1978年の台湾映画。
清の時代。皇帝は鹿狩りに出かけますが、陳木川さん&孫榮吉さんたち悪者に狙われます。岑潛波さん、護衛として一生懸命戦っていました。途中から史仲田さん、田野さんが加わります。
小屋の中の人物を呼び出します。これまた史仲田さん!皇帝と悪党は顔がそっくりという設定でした。皇帝を取り囲む悪党たち。入れ替わるつもりのようです。
遠くから彼らの様子を見ていた殷忠誠さんは物音を立ててしまい、気づかれます。孫榮吉さんは追いかけ、殷忠誠さんが残したナイフをゲット。悪用されそうです。
馬に乗って側近の陳星さんが小屋にやってきます。護衛たちがたくさん死んでいるのに驚きます。皇帝が生きていたのでほっとします。でも、入れ替わったんじゃないかな。
場面は変わって宮廷。偽皇帝が王妃といちゃいちゃしています。王妃は偽皇帝の胸に虎の刺青があるのを発見!偽者だと気づきます。王妃を殺す偽皇帝。自分の犯行であることを隠し、孫榮吉さんがゲットしたナイフを置いて、罪を殷忠誠さんになすり付けます。
陳星さんはナイフを手掛かりに王妃を殺した犯人を探そうとします。治安判事の張方霞さんを呼び、事件の捜査を命じます。張方霞さんは有能な捜査官である陳觀泰さんに捜査を任せることにします。
カンタイは殷忠誠さんの家に行きます。そこそこ付き合いがある仲のようです。彼にナイフを見せて、問い詰めます。殷忠誠さんは犯行を否定し、ナイフが盗まれたいきさつを明らかにしようとしません。ちょっとしたバトルに。寝台に横になっていた母親が出てきて、涙を流して息子の無実を訴えます。
不自然にナイフが残っていたので、カンタイも彼の犯行ではないと感じていましたが、はっきりさせるために宮廷に連れて行くことにします。しかし、陳星さんがエグい。カンタイがヤバいと思うくらい拷問をして吐かせようとします。殷忠誠さんは過去に密猟していたことは白状しますが、王妃の暗殺は否定します。気を失ってしまったので、一旦取り調べを止めます。カンタイ、何とかしてあげて~
さて、嘉凌さん率いる物乞いチーム。幼い子もいて賑やか!殷忠誠さんと仲良しだった彼らは彼の無実を証明するために出かけます。
張方霞さんとカンタイは陳星さんの強引な取り調べに疑問を抱きます。殷忠誠さんは何を隠しているのか。カンタイは聞き出すことにします。
牢屋へ見知らぬ女性が殷忠誠さんと面会。食べ物を渡します。油断した彼を女性はナイフで刺します。カンタイは取り押さえます。殷忠誠さんが危険であると判断し、彼を危険から遠ざけます。女性は毒を飲んで自殺します。
カンタイは殷忠誠さんを死んだと嘘の報告を張方霞さんにします。そこに陳星さんが登場。事件が解決したとして、彼らに報奨金を渡そうとします。しかし、カンタイは事件はまだ解決していないとして、受け取りを断ります。激怒する陳星さん。早急に幕引きをしようと必死な感じ。偽皇帝はどう思っているのかな。
間に張方霞さんが入ってくれたので、どうにか収まりました。この事件の真実はかなりヤバそう。独自に捜査することにします。
「老虎莊」では田野さんが手下たちに気合いを入れています。側には陳木川さんと孫榮吉さんがいます。カンタイを殺す気満々です。
嘉凌さんは妹分2人を連れて、カンタイを追いかけていました。カンタイは理由と名前を尋ねますが、嘉凌さんに断られます。何も悪いことをしていないので、放っておくしかありません。困るカンタイ。
途中のすいか屋で、カンタイは休憩しますカンタイはすいか屋のナイフが犯行現場に残されていたナイフと同じであることに気づきます。すいか屋を問い詰めるとトラブルになり、めちゃくちゃな状況になります。嘉凌さんはその隙にカンタイの馬を連れていなくなってしまいます。困るカンタイ。
カンタイはめちゃくちゃ歩いて、ようやく客棧に着きます。スムーズな出迎えに驚きます。従業員の話から嘉凌さんが予約してくれていたこと、嘉凌さんたちは別な場所に滞在していることを知ります。
従業員もグルかな。隣室の人と何か話をしていました。そして、部屋にまたあのナイフが。部屋に悪党たちが隠れており、襲われます。悪党たちは逃げます。追うカンタイ。騒ぎを聞いた嘉凌さんは飛び出します。
