1978年の香港映画。董瑋さんが主演と武術指導を行っています。
武術指導は袁祥仁さんと。
清に対抗する勢力はものすごい勢いで潰されていっています。清の指導者 司馬龍さんから逃げる少林寺の僧 聞江龍さん。たくさんの攻撃をかわして逃げ続けます。しかし、司馬龍さんに見つかります。
美しい青空の下、2人の赤と黄色の衣装が映えます。驚くほど不思議な動きをする司馬龍さんに圧倒されました。そして、こんな音、今まで聞いたことないな。鳥の羽ばたく音なのでしょうか。動きは正直変ですが彼の鷹爪拳は強い
けがを負った聞江龍さんは逃げます。司馬龍さんは彼があまり遠くに逃げられないと判断し、それ以上は攻撃せず、手下に追わせます。
石天さんと董瑋さん兄弟。山菜を取っています。董瑋さんは要領がいい弟。石天さんは真面目だけど不器用な兄。けんかをしていると石天さんはお尻の下に何かあるのに気づきます。けがを負った聞江龍さんでした。ヤバい雰囲気
董瑋さんは嫌がる石天さんに僧の衣装を着させ、追っ手を騙すように言います。董瑋さんは彼らが去った後に聞江龍さんを家へ連れ帰ります。
石天さんは追っ手に殴られますが、聞江龍さんはもっと先に逃げたと嘘を言って解放されます。裸足で移動したので足の裏は傷だらけ。
董瑋さんは彼が革命組織のリーダーだと知って、興奮します。聞江龍さんの吐いた血を顔に浴びてもテンション高めの2人。危ないな![]()
街に出て、買い出しをする石天さん。酒樓で食事をしていると店主が数名の客に殴られているのを見ます。娘を出せというのです。石天さんは強くありませんが、彼を助けようとします。ですが、殴られます。そこに娘 沈海蓉さんが登場します。武術が長けた強い女性でした。あっという間に客を倒します。
石天さんには好きな女性がいます。花を持って彼女のところへ行きます。ちょっと勝気なところもあるけれど、石天さんの足の傷を見て心配してくれます。嬉しそうな石天さん![]()
街から戻ってきた石天さんは沈海蓉さんの技の真似をして、董瑋さんを攻撃します。そして、兄弟げんかに。できるのであれば、2人とも武術を習いたいようです。
沈海蓉さんは何かの活動に参加しており、こっそり客と情報のやり取りをしています。殴られた客がまた来ます。史亭根さんはボスに彼女を渡せばきっと喜ぶと言って、沈海蓉さんの誘拐を計画します。
隣で食事をしていた兄弟はそれを聞いてびっくり。沈海蓉さんを守ろうとします。
その夜、侵入する史亭根さん。見張る兄弟。眠り薬を部屋に吹き込もうとしますが、沈海蓉さんは気づいており、史亭根さんたちを殴ります。逃げようとするところを兄弟が止めます。強い娘さんを弱い兄弟が守るという不思議な場面でした。
沈海蓉さんにお礼を言われ、気をよくして帰宅しますが、途中で史亭根さんたちに襲われ、2人はボコボコにされます。
ボロボロになって帰宅した2人を迎える聞江龍さん。とにかく強くなりたい2人の自己流修行をを見て、お礼に彼らに十八羅漢拳を教えることにします。全くついてこれない2人。必死に聞江龍さんの動きを真似ます。
街には告示が貼り出され、聞江龍さんを探し出そうとする動きが起きていました。
聞江龍さんに十八羅漢拳を体得するまで街に行ってはいけないと言われたのに董瑋さんは街に向かいます。
沈海蓉さんは革命組織の一員でした。仲間たちと襲われた人たちの様子を確認していると司馬龍さんの手下たちが現れます。通りかかった董瑋さんは沈海蓉さんを助けます。しかし、十八羅漢拳を見せてしまったため、 史仲田さんに狙われることになります。
沈海蓉さんを逃がし、沈海蓉さんの飾りを拾って、逃げ帰ってきます。聞江龍さんは勝手に外出したことを怒り、罰を与えます。石天さんは嬉しそうに見ています。
石天さんは沈海蓉さんの飾りを返すために街へ出ます。しかし、酒樓は空っぽ。中へ入っていくと史仲田さんがいました。店内、そして、通りで史仲田さんと手下たちと戦います。石天さん、めっちゃアクションしてる~。スタントも多いだろうけど。逃げます。
司馬龍さんは史仲田さんの報告を聞いて、コップを握り潰します。笑顔が怖い・・・![]()
逃げた石天さんは好きな女性の元を訪れますが、手下たちが出てきます。彼女は史仲田さんに拘束されていました。隣には司馬龍さんが。
彼女は抵抗し、刺されます。石天さんは彼女を守りたかったけれど、圧倒的司馬龍さんには敵いませんでした。彼らが去った後、彼女のところへ行きます。彼女は亡くなっていました。
姫抱っこをして自宅に帰ります。憔悴し切って帰ってきた石天さんを見て、2人は驚きます。聞江龍さんは話を聞いて、司馬龍さんの仕業だと気づきます。
取り乱す石天さん。耐え切れなくなった董瑋さんは司馬龍さんに会いに行きます。
「總兵府」に着くや否や暴れ出す董瑋さん。槍攻撃を華麗にかわし、刀で攻撃する姿は舞を舞っているような美しさでした
とてもすばらしかったです。
史仲田さんを倒し、ハイになっているところに落花生売りの扮装をした沈海蓉さんがやってきて、司馬龍さんは強さのレベルが半端ないことを知らせます。気持ちが昂揚している董瑋さんをなだめ、違う場所で落ち合うことを決めます。しかし、沈海蓉さんの様子におかしさを感じた街の人がいました。大丈夫かな?
