「雍正命喪少林門」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1977年の台湾映画。


雍正皇帝がかなり圧力をかけた政治を行っている時代。側近の易原さんは皇帝の名を利用して、反抗的な人たちを殺していました。2家族が殺されました。それぞれの家の娘と孫娘は少林寺の僧に助けられます。雍正皇帝を倒すために寺を出ます。

 

嘉凌さんの家族が易原さんの手下によって殺され、幼い嘉凌さんが僧に助けられる様子が出てきました。

 

20年後、がっつり修行をした嘉凌さんと龍君兒さんは立派な剣士に成長していました。雍正皇帝を倒すために寺を出ることに。2人は僧から剣をもらい、下山します。

 

2週間後に会うという約束で途中から別行動をします。

 

閉ざされた実家へ忍び込み、泣きながら復讐を誓う嘉凌さん。街の人が幽霊だと勘違いして大騒ぎ。嘉凌さんが仇を討ちに来たと知り、当時の関係者である治安判事はビビります。

 

嘉凌さんは関係者を殺すと、書き置きを残していなくなります。

 

翌朝、現場には人だかりが。やってきた黃家達さんは向かいの店で事件について教えてもらいます。カーターは手紙を運んでいる途中の皇帝側の兵士を倒すと、手紙を奪います。

 

易原さんの手下たちは嘉凌さんを追います。嘉凌さんは兵士の扮装をして、逃げます。カーターも扮装していました。彼は嘉凌さんを逃がします。

 

嘉凌さんはカーターを敵だと勘違いして、戦おうとしますが、少林寺が送ってきた助っ人と知り、仲良くなります。カーターの言う通り、皇帝を殺すのは簡単なことではありません。皇帝自身もかなりの手練れとのこと。カーターは革命組織に属していました。他の仲間とも協力してがんばろうという話になります。10日後に郊外で会うのを約束して別れます。

 

化粧濃いめの易原さんは手紙を読んで、悩んでいます。李強さんを呼び出し、手紙を読ませます。嘉凌さんの行動に頭を悩ませていたのでした。

 

20年前、易原さんは皇帝に嘉凌さんの家族を全員殺したと報告していました。嘉凌さんがこのまま活動を続ければ、自分が嘘をついたことがバレます。李強さんに彼女の殺害を命じます。

 

で、なんで陳鴻烈皇帝の前にゴリラがいるの!?意味わからん。黒 柯受良さんと白の衣装を着た変な2人組の紹介で、功夫ができるというゴリラを見に来ていたのでした。

 

暴れ出すゴリラ。ここで王力さんと思われる兵士を発見しました。ほんとなら嬉しいなラブラブすごい勢いで振り払われていました。易原さんは焦りますが、陳鴻烈さんは喜びます。彼らを倒せば、自分の言うことに従うと知り、戦うことを決心します。

 

ブラッキーが彼らの弱点は頭頂部だと教えてくれたので、ひたすら頭頂部を蹴って服従させます。陳鴻烈さんは大満足。白黒コンビも手下として採用します。

 

易原さんは李強さん、龍世家さん、馬場さんたちに嘉凌さん殺しを命じます。

 

仲間のいる鏢局を尋ねたカーターは死んだふりをしていた刺客たちに襲われます。そして、易原さんの手下2人に協力と嘉凌さんの居場所を求められますが、断固として拒否。彼らを倒します。しかし、カーターは仲間を失ってしまいました・・・。

 

嘉凌さんはドリスと合流。飲食店に入りますが、なんか怪しい雰囲気。給仕は持ってきた料理をすぐに食べさせようとします。岑潛波さんがちらっと映っていました。毒入り麺でした。やはり全員が敵!

 

彼らをボコボコにすると、今度は上から木魚の音がしてきます。今度は馬場さん。鎖がついた木魚で攻撃してきます。苦労しますが、どうにか倒します。

 

移動途中の休憩所で龍世家さんと遭遇。首都への道を聞くと一緒に行こうと声をかけてくれます。彼は禁書を読んでいました。焦って隠します。が、嘉凌さんも皇帝に抵抗して禁書を持っていました。

 

打ち解けるふりをして、いきなり攻撃してきます。動きがいいな~。が、どうにか倒します。

 

途中、兵士2人に襲われます。片方が死に、李強さんだけ逃げます。

 

李強さんは激怒する易原さんに蹴飛ばされながらも新しい作戦を出します。易原さんはその計画に賭けます。

 

嘉凌さんとドリスは指名手配犯となりました。カーターは危険が及ばぬよう2人を安全な場所へ連れていきます。過去に宮廷で働いていた女性に地図を描いてもらいます。しかし、彼女がいたときよりも警備は厳重になっているとのこと。実際に見てみる必要があります。彼女の口利きで2人は侍女として働くことにします。

 

まずは外掃除から。2人の恰好が美しい~。度胸がある2人は早速中を調べに入ります。

 

