1971年の台湾映画。出だしに惹き付けられたので観てみることにしました。
悪者たちがボスに翡翠のペンダントをある男性から10日以内に奪うよう命令されます。悪者たちは蔡弘さん、江島さん、江青霞さんなど。
街では子どもたちが遊んでいます。使用人が娘さんを探しに来ます。娘さんは遊びの延長だと勘違い。街の外れまで逃げてしまいます。草むらで血だらけの男性 邵羅輝さんを発見します。娘さんは使用人に彼を助けようと言います。連れて帰って彼を手当てすることに。
娘の家は裕福で父親は慈善家として知られていました。邵羅輝さんは迷惑をかけてはいけないとすぐに去ろうとしますが、傷は深く、動けません。娘が翡翠のペンダントを彼の懐から見つけて持っていました。邵羅輝さんは慌てます。父親に言われ、渋々返します。そして、隠し部屋に入るよう勧められ、そこで休むことにします。
悪者たちが家を探し当て、邵羅輝さんを襲いにやってきます。優秀な護衛がいる家でしたが、とても勝てるような相手ではありませんでした。悪者たちは娘の家族や使用人を殺します。
邵羅輝さんは娘さんを隠し部屋へ引き込んで一緒に隠れ、抜け道を通って逃げます。逃げて振り返ると、遠くに見える豪邸には火が放たれ、燃えていました。泣きじゃくる娘さん。同じ運命をたどった自分の家族を思い出し、悔しがる邵羅輝さん。邵羅輝さんは仇を討つことを誓います。
椅子だけ出てきて姿を見せないボスは手下たちに怒ります!あと1回チャンスをもらえたのでがんばることに。
邵羅輝さんは娘さんをおぶって、ひたすら逃げます。父と母を想って泣く娘ちゃん。かわいそう・・・。邵羅輝さんは秘密の冊子を探しているようです。
廃屋で過ごしていましたが、手下たちに見つかります。娘さんを背負った状態で戦います。邵羅輝さんもすごいが、ずっとしがみついたままの娘さんはもっとすごい。
川べりで戦っていると、釣りをしていた老人が彼らを追い払い、助けてくれます。そして、船も貸してくれます。邵羅輝さんたちは川を渡って逃げます。老人は顔が金色のラスボス 柯佑民さんたちを迎え討ちます。柯佑民さんはやはり強く、老人は殺されてしまいます。
目的地にたどり着いた邵羅輝さんは娘さんを安全な場所で待たせます。2つの輪になっている翡翠をずらすと地図になっていました。そして、翡翠をある場所にはめると岩の間から箱が出てきます。箱の中には古い冊子が入っていました。貪るように冊子を読む邵羅輝さん。
しかし、娘さんのところへ凹みながら戻ってきます。冊子を読めば、強くなると思っていたのですが、その技が幼いころからやらないとできないものでした。邵羅輝さんにはもう無理でした。いろいろな人に迷惑をかけて手に入れた冊子。しかし、そこに書かれてある武術は自分には使えません。娘さんのご両親に申し訳が立たないと涙する邵羅輝さん。娘さんは「私が習うことはできるの?」と言います。かくして、2人の修行が始まります。
老け役の多い蘇真平さんが彼らを受け入れてくれます。そして、娘さんのナイフの扱いの修行もしてくれることになりました。
熱々の砂を指先でさくさくする修行をやります。熱そう。熱々の手を冷たい薬湯に浸けます。泣き叫ぶ娘さん。これって大人の都合じゃないの?かわいそうだなと思ってしまいました。ナイフ投げも上達し、彼女は少しずつたくましくなっていきます。そして、岩を叩くと手形が残るレベルの怪力になっていました。
悪党たちが人探しに来ました。危険を感じた蘇真平さんは娘ちゃんに自分の武器をあげ、彼らを逃がします。彼らを一手に引き受け、がんばる蘇真平さん。江青霞さんが割と目立っていて、蔡弘さん、江島さんは控えめな感じでした。やはり蘇真平さんも殺されます。
邵羅輝さんたちは彼らに追いつかれ、追い詰められ、崖から落ちてしまいます。川に流されて行く2人。
やっぱりに捕まえられなかった手下に怒る柯佑民さん。江島さんが言い訳をして殺されます。
崖から落ちたにもかかわらず、娘ちゃんは助かりました。意識の無い男性を見て、泣いているとまた別な爺さんが登場します。この映画、爺さん大活躍!!
