丁重監督は14作品作っていて、後半の作品には董瑋さんと嘉凱さんが出演していることが多いです。
「七步迷蹤」の監督さんです
1977年の香港映画。OPは007っぽさを感じるオシャレな仕上がりでした。
夜、寒い中、男性が歩いていると怪しい男性に狙われます。逃げる男性。しかし、額にミニ斧を受けて、死にます。怪しい男性は髪が黒くて短めの張翼さんでした。丹波哲郎さんを想起させるようないで立ち。
董瑋さんは若き家長です。妙な牌を手に悩んでいます。命を狙われているため、早く逃げるよう使用人から勧められます。しかし、彼は何か考えがあるようです。
張翼さんは「福来客棧」に入り、宿泊名簿から探している人物を発見。部屋にいきなり入りますが、その人はもういませんでした。
龍君兒さんは事情を知っているようで、話し合いを持ちかけますが、翼はスルー。龍君兒さんは彼の部屋に押しかけます。翼は6人の男性を殺す計画を実行中。暗殺をビジネスと割り切っているようです。娼婦を部屋に入れたので龍君兒さんは止むなく退出。
すると、そこに董瑋さんが。龍君兒さんは姉のようです。誰が翼に殺しを依頼しているのか。龍君兒さんは真相を知りたがっていました。
翼に買われた女性は彼に手紙を残して去ります。翼は彼女が働いている「萬春樓」へ向かいます。ドリスもくっついていきます。ボディガードの山茅さん、登場。早速、バトルが店内で始まります。
女主人に仕えているのが嘉凱さん。女主人は出ず、その次に偉い孫越さんが対応します。翼はお金と契約の確認をして、去ります。
そして、6人の中の1人の男性が狙われます。彼も妙な牌をもらっていました。男性は必死に逃げます。王道さんも登場!!同じ仕事を王道さんも引き受けていて、2人は張り合います。結局、男性は額にミニ斧と短剣を受けて殺されます。
首謀者に暗殺の実行を急かされる翼。なぜ6人をすぐに殺さねばならないのでしょう。王道さんとはこれからどんな関係になっていくのでしょう。翼はビジネスと割り切りつつも少し疑問をもつようになります。
董瑋さんはいよいよ身を隠さねばならない状況になり、ドリス姉さんと逃げます。董瑋さんは真相を解明して、首謀者を倒すことを誓います。王道さんが登場して董瑋さんと手下、そして、ドリスとそれぞれ戦います。手下の中に龍方さんがいました。フェアではないと言って殺さずに去ります。
ドリスは「小子命大」に出てくる場所に翼に呼ばれ、戦います。翼は相手が女だとわかってすっきりしたようです。
孫越さんは翼に高額の報酬を提示して、新たな暗殺を依頼します。結構難しそうな相手で、翼は誰が首謀者なのか興味を強くもつようになります。高額の報酬を要求します。女主人は危険を察知し、翼を殺すように命じます。街中で山茅さんや岑潛波さんに襲われますが、彼は動じません。翼は女主人が自分を狙っていることを既に理解していました。
失敗続きの山茅さんは女主人の煙管から出た毒針にやられて亡くなります。静かに従っている孫越さんと嘉凱さんが怖い・・・。
翼と王道さんと戦わせて、潰すという方法を女主人は取ります。2人の対決をこっそり見て、翼を殺そうとする嘉凱さん。しかし、翼はそれを察知し、中断して去ります。
王道さんは戦いを邪魔されたことを怒ります。女主人は少し慎重になります。まだ顔を見せてくれない女主人。ミステリアスです。
女性が泣いていたので、話しかけた王道さん。後ろから金銘さんがやってきて、トラブルになります。孫嵐さんが翼に会いに行くと、ドリスもいました。ドリスは去ります。張翼さんは遂に女主人を会えることになります。部屋の壺をひねると壁が動きます。隠し部屋に女主人はいました。そして、女主人とは前半に翼が買った女性でした。
1階で張翼さんを待つ王道さん。董瑋さんもやってきます。ボディーガードの金銘さんたちと戦います。ドリスが途中から助けに入り、一緒に逃げます。
ドリスはどうやら張翼さんのことが好きになってしまったようです。恋に悩むドリス。一方、張翼さんは女主人を侮辱するようなことを言って、彼女を怒らせてしまいます。
翌朝、遊郭から出てきた王道さんは翼に用心した方がいいとアドバイスをして去ります。孫嵐さんは彼に報酬分の仕事をするように言います。殺す相手は寺にいます。
翼が寺に向かっていると僧がやって来てます。6人の男性が狙われるきっかけになった過去を教えてくれます。