どこからか聞こえてくる声。カンタイの仏壇が用意されています。失礼な!戦っていると嘉凌さんが吹き矢攻撃をしてきます。攻撃の手を止めるカンタイ。逃げる悪党。
カンタイが客棧に戻ると嘉凌さんが待っていました。嘉凌さんはカンタイが張方霞さんを牢に入れて、殺したと思っていました。真実を話す訳にはいかないカンタイは嘉凌さんと戦うことになります。
カンタイさんは嘉凌さんをちょいちょいからかうので、嘉凌さんは怒ります。こっそり彼からお金を盗む嘉凌さん。嘉凌さんはカンタイさんが楽しそうに近づいてくるので、照れているのかなと思いました。私なら照れる
「老虎莊」では嘉凌さんたち3人も倒す計画を立てていました。
ここで急に嘉凌さんと李敏郎さんが戦っているシーンになります。途中から戦いに参加したカンタイは李敏郎さんが例のナイフを持っていたので、取り押さえ、出所を吐かせようとします。そのとき、屋根から矢が放たれます。妹分の1人がカンタイを守って、亡くなります。
激昂した嘉凌さんは李敏郎さんが情報を話す前に殺してしまいます。そして、よりカンタイに対して敵意をもつようになります。殷忠誠さんが顔を隠して、屋根の上の悪党たちを倒して去ります。
本当のことを知らず、カンタイに怒りをぶつける嘉凌さん。カンタイは耐えます。
夜、妹を葬って泣いている嘉凌さんたちのところへ行きます。危険だから帰った方がいいとアドバイスしますが、それは嘉凌さんにとっては優しさではありませんでした。殷忠誠さんが生きていること、ナイフが手掛かりであることをカンタイは2人に話します。殷忠誠さんは同じデザインのナイフを複数所有していたようです。妹を殺された嘉凌さんはどんな危険があっても自力で解決するつもりのようです。
孫榮吉さんが手下と襲ってきます。孫榮吉さんのナイフ攻撃でもう1人の妹も亡くなります。カンタイの助けを頑なに断る嘉凌さんですが、孫榮吉さんの毒矢を肩に受けて、倒れます。カンタイは強引に彼女を助けます。
医者のところへ連れて行って、肩の治療をしてもらいます。治療中、先ほどの現場に戻ると妹の遺体はなく、ナイフだけが残っていました。暗闇から男性が出てきて、真犯人を知りたければ来いと言ってきます。カンタイは彼を追いかけます。孫榮吉さんが襲ってきます。
そして、まだ絶不調の嘉凌さんのところにも刺客がやってきます。カンタイが駆けつけると、彼らは自殺します。医者の机にナイフを発見。医者を脅すとナイフの出所を白状しました。嘉凌さんを置いて、彼はそこへ向かいます。
史仲田さん&陳星さんはしつこく捜査を続けるカンタイにイライラ。張方霞さんを呼び出し、捜査を止めさせるように言います。陳星さんがカンタイを止める役目を引き受けます。史仲田さんはこれ以上ねばるのではれば、カンタイを殺すように命じます。
殷忠誠さんは単身で「老虎莊」へ乗り込みます。陳木川さんと孫榮吉さんは彼と戦います。そこにカンタイさん情報を側近がもってきます。逃げる殷忠誠さんをそのまままにして、2人はカンタイを倒しに向かいます。
殷忠誠さんは孫榮吉さんの毒矢を腕に受け、フラフラになっていました。倒れた場所がよかった。史仲田さんの妹に助けられます。妹は側近を騙して彼を匿います。
カンタイは医者が言っていた傘屋に来ます。陳木川さんが出てきます。胡散臭い。すると、あの医者も出てきます。グルでカンタイをハメたようです。
陳木川さんのナイフ&毒矢が出てくる傘攻撃をかわして、彼を倒し、本当のナイフの出所を知ります。逃げた医者は嘉凌さんにボコボコにされていました。
妹は兄の史仲田さんにこれ以上悪いことはしないでほしいとお願いをしていました。どうも史仲田さんはボスではなく、使われている身のようです。殷忠誠さんは見つかってしまいます。カンタイと嘉凌さん、早く助けてあげて
妹と殷忠誠さんはある場所に幽閉されます。そこにいたのは本物の皇帝でした。衝撃の事実にビビる2人。
「老虎莊」へ向かう途中で陳星さんに会います。捜査を止めろと一方的で厳しい態度の陳星さん。カンタイは反論します。陳星さんは実力行使に出ます。カンタイはこのままでは埒が明かないと判断。足を踏み外したふりをして崖から落ち、逃げます。陳星さんの暑苦しい攻撃が印象的でした。