沈海蓉さんのことが好きなので、デレデレしながら待っていると・・・。やっぱり司馬龍さんにバレてました。強過ぎる。殺すほどの価値もないと見なされ、ボコボコにして放っておかれます。
董瑋さんは彼女に騙されたと思い、彼女がくれた落花生をぶちまけて、去ります。沈海蓉さんはその後に来ます。あぁ、誤解が生じてしまった。
董瑋さんの後をつけている人が。帰宅するとすぐに司馬龍さんが到着。いきなり弓で攻撃してきます。戸を閉める際に胸に矢を受けてしまった石天さん。
しばらく家に籠っていると火が放たれます。床に抜け道があり、そこから逃げようとしますが、火が入ってきてしまい断念。井戸に潜って耐えることにします。石天さんは両親の位牌を胸に移動しようとしますが、傷は深く、もう動けませんでした。石天さんの心優しい性格がここでも伝わってきました。司馬龍さんたちは満足そうに去ります。
鎮火したところで彼らは出てきて、石天さんを探します。やはり亡くなっていました。董瑋さんも聞江龍さんも悔し涙を流します。
人が変わったように修行に励む董瑋さん。聞江龍さんも驚くほどです。十八羅漢拳は18種類の動きがありますが、実は聞江龍さんは6つしか体得できていませんでした。全てをマスターしていても司馬龍さんを倒すのは難しいだろう聞江龍さんは言います。しかし、やらねばなりません。リベンジを石天さんの墓前に誓います。沈海蓉さんがやってきます。キレる董瑋さん。ですが、聞江龍さんの姪だと知って、誤解をしたことに気づきます。そんな様子を司馬龍さん側の手下が見ていました。
司馬龍さんの墓標を作るという煽りを見せて、彼に挑戦です。司馬龍さんも石天さんの墓標を蹴り壊すという失礼なことをします。
司馬龍さんに勝てる気がしない・・・。「師弟出馬」の黃仁植さんレベルでは。とにかく、震える。「ほわーほわー。」言いまくり。聞江龍さんは自身も戦いに参加したり、指示を出して、董瑋さんを必死にサポートします。
たくさんの手下を連れてくることを想定して、竹の剣山みたいなコーナーを作っていました。そこで手下を倒します。
董瑋さんは限界に近づいていました。尻もちをつくとそこは竹の剣山コーナーでした。お尻に刺さります。そこに司馬龍さんが襲いかかってきます。間一髪で避けます。司馬龍さんは思いっきり突っ込んでいったので足に竹が貫通します。
弱点が足の裏だったのか、けがが重かったのか、それは不明ですが、いくら体を震わせてももう元のようにはなれなくなった司馬龍さん。顔色も悪くなります。
今がチャンスだと全力で攻撃!司馬龍さんはふらふら。董瑋さんが彼の首に膝をかけるシーンで終わりです。
登場人物が絞られ、展開もわかりやすい&スピーディーでよかったです。
司馬龍さんの代表作なのかな。容貌、拳法が強烈に印象に残りました。
そして、聞江龍さんらしくない姿もこれまた注目だと思いました。
董瑋さんのアクションがいっぱいだし、きれいだし、力強いし、最高です![]()
そして、そして、石天さん。演技力が高い方なのだなと思いました。涙が出ちゃいました。
以上4点がこの映画のオススメポイントです![]()