陳鴻烈さんさんはゴリラがお気に入り。彼らの様子を見て楽しそうです。異変を感じた陳鴻烈さんはゴリラに様子を見に行かせます。嘉凌さんたちは捕まってしまいます。責任者が来て、2人の勝手な行動を必死に謝罪します。2人も謝罪します。ナイフを出そうとするドリスを止める嘉凌さん。このタイミングの暗殺は難しいでしょう。

 

陳鴻烈さんは嘉凌さんを気に入り、夜、自分のところに来るように言います。彼らが潜入したらしいという情報は易原さんの耳にも入りました。

 

カーターとドリスは嘉凌さんを屋根から見守ります。易原さんは嘉凌さんの前に立ちはだかって、陳鴻烈さんのところに行かせまいとしますが、それをすれば、皇帝がキレると責任者が言うので、仕方なく彼女を通します。

 

陳鴻烈さん、ゴリラと一緒にいる~。隙を突いて、彼を攻撃しますが、彼の方が一枚上手でした。嘉凌さんは寝台の後ろにある落とし穴に落とされます。剣山みたいなところで彼女はバランスを取って立ちます。

 

後から助けに来たドリスとカーターですが、ゴリラにやられます。外に逃げると易原さんたちが待ち構えていました。彼らの攻撃をかわして、逃げます。

 

嘉凌さんは落とし穴の向こうに誰かいるのを察知、岩壁をナイフでずらして移動します。そこには目が飛び出ている老人がいました。彼は宮廷内の罠を考え、作った人物でした。皇帝は実際に造った人々を口封じのために殺し、彼を閉じ込めたのでした。

 

彼は嘉凌さんのために地図を渡してくれます。一緒に逃げようと提案しますが、彼は自分は足手まといになるとして断ります。彼は嘉凌さんの父や家族のことを知っていました。是非、皇帝を倒してほしいとお願いされます。嘉凌さんは1人で逃げます。

 

陳鴻烈さんは嘉凌さんが何者かを知り、激怒。易原さんをわっつり怒ります。もう1回だけチャンスを与えます。3日以内に彼らの頭を持ってこれなければ処刑です。

 

仲間の女性の家は墓に囲まれているので、今のところは安全です。嘉凌さんが亡くなったと思い、泣くじゃくるドリス。カーターの慰めも届きません。無理やり饅頭を食べるよう促すとモリモリ食べます。かわいい照れ

 

生き残っている仲間 譚道良さんがやってきます。嘉凌さんの生死がはっきりするまでは動けません。嘉凌さんは目玉の親父からもらった地図を持って帰ってきます。これを持って、リベンジです。

 

4人は分かれて行動します。カーターは舌長の白黒コンビに襲われます。舌で攻撃されますが、舌を握って振り回して、倒します。

 

皇帝は老人がいる場所にゴリラと向かっています。

 

嘉凌さんとドリスはゴリラに襲われます。頭が弱点だと見抜いた嘉凌さんは頭を攻撃して倒します。

 

譚道良さんは1人で宮廷に入っていきます。ここでも王力さん的な人を発見しました。李強さんと戦います。そして、易原さんと対面します。易原さんは三つ編みに尖った錘みたいなものをつけているので、当たると痛いです。

 

「聖劍風雲」の場所へ移動して、バトルが続きます。彼の三つ編みを巻き取ると易原さんは髪の毛が全て抜けて、苦しみながら倒れます。

 

カーターと譚道良さんは合流し、再び、分かれます。譚道良さんは地下へ。カーターは外に出て、目玉の親父に扮した龍世家さんと遭遇します。彼は陳鴻烈さんの居場所を知っていると言うので、彼を助けます。が、目玉の親父はめちゃくちゃ強く、カーターを倒して、いなくなってしまいます。

 

そして、譚道良さんも彼に引っ掛かります。この戦い、いいな。跳ね回る龍世家さん。譚道良さんの胸にたくさんの針を投げつけて去ります。

 

最後は嘉凌さんとドリス。彼女たちもすっかり騙されます。倒れている目玉の親父を起こそうとしますが、彼は手を振り払い、襲いかかってきます。

 

気持ちを切り替え、攻撃する2人。ドリスは途中で脱落し、最後は嘉凌さんと龍世家さんの戦いになります。

 

が、ここで龍世家さんは変貌を遂げます。実は陳鴻烈さんだったのです。強いので、かなり苦労します。最もヤバい攻撃をドリスが受けてくれました。(実際は龍世家さんから陳鴻烈さんになったら、攻撃のバラエティーが急に減って面白くなくなりました・・・。)

 

嘉凌さんとドリスは必殺技を彼にかけます。ドリスが土台になって、嘉凌さんがジャンプ!!ゴリラのときと同じように陳鴻烈さんの脳天を攻撃して勝ちます。

 

「ようやくリベンジできたね。」という言葉を残して亡くなるドリス。ドリスを抱いて、号泣する嘉凌さん。終わり。

 

カーターは亡くなったのでしょうか。譚道良さんも。

 

舌長い白黒コンビとゴリラが特徴の謎映画。ですが、テンポがよくて面白かったです。ラスボスが龍世家さんだったら、アクション面は完璧でした。

 

隠れ王力さんがいるということで私の中で高評価ですOK