15年前、ある宮殿で翡翠の馬を巡って、持ち主の男性が殺される事件がありました。犯人は翼父だと言うのです。その後、その場にいた6人の男性と翡翠の馬の行方はわからなくなったとのこと。翼は自分の父親が犯人だと知り、大急ぎで父の友人の元へ行きます。父友は翡翠の馬を保管していました。そして、全く違う話をします。翼父は無関係であったこと。父は逃げ、友人が彼の父親代わりとなって、育てたようです。2人とも実際は同じくらいの年齢だろうから、親子に全く見えませんでした。
再び、寺を訪れるとドリスがいました。僧は不在とのことで、彼は去ります。僧は「萬春樓」を訪ねていました。董瑋さんが見張っていると後ろから王道さんにナイフを突き付けられます。そして、この件にこれ以上関わったら、殺すと警告されます。父友は僧の居場所を突き止め、翼に知らせます。
この事件にはまだ裏があるようで、女主人は僧の話を聞いて、彼を毒矢で殺します。毒で苦しんでいる僧を翼と父友は発見。女主人に話を聞きに行きます。秘密の部屋へ行きますが、少しの差で彼女を捕まえることはできませんでした。
孫嵐さんと嘉凱さんは「神腿」に出てきた大きな広場へ向かいます。
川で考え込む翼。話しかけるドリス。真相がなかなかつかめず、苛立っていました。
女主人は遊郭を閉じ、別な場所に王道さんといました。父友の家にやってきて、彼に翡翠の馬を出すように言います。女主人が煙管から毒針を出して殺そうとすると王道さんがナイフを突き付けてそれを止めさせます。父友は王道さんとも繋がっていました。僧を殺した犯人の名前を女主人から聞き出そうとした瞬間、何者かが女性の胸にナイフを刺し、殺します。僧の止めを刺したのは女主人だと思ったのですが、なぜに?
翼とドリスは廃屋へ行きます。翡翠の馬のケースが置いてありました。手に取ろうとするドリス。父友が登場します。董瑋さんも登場します。彼は6人の男性の中の息子。自分が所有する権利があると主張し、持って行こうとします。父友に「中は空だ。」と言われ、開けると中から毒針がいっぱい出てきて、顔中が毒針になります。おまけに張翼さんのナイフを額に受けます。あぁ、董瑋さん。
孫越さん、嘉凱さん、金銘さんの3悪トリオは廃墟へ行き、翡翠の馬を狙います。翼、王道さん、ドリスさんは彼らを迎えます。3人はドリスを押さえ、梁に隠してあった翡翠をゲットします。隠れた首謀者は孫越さんでした。金銘さんは王道さんに殺されますが、孫越さんと嘉凱さんは馬とドリスをゲットして逃げます。
師匠は王道さんの師匠でもありました。3人で閉業した遊郭の奥へ行って、孫越さんを探します。手紙が飛び込んできて、3人は書かれている場所に向かいます。
あの広々とした場所でした。椅子にくくり付けられたドリスさんがいます。師匠が近づくと翡翠の馬の元の持ち主であった老人が出てきます。彼は亡くなっていなかったのです。ドリスの椅子の肘掛から矢が出てきて、師匠は胸に矢を受けます。彼も犯罪に関わっていたのだろうか。そもそも事件自体が捏造だったのか。英字幕すらないのでさっぱりわかりません・・・。
老人が復讐のために全てを仕組んでいました。ドリスはあの女主人と2人1役を演じていたようです。僧を殺したのはドリスらしいです。父の言うことに従って活動していたようです。ドリスは老人の娘でした。では、董瑋さんとはどういう関係だったの?彼は6人の男性の誰かの息子だったはず。あぁ、もう意味がわからない
師匠は亡くなります。鍛え抜かれた手下たちは手形のフックがついた縄で彼らを攻撃してきます。王圻生さんをここで発見。孫越さんの太鼓でフォーメーションを組み、張翼さんたちを捕まえてしまいます。縄が網になります。
2人はミニ斧と短剣で孫嵐さんを倒し、網から脱出します。嘉凱さんは股から(!!)手の形をした槍を取り出して、彼らに襲いかかります。王道さんに蹴られた手下は背中から落下した際、カツラが外れてました。
嘉凱さんは翼に殺されます。2人はミニ斧と短剣を老人にも投げます。父親を守るためにドリスは胸に受けます。ドリスは父のために働き、だけど、敵のはずの翼が好きになり。ちょっと悲しい役でした。
老人は悲しみのあまり翡翠の馬を壊し、2人は意味不明にジャンプキックをして終わります。笑
間違いだらけのあらすじだと思います。かなりトリッキーなお話でした。2回観てもダメでした。3回目ならわかるかな。
丹波哲郎的な張翼さんが見られるのがウリかなと思います。