「老虎莊」ではラスボスが顔を隠した状態で手下たちに檄を飛ばしています。カンタイ、大丈夫かな。
嘉凌さんは1人で「老虎莊」に侵入しようとしますが、カンタイに止められます。ここから、怒涛のイチャコラが始まりますカンタイに助けられると怒り出して、手を振り払う嘉凌さんがかわいい。カンタイもわかっててちょっかいをかけるという。
とりあえず、落とし穴に落ちます。そして、ミニ「十八銅人」コーナーが始まります。笑
ギザギザが付いた天井が下りてきたり、白塗りの変な人たちに襲われたり、槍が飛んできたり。
嘉凌さんが怖がって彼の腕にしがみつくのですが、カンタイさんがわざと振りほどくシーンが微笑ましかったです。
階段がエレベーターみたいになっていて、しかも、途中で落とし穴になっているので、2人は水の中に落ちてしまいます。
泳げない嘉凌さんをからかいながらも助けます。出口から「老虎莊」の池に抜けます。助けてもらったのにカンタイに蹴りを入れる嘉凌さん。
手下たちに襲われます。ここで王太郎さんを発見。彼らを池に落とし、建物の中に入っていきます。再び、手下たちに襲われます。今度は彼らを尖った竹に突き落とします。
ようやく出てきた田野さん、陳木川さん、孫榮吉さん。ボスを出せと迫るカンタイに襲いかかります。
妹、殷忠誠さん、皇帝は側近を脅して、3人で逃げます。陳木川さんが倒された直後に史仲田さんが登場します。そして、陳星さんも登場。事態が理解できないカンタイは2人に責められます。逮捕と見せかけて彼を殺そうとします。
そこに妹、殷忠誠さん、皇帝がやってきて、カンタイを助けます。史仲田さんが2人いることでようやくカンタイは事態を理解します。
妹は再度、史仲田さんの説得を試みますが、史仲田さんに振り払われます。激しい勢いで武器にぶつかり、妹はけがをしてしまいます。ここでようやく冷静になった史仲田さんはみんなに真相をぶちまけます。ラスボスは陳星さんでした。皇帝もショックを受けます。
開き直った陳星さんは大暴れ。史仲田さんは陳星さんと戦います。殷忠誠さん、皇帝は妹を連れて、外へ逃げます。嘉凌さんは孫榮吉さんを倒します。史仲田さんは陳星さんに殺されます。カンタイは田野さんを倒して、陳星さんとラストバトル。
妹は亡くなります。けがをした嘉凌さんはカンタイに逃げるように強く言われ、皇帝たちと一緒に逃げます。
カンタイと陳星さんのバトルが始まります。陳星さんは「鐵拳」?「鐵指」?なので、攻撃の1つ1つが破壊力が半端ない。カンタイはかなり苦労します。近くにあった鈎で反撃をします。思いっきりお腹を刺された陳星さん。必死に攻撃しますが、勢い余って壁に両手を突っ込んでしまいます。カンタイは鈎で陳星さんの両手を斬り落として、鈎を背中に刺して、倒します。カンタイも血だらけ。お疲れ様でした。
カンタイは物乞いチームに向かい、嘉凌さんに会いに行きます。きれいに着飾った嘉凌さんがみんなに押されて出てきます。きれいな嘉凌さんにときめくカンタイ最後、またイチャコラして終わりです。
嘉凌さんのツンデレっぷりがかわいい。物乞いの服装だけど、かわいい。カンタイがかっこよい。女の子をからかうキャラもいいですね。カンタイファンにオススメです
話はちょっと粗がありました。殷忠誠さんのナイフが複数ある理由や嘉凌さんが彼を命がけで救おうとする理由がよくわかりませんでした。が、テンポがいいので、あまり気になりませんでした。ギリギリまで史仲田さんがラスボスかと思わせる展開がよかったです。
アクションは武術指導の陳木川さんと孫榮吉さんのお蔭でとてもよいものになっていました。お2人の息の合った攻撃は楽しかったです。特に孫榮吉さんの身軽さはすばらしかったその動きからそういうキックができるのか~などなど。いっぱいありました。
不満は1つ。王圻生さんがどこで登場したのかがわからなかったことです。不自然な場面の切り替えがいくつかあったので、カットされた部分に出ているのかもしれません。いつか発見できるといいな~。