1979年の台湾映画。テーマ曲がゴージャス。
宋の時代。豪華な身なりの田鶴さんは貧しい身なりの田鵬さんに戦いを挑みますが、あっさり剣を折られます。
帰宅した田鵬さんは「首都に向かっていた西夷の皇子を殺し、朝廷への貢物を奪った暗殺者たちを捕まえよ。」という命を朝廷から受けて、準備に取り掛かります。ある場所に行って、ぶら下がっている鎖を引くと箱が下りてきます。中には剣、きれいな着物と腕輪などのアクセサリーが。かっこいい姿に変身してから、出発しました。
悪の組織「血銀鈴」。覆面をして赤いマントを着けた人たちが登場。円卓を囲んでいます。首領の護衛役に馬場さん。首領は銀のマント。もういつの時代なのって感じ。彼らが皇子を暗殺した犯人グループ。武林界を制覇しようと考えているようです。
王冠雄さんは悪人を連行していました。悪人に対して親切。自分の食べ物や水を与え、彼を自分の馬に乗せてやります。
途中で地面で釣りをしている変わった人物に遭遇。悪人の仲間でした。2人に襲われます。悪人を殺して、釣り人を助けようとしますが、「仲間は自分を殺すだろう。」と言って、王冠雄さんの剣を自分の腹に刺して、自害します。そして、「風雷山莊に異変が。」という言葉を残して亡くなります。
僧が赤マントたちに襲われています。田鶴さんは助けに入ります。すると、陳少龍さんと赤い服の男性が彼に戦いを挑んできます。
劉立祖さんが田鶴さんを助けてくれます。傷ついた僧は「心配なことがあるから、風雷山莊に連れて行ってほしい。」とお願いをしてきます。劉立祖さんは薬を飲ませると立ち去ります。
田鶴さんは一緒に移動しようとすると僧は苦しみ出します。実は毒を飲まされたのでした。
「風雷莊」の主は原森さん。茅敬順さんは部下です。原森さんは田鶴さんが運んできた僧の亡骸を見て、ショックを受けます。「血銀鈴」の仕業だとわかっていました。「五大世家」を招集しましょうと茅敬順さんは提案しますが、軽々しく使うものではないと原森さんに叱られます。原森さんは「血銀鈴」と戦える唯一の男として友達の田鵬さんを思いつきます。
洪化郎さんが経営している客棧。田鵬さんが悪天候の中、外出しようとしています。今は入浴中。「風雷莊」からの遣いという2名がやってきます。田鵬さんは彼らを部屋に入れ、秒速で彼らを倒します。
洪化郎さんは彼らを殺したことに驚きますが、持っていたアイテムは鈴。「血銀鈴」の一味でした。赤マントたちがやってきます。
田鵬さんは彼らをばんばん倒していきます。そこに陳少龍さんがやってきて、田鵬さんと戦います。にやりと笑っていなくなります。
田鵬さんは「風雷莊」を尋ねます。原森さんたちは殺され、廃屋状態。王冠雄さんがいてお酒を飲んでいました。しかし、犯人ではないとのこと。
場面が突然変わり、2人の刺客に襲われます。部屋の隅にあった棺の中に彼らを倒して、入れます。王冠雄さんは立ち去ったようです。
鷹を肩に乗せた酔っぱらいの史仲田さんとすれ違った後、白い服を着た男性が派手な白い荷台に乗って登場します。劉立祖さんも登場します。
お酒を勧めてきます。田鵬さんはそのお酒に毒グモを入れて飲みます。「毒をもって毒を制すだ!」と言って、バトルになります。王冠雄さんが途中から出てきます。
白荷台男は田鵬さんに毒入りの酒を飲まされて亡くなります。劉立祖さんは逃げます。田鵬さんは王冠雄さんに自分について来るなと言って、いなくなります。
老け役が異常に似合う古錚さんが伝書鳩を飛ばします。
龍君兒さんが侍女とキャッキャしていると鳩が飛んできます。父親が病気とのこと。兄の陸一龍さんは父の元へ向かうよう言います。
田鵬さんが食事をしています。店の近くで馬が暴れていました。田鵬さんは馬を大人しくさせます。ドリスの輿が通りかかり、侍女はその様子を見て、微笑みます。史仲田さんの弟子の子どもも見ていました。
再び、席につきますが、お酒を飲まず、隣の男性に銚子を渡します。劉立祖さんでした。馬騒動を起こして、田鵬さんのお酒に毒を入れたようです。彼は大きな剣を突きつけますが、田鵬さんは全く動じません。テーブルの下から彼を刺して、倒します。
古錚さんと陳少龍さんたちは田鵬さんのことを話していました。田鵬さんは武林界でかなり強いと恐れられている「浪子快刀」と呼ばれる剣士でした。
ドリスが到着。父の病気というのは嘘で、娘に会いたかったから手紙を出したのでした。開発中の火薬を嬉しそうに見せる古錚さん。富と名誉が一気に手に入るかもしれないと夢中になっています。ドリスと侍女は引いてます・・・。やべ~父さんだ
外で古錚さんは棋象をしながら、白髪の男性と話しています。火薬など軍事にかんすることをこの男性から依頼されているようです。顔はわかりません。
「五大世家」が集まるところに目印の羽を持って田鵬さんは参加します。原森さんを殺したという田鵬さんを4人は攻撃します。4人を倒した直後、王冠雄さんがやってきて、田鵬さんとバトルになります。田鵬さんは王冠雄さんを「血銀鈴」に誘います。あれ?田鵬さん、何か変だよ?
