1978年の香港映画。日本では「ドラゴン太極拳」という題名で紹介され、一部の方々に今も愛されている作品だそうです。
黃家達さんは修行に修行を重ね、どこを攻撃されても平気なすごい人になりました。(実は弱点があります。)そして、体全体が武器になる超人になりました。
「雷平武館」のみんなが修行中、父と娘が逃げてきます。黒白小鬼の元奎さんと袁信義さんは黃家達さんの手下。彼らを黃家達さんのところへ連れていこうとします。
「武術を簡単に使わない。」というきまりがあったのですが、見かねた弟子がそこに入り、助けようとします。が、事が大きくなり、徐忠信さんが出てきます。アラン VS. 元奎さんと袁信義さんのバトルが始まります。豪華ですね
袁和平さんが武術指導なのでアクションがいい!この3人ならば、複雑なアクションもOK。元奎さんと袁信義さんの槍が1つに合体して、長い槍になり、交互にそれを扱うというところがいいなと思いました。却って、戦いにくそうですけど。
なかなか決着がつかないので2人は一旦去ります。
きまりを破ったことを館長 龍飛さんは怒ります。でも、困っている人がいたら、助けた方がいいような気がするのだけど。
日本語吹き替えで観たのですが、珍しく善人役だし、イケボなので、私の中で馴染みませんでした。龍世家さんたちは厳しい罰を言い渡されます。
黃家達さんと羅烈さんたちが武館に乗り込んできます。親子を返せと言うのです。猶予は2時間。
なぜ親子が狙われているのかというと、20年前に彼らが悪さをしていたのを父親が懲らしめたからでした。逆恨みです。娘さんが大病をしたときに願掛けをして、戦わないと誓ったので、追いかけられることになったということでした。
親子を守るため、2番目に偉い徐忠信さんは羅烈さんと戦います。ですが、やられてしまいます。徐忠信さんって細身で動きがきれい・・・
そして、怒りに燃えた龍飛さんが登場します。涙を流して、戦いに臨む姿がかっこよかったです。
黃家達さんが強くなるときの音が・・・。全然、強くなる感じがしない。笑
全く攻撃が通じない上に攻撃力が高いので、龍飛さんもやられてしまします。自分の責任だと感じた父親も出てきて、これまでの誓いを破って、黃家達さんたちと戦います。しかし、年老いた父親にはあまりにも厳しい戦いでした。すぐに殺されてしまいます。黃家達さんたちは武館の看板を外して立ち去ります。
館長の言いつけを守って門を閉じていましたが、みんなが門を開けると悲しい光景が・・・![]()
3番目に偉い龍世家さんがリーダーとなり、龍飛さんに言われた罰をまずは実行します。ちなみに弟子の龍冠武さんは謹慎3年・・・。厳しい。途中で修業していたのが発覚し、龍世家さんに怒られます。
龍世家さんはある程度の修行を積んで、羅烈さんに挑みますが、こてんぱんにやっつけられます。ショックを受け、山でマジモードで修業に励むことにします。すると、そこへ黒白小鬼がやってきます。みんなで罠にかけて、倒します。
金銀魔王が襲ってくることを想定して、予定変更。全員、山奥の洞窟へ移動します。そして、龍世家さんは1人で修業に励みます。
1年後、彼は金魔王 羅烈さんに戦いを申し込みます。龍世家さんは刀に細工を施しており、その仕掛けを使って羅烈さんを倒します。卑怯っぽいが羅烈さんも細工だらけのトンファーを使っていたから仕方ないかな![]()
それに怒った黃家達さんが今度は龍世家さんと戦います。銀魔王は別格。何をしても通じない。八卦の術まで使われたらもう終わりっしょ
案の定、龍世家さんは倒されてしまいました。
龍冠武さんたちが武館を支えることになります。龍冠武さんはようやく3年の謹慎が解けます。
相方が1人でやる修行に笑ってしまいました。銀の球を吐く修行
いつしか威力が出てきて、木の幹に食い込むくらいのパワーを持ち始めます。でも、やっぱり笑える・・・。
黃家達さんと対決するのですが、健闘虚しくやられてしまいます。あんなにがんばった銀球。全く効き目なしでした。一命は取り止めたものの、功夫の練習ができない体になってしまいました。これ以降は目の下にクマメイクをしての出演となります。
龍冠武さんの番です。偉い人からどんな人でも弱点はあるから、それを見つけることが大切だと教えられ、ツボが描かれてある人形に攻撃する練習をしていました。
ある日、龍冠武さんたちは黃家達さんに遭遇します。どんなにがんばっても倒せないとバカにされたので、龍冠武さんはあらゆるツボを攻撃しますが、少しも効きません。龍飛さんの娘 燕南希さんがそこに入ってきます。殺されそうになったとき、白楊尼が出てきて、黃家達さんに注意をします。素直に従い、それ以上の攻撃はしませんでした。意外と素直。
その後、燕南希さんは黃家達さんのことに詳しそうな白楊尼に食い下がり、彼の弱点のヒントとなる情報を得ます。「得意になり、己を忘れたとき。」が弱点だそうです。
で、他の門弟が「油を用意して、彼らの家に火をつけて焼き殺す!」と言い出すのがウケました。めっちゃ卑怯。全然、正々堂々としていない。笑
「得意になり、己を忘れたとき。」という言葉から、龍冠武さんは高笑いをする黃家達さんの姿を思い出し、喉が弱点だと推測します。それからは口の中を攻撃する練習を積みます。
そして、挑戦状を送りつけて、戦いに臨みます。彼の高笑いを引き出すためには必死に戦わねばなりません。しかし、なかなか笑いません。
我慢できなくなった燕南希さんが飛び込みます。今度は彼女に襲いかかりそうになったとき、突然、龍冠武さんは黃家達さんの口真似をします。なぜか高笑いをし出す黃家達さん。龍冠武さんが遂におかしくなったと思ったのかな。
その隙を逃さず、口へナイフを投げ込みます
喉にナイフが貫通し、黃家達さんは亡くなります。やはり喉が弱点でした。
最後、龍冠武さんは娘さんと道場を去って、話は終わります。いつカップルになっていたんだろう?でも、まぁ、おめでとう![]()
龍冠武さんは役によって、雰囲気が全く違うことに驚いてしまいました。イケメンから変な師匠、お坊さんまで何でもこなせるんですね~。
個人的に一番印象に残ったのは最初のアラン VS. 元奎さん&袁信義さんのバトルです。3人ともかっこよかったです![]()
微妙に主人公側の方が卑怯なのが何だかウケるお話でした。