爺さんも達人。彼らを受け入れ、娘さんを弟子にしてくれました。空中を舞えるようになり、ちょっとした木なら倒せるようになります。
映画の約半分で張清清さんになります。大らかな師匠と厳しめな邵羅輝さんに守られ、立派に成長しました。
張清清さんは修行、邵羅輝さんはツボの勉強をがんばっていました。
柯佑民さんたちが来たことを知り、やる気満々で向かう張清清さん。しかし、邵羅輝さんに時期尚早だと止められます。師匠に報告してから向かうことに。師匠は家にくっつく形で洞窟をもっていました。呪文で扉を開けると師匠は彼らと使用人をそこへ避難させます。師匠は死を覚悟しているのですね。
柯佑民さんが侵入し、探し回っているところに師匠は登場します。戦いますが、師匠はお年寄りなのでやられてしまいます。マントが板状になるシーンが面白かったです。
師匠は血だらけで洞窟の前に戻ります。彼らにすぐに逃げて、自分が教えたことをあと3、4ヶ月がんばるようにと話します。そうすれば、リベンジできると。力尽きる師匠。
悲しみを堪えて、彼らは逃げます。しかし、悪党たちが彼らの新しい住処にやってきました。邵羅輝さんは張清清さんを逃がし、1人で戦います。張清清さんは追いかけてきた数人と戦います。邵羅輝さんはお腹をやられ、ダメそうです。江青霞さんの蛇が首に・・・![]()
張清清さんも危なかったのですが、敵を素手でやっつけられるようになっており、彼女はやる気が漲ります。
大急ぎで家に戻ると誰もいません。邵羅輝さんの武器の斧が残されているだけ。まだ生きているのでしょうか。
彼女は馬を走らせ、柯佑民さんのアジトを探し回ります。
街の茶樓で休んでいると手掛かりになる人が通りを歩いているのを見つけます。追いかけようとしますが、女性にぶつかってしまい、女性の兄弟子を怒らせてしまいます。彼は張清清さんの態度に過剰に反応し、戦いを挑んできます。仕方なく戦います。妹は止めるのですが、兄は怒る一方。そこに弟弟子がやってきて、兄を止めます。兄の服は張清清さんに切られており、もう勝負はついていたのでした。
酒樓で3人は柯佑民さんたちについて話していました。彼らも柯佑民さんたちを倒そうとしていました。柯佑民さんの手下はあらゆるところに潜んでいるのでこの会話はバレてしまいます。店員が食べ物に毒を混ぜますが、店内にいた張清清さんはそれを止めます。
店員と隠れていた手下たちが襲ってきたので3人は戦います。張清清さんは様子を見ています。彼らは有名な3人剣士でした。兄が殺されたので、張清清さんはサポートします。
酒樓の井戸を見ると何やら怪しい煙が出ていました。アジトの入り口のようです。剣士たちも彼らに家族を殺されていました。一緒に仇を討とうと3人で向かいます。
地下はチープな仕掛けがいっぱい。牢屋もあります。何人かを倒すことができましたが、妹が腹部を槍で刺されます。張清清さんは逃げ出した江青霞さんを追いかけます。そして、江青霞さんを倒します。
弟分も敵を倒し、張清清さんを追おうとしていました。牢屋に邵羅輝さんが捕まっていました。邵羅輝さんは弟分が持っている刀から自分の息子だと気づきます。喜び合う2人!
張清清さんは激オコな柯佑民さんと対決しようとしていました。「BARE HAND SKILL」とナイフで彼を攻撃します。いい戦い。邵羅輝さんと弟分が助けに来てくれます。
柯佑民さんはめちゃくちゃ強いけど、どこかに弱点がある設定。弱点を探すしかありません。3人ともナイフを刺され、負けそうな予感。喉でもないし、目でもない。どこなんだ!?答えは足の裏でした~。足の裏をぐさ~!一気に弱体化した柯佑民さんを3人で攻撃して倒します。
邵羅輝さんは腹部を刺されており、助かりそうにありませんでした。張清清さんに家族を巻き込んだことを詫び、息子に彼女を支えるよう伝えて亡くなります。
父を抱きかかえて街へ向かう息子と張清清さんの姿で終わりです。
邵羅輝さんが一貫して張清清さんの家族のこと、彼女のことをずっと想っていたという設定が泣けました。
柯佑民さんはお顔立ちのせいか、めちゃくちゃ憎たらしい感じがなかったのがよかったです。
どぎつい演出はないので家族でも楽しめると思います![]()