田鶴さんも登場します。そこになんともう1人田鵬さんが登場します田鵬さんと田鵬さんが戦った結果、本物が判明します。後から来た田鵬さんが本物で、偽田鵬さんは「風雷莊」に茅敬順さんと一緒にいた「千面狐」という男でした。田鶴さんと王冠雄さんは立ち去ります。
笛の音がしたので田鵬さんが向かうと、やたらとセクシーな服を着た女性がいました。側に易原さんがいます。殺された僧に関係がある人たちで、田鵬さんは2人から「血銀鈴」を倒すことを頼まれます。
史仲田さんが弟子に稽古をつけていると田鶴さんが登場。田鶴さんは田鵬さんに剣を折られたことをずっと根にもっていました。田鵬さんを倒したくて、ヒントを史仲田さんに教えてもらうために来たのでした。武林界から身を引いた史仲田さんに「そんな無謀なことは忘れろ。」と言われますが、田鶴さんはやる気です。
田鵬さんは移動中、茅敬順さんたちに遭遇します。「千羽鶴」という役名なので、彼の衣装は白くてふわふわしていました。
茅敬順さんと「千面狐」は「血銀鈴」のメンバーで、原森さんたちの額に鈴を刺して殺したのでした。茅敬順さんとの戦いは田鵬さんの勝ちでした。組織の本拠地を知るためにわざと茅敬順さんを逃がしたのに、いきなり出てきた王冠雄さんが殺してしまいます。竹に刻まれた言葉で本拠地に行けだろうと王冠雄さんは言いますが、田鵬さんは彼を置いていなくなります。
ドリスの家。詩の内容を頼りに王冠雄さんがやってきます。ドリスは兄が気づく前に出て行くように促します。3年前、陸一龍さんは酒のトラブルで友達を殺してしまってから、ずっと隠遁生活を送っているそうです。
面会を求める王冠雄さんを陸一龍さんは迎えます。ドリスはそれをさせまいと棘のある草を彼の腕に押し付けます。ここにある草木は全て毒があり、解毒する方法を知っているのは田鵬さんだということで、王冠雄さんは面会を止め、街に戻ることにします。
王冠雄さんは田鵬さんが泊まっていた客棧で彼を待ちます。経営者の洪化郎さんが殺されていました。王冠雄さんが田鵬さんを殺そうと必死なのは弟の仇だと思っているからでした。火で熱くした剣を腕に押し付け、毒の回りを遅くします。
戻ってきた田鵬さんは彼が洪化郎さんを殺したと疑いますが、違うとわかり、解毒剤を渡してあげます。
馬に乗ったモフモフ帽子3人が犯人でした。よく顔が見えなかったけど、1人は王圻生さんのような。王圻生さん似の男は酒が入っていた容器をポイ捨てします。それが史仲田さんの弟子の子どもに当たります。
文句を言う子どもをボコろうとする3人。子どもは酒屋に案内。店主を自分の父親だと偽って、3人にしこたまお酒を飲ませます。店主は子どもに抗議しますが、3人が怖いので調子を合わせます。酔いつぶれたところで田鶴さん、登場。3人に更に酒を飲ませて、やっつけます。王圻生さん似の男を連れ出すと馬に乗せます。
田鵬さんが夜の街を歩いていると笛の音が。荷物が落ちていました。不審に思って、上を見ると易原さんが磔にされていました。易原さんは「血銀鈴」の仲間になることを拒んだため、殺されたようです。一緒にいた女性は彼が亡くなったことを悲しみ、身投げしてしまいます。
赤い服の男性とフリルの服を着た(!)陳少龍さんが襲ってきます。陳少龍さんは逃げます。
夜、王冠雄さんが道を歩いていると、子どもが王冠雄さんに酒瓶を出してお願いをします。お酒に気をよくしたのか、彼は依頼を引き受けます。
田鶴さんは遺体安置所へ行きます。首領の仲間がここにいるそうです。
不自然に話が途切れて、両手が義手っぽい張紀平さんが暴れまくっていました。いきなり登場した陳少龍さんは王圻生さん似の男を起こして、一緒に戦うように指示します。3人に襲われる田鶴さん。王冠雄さんが助けに入ります。
しかし、彼もノリヘイに苦しみます。田鵬さんに助けてもらいます。これで借りができました。
ノリヘイの攻撃でけがを負った田鶴さんは1人で逃げている途中で落とし穴みたいなところに落ちます。そこには骸骨が。側に「寒月刀」と彫られた剣がありました。
