人探しをするのはいいけれど、殺されたボスは賭博経営でお金を儲けており、自分もそこに深く関わっているので、警察を介入させないでほしいと言われます。カンタイは承諾も拒否もせずに去ります。

 

茶樓を出るとまた張鵬さんを発見します。彼を尾行します。別な人も尾行しています。

 

張鵬さんは公園に入っていきます。カンタイは追います。人力車があるので中に入れない鄭康業さんは入口で待ちます。

 

カンタイは李文泰さんを中心とした刺客に襲われます。あっさりやっつけて、公園を出ます。そこに立派な車が。中には胡錦さん。彼女は疑わしい人物の名前と自分の名前を教えると立ち去ります。

 

史仲田さんと話し合いをします。張鵬さんは陳莎莉さんの恋人・護衛でした。陳莎莉さんは娼婦からのし上がり、複数の賭博場を経営しているやり手の女性でした。カンタイと史仲田さんは陳莎莉さんに接触することにします。

 

カンタイは陳莎莉さんの豪邸に伺います。護衛がずら~。江島さん、王圻生さんがいました。張鵬さんは数日前から連絡が取れないとのこと。もし、彼と会うようであれば、力になると伝えてほしいと、陳莎莉さんに頼まれます。

 

帰宅途中、金剛さんに声をかけられます。そして、彼のボス 韓江さんのところへ案内されます。ちょうど娘の誕生日パーティーが行われているところでした。胡錦さんが娘の友達として来ていました。初対面のふりをします。

 

娘のためのパーティーと言いつつ、実際は韓江さんと仕事仲間の顔合わせでした。その中で孫嵐さんが韓江さんに「ちゃんと証拠を示さないと、みんな、あんたがボスを殺した黒幕だと疑っている。」と言い出します。年上の韓江さんに対して、非常に失礼な態度でした。

 

みんなの冷たい視線を感じて、謝罪して、立ち去ろうとした瞬間、窓から斧がを握った手が出て、彼は殺されます。パーティーはパニックに。娘、かわいそう。

 

金剛さんが追いましたが、犯人は見つかりませんでした。韓江さんの家から出ると、カンタイはすぐに数名の刺客に襲われます。しかし、彼らは刺客のふりをしたメッセンジャーでした。ある占い師を尋ねるよう伝えると逃げます。
 

馬驥さんはこの状況に怯えていました。店を休業し、しばらく別な場所に避難しようと考えていましたが、女性からの謎の電話を受けている隙を突かれ、殺されてしまいます。吳家驤さんは部屋の外から彼が殺される様子を嬉しそうに聞いていました。関係者だったようです。

 

占い師の陳慧樓さんを尋ねます。彼は「死」という言葉を書きます。カンタイが探している男性は既に亡くなっていると言います。何か知っているようなので襲いかかります。すると、金銘さんが止めに入ります。彼は事件の黒幕は韓江さんだと考えていました。必要があればこちらから連絡するから、韓江さんの側にいるようにと言われて、お別れします。

 

江島さんと話し合う陳莎莉さん。

 

史仲田さんはカンタイと話し合っていました。張鵬さんから手紙が届き、カンタイは鄭康業さんの人力車に乗って、指定された家を訪問します。胡錦さんの家のようです。クローゼットの中に張鵬さんの遺体がありました。カンタイは背後から殴られ、気を失ってしまいます。

 

目覚めたときはベッドの上でした。遺体はどこにもなく、「夢でも見たんだわ。」と言う胡錦さんを振り払って、史仲田さんのところへ戻ります。

 

史仲田さんは自分がボス殺しの犯人だと人々に噂されていることを気にしていました。信頼が一番の仕事をしている彼にはツラいことでした。犯人が捕まったら、茶樓を閉じて、リタイアしようと考えていました。

 

カンタイは韓江さんの娘を劇場に連れていく約束があり、帰宅します。その直後、史仲田さんは嚴重さんに刺殺されてしまいます。自分がボスになりたいからという理由でした。

 

劇場に娘をお連れしたところで娘のバッグが泥棒に盗まれてしまいます。泥棒はバッグを捨てて、逃げていきます。龍方さんがカンタイに危険を知らせます。劇場に戻ると、見知らぬ男性から手紙を手渡されます。娘は誘拐されてしまったようです。

 

田野さんが手下を連れて、カンタイを襲います。金銘さんが助けに来てくれました。田野さんが言うには娘は自宅に戻っているとのこと。戦いを金銘さんに任せて、彼は韓江さん宅に行きます。しばらくすると金銘さんと田野さんは楽しそうに笑って、その場を去ります。

 
カンタイは韓江さん宅に行きます。やはり娘は無事でした。韓江さんは実はある組織のエージェント(?)でカンタイを試していたのでした。握手して、急に仲良くなる2人。
 
殺されたボスは韓江さんの手下であり、敵は日本人のようです。カンタイは龍方と行動を起こします。が、田野さんの妹 胡錦さんは既に殺害されていました。胡錦さん宅を出たところで陳莎莉さんの遣いがやってきます。彼女の家へ行きます。
 
陳莎莉さんは出てこず、江島さんがカンタイに冷たい態度を取ります。後ろに孫榮吉さんがいます。江島さんは手下たちにカンタイを襲わせます。王圻生さんのやられっぷりが美しい。
 
陳莎莉さんが出てきて、カンタイに事業を継ぎたくて史仲田さんを殺したのではないかと問い質します。そして、口を血だらけにし、手に包帯を巻いたた嚴重さんを引っ張り出します。
 
絶対に関わっていないと否定すると、陳莎莉さんは笑顔になってカンタイを試しただけと言います。彼女はカンタイの頭の良さと強さに目を付け、一緒に仕事をしないかと誘いますが、カンタイは拒否して立ち去ろうとします。バトル再開。
 
さて、金銘さんを尾行する龍方さん。そこに斧を持った陳木川さんが登場。バトルになります。龍方さんは腹を刺されて、逃げます。ちなみに金銘さんは直前に殺されていました・・・。
 
カンタイはまだ戦っていました。みんなを大方倒して去ります。
 
龍方さんと約束した場所に行きますが、来ていませんでした。陳莎莉さんの策略でカンタイが嚴重さんを殺した流れにされてしまいます。警察に追われ、逃げるカンタイアセアセ
 
韓江さん宅に着くと、苦しんでいる龍方さんを発見します。彼の話から金銘さんが関わっていると知り、探しに行きます。陳慧樓さんに会い、話を聞くと金銘さんが昨晩から行方不明とのこと。遺体発見の知らせがあり、川に向かうと金銘さんの遺体でした。遺体を見る一般人の中に陳金海さんがいるのはわざとか。
 
金銘さんも誰かに陥れられたのです。誰が黒幕なのか。田野さんの手下でもあった吳家驤さんが田野さんに金銘さんの遺体発見を知らせます。金銘さんと繋がりがあった彼は激怒し、韓江さんと話をします。
 
田野さんは韓江さんを疑っていましたが、それは違いました。しかし、勢いは止まらず。韓江さん宅に田野さんの手下たちが乱入し、娘を誘拐します。
 
何も知らずに人力車に乗って韓江さん宅にやってきたカンタイ。中にいた瀕死の状態の龍方さんから話を聞いて、事態を理解します。鄭康業さんに韓江さんとの連絡係をしてもらおうとしますが、人力車に爆弾を仕掛けられたために彼は爆死してしまいます。
 
カンタイはまず韓江さんのために倉庫に向かい、娘の誘拐を知らせます。そして、韓江さんたちを逃がし、1人で田野さんたちを退治します。
 
娘は田野さんが陳莎莉さんに渡したので、韓江さんは陳莎莉さん宅へ行き、娘を返すように要求します。陳莎莉さんは彼に仕事の話をします。到底納得できるものではなかったので、立ち去ろうとします。娘を見せて、韓江さんを脅します。しかし、韓江さんは娘の左腕を斬り落とされても振り向きません。彼は自分の名誉を優先したということでしょうか。金剛さんは耐え切れず、娘の腕を斬り落とした江島さんを襲います。バトルが始まります。
 
金剛さんは刺されても必死に戦います。韓江さんは頑として譲りません。陳木川さんも登場。金剛さんが亡くなったところでカンタイが窓を割ってやってきます。
 
カンタイはこの戦いで陳木川さんが実行犯だと気づきます。みんなを倒したのですが、陳莎莉さんはまだ余裕。カンタイが油断した瞬間、カンタイを刺します。そして、自分が黒幕だと告白します。
 
彼女は奥の隠し部屋に逃げ込みます。そこは火薬がいっぱいある秘密の部屋でした。日本国旗がでかでかと貼られています。数名の侍に刺されながら、カンタイは必死に戦い続けます。
 
陳莎莉さんは実は日本人でした。この地域を日本のものにすべく、今回の件を仕組んだのでした。追い詰められた彼女は家ごと爆破して死のうとしていましたが、警察が駆けつけて逮捕となります。床にはこと切れたカンタイが。終わり。
 
カンタイさんのがんばりに意味があったんだろうか・・・。国のためにいいように韓江さんに利用されただけのように感じました。そして、娘の腕を犠牲にしても守りたかったものって何?一番韓江さんに怒りを覚えてしまいました。
 

途中までは面白かったのですが。史仲田さんが殺された辺りから、急に面白くなくなってしまいました。誰が誰と関係していたのかがとてもわかりづらかったです。

 

史亭根さん、陳金海さんが複数のボスの手下役として何回も出てくるので、余計混乱しました魂