古錚さん宅で古錚さんと陳少龍さんたちはそれぞれ組織を裏切って、私腹を肥やそうとしていました。
お互いを罵っていると、田鵬さんがやってきます。王冠雄さんもやってきました。田鵬さんは陳少龍さんに首領と会える機会を設けるように言います。当然、戦いに発展していきます。モフモフ男が古錚さんに地図を渡すと、古錚さんはボートにもなる椅子(!)に乗って、家から脱出してしまいます。
陳少龍さんは倒されます。様子を見ていた子どもが何者かに連れ去られます。古錚さんは陸に上がったところで白髪の男性と遭遇します。軍事に関する地図を手渡すと額に鈴を刺されます。発見してくれた田鵬さんに「ドリスを守ってほしい。」と頼んで亡くなります。
王冠雄さんは子どもが行方不明になったことに気づきます。史仲田さんは子どもを探しており、王冠雄さんに激怒。別々に分かれて捜索します。史仲田さんは何者かに粉薬をかけられ、目を損傷します。
王冠雄さんは落ちていた物から陸一龍兄妹が怪しいとにらみ、家に向かいます。そして、子どもが持っていた毛皮の巾着を発見。陸一龍さんを問い詰めます。弟が殺されたときに近くにあった翡翠の飾りは陸一龍さんのものでした。国を挑発するための首領の策略によって弟が殺されたと知り、王冠雄さんは憤ります。
陸一龍兄妹に襲われます。田鵬さんが飛んできて、助けてくれます。陸一龍さんは隠し扉から逃げます。
ドリスに父親の死を知らせます。古錚さんを殺した鈴は首領のものでした。ドリスは田鵬さんの話を信じ、彼を本部まで案内します。王冠雄さんは自力で隠し扉を操作して、本部へ向かいます。
向かっている途中、彼らを脅す声が聞こえてきます。侍女でした。ドリスの見張り役だったのです。田鵬さんは侍女を倒し、再び、2人で本部へ向かいます。
本部に向かうと田鵬さんが殺した人たちの遺体が円卓に座っていました。首領の席に座っている陸一龍さんを攻めますが、彼も既に亡くなっていました。席が反転すると白髪の男性が登場し、田鵬さんを攻めます。なんとかつらを被っていた易原さんでした。誘拐された子どもを人質にしており、攻めづらい
史仲田さんが子どもを探しにやってきました。易原さんは攻撃してきた史仲田さんの鷹を引き裂いてしまいます。馬場さんたちも出てきて、激しい戦いが始まります。衝撃で死体は倒れます。それまで微動だにしない死体役の人たちがすごいと思いました。
ドリスは易原さんの部屋で軍事に関する地図を探していました。易原さんが近づいてきます。父も兄も彼に利用されたので、易原さんの言うことに従う気はありません。戦います。が、燈籠の下敷きになり、亡くなります。
王冠雄さんがやってきます。彼も易原さんと戦いますが、左腕を斬り落とされてしまいます。田鵬さんが到着。
史仲田さんと子どもは戦っていました。史仲田さんは馬場さんたちと相討ちで亡くなります。
易原さんは寝台の隠し戸から抜け出ます。龍の飾りから毒ガスが出てきます。王冠雄さんは借りを返すと宣言。龍の飾りにしがみついて毒ガスを止めます。「自分の仇を取ってくれ。」という言葉を残して亡くなります。
奥の部屋は更に豪華。西夷が朝廷に貢ぐ予定だった宝がたくさんありました。易原さんは田鵬さんが朝廷の密史だと見抜いていました。
すると、なぜか棺が突入してきて、ノリヘイが登場します。いきなりノリヘイ!白髪長髪の男性も登場。田鵬さんはヤバいことになります。そこに「寒月刀」を手にした田鶴さんが助けに来てくれます。
易原さんは田鵬さんを殺そうとしますが、その間に田鶴さんが入って守ってくれます。田鵬さんは緊急用に持っていた短剣を手にすると、易原さんの胸を刺します。易原さんは亡くなります。田鶴さんは無言で田鵬さんと握手をして、亡くなります。
田鵬さんは子どもと一緒に舟に乗って、朝廷に貢物と届けることに。古錚さんの家は爆発して、開発した武器などはなくなりました。
これからは2人で生きていくのかな。そんな感じがします。終わり。
何回も観て、ようやく理解できました。なかなか難しいお話でした。