屋外シーンが多く、低予算で作られたんだな~って感じがありますが、キャストとスタッフが豪華な1本です
武術指導が錢月笙さんと徐忠信さん。
1980年の香港映画です。
韓國材さんは賭博場でしみったれたいかさまをして失敗し、ボコボコにされかかっているところを戚冠軍さんに助けられます。戚冠軍さんは立ち去ろうとしますが、韓國材さんは仮病を装って彼を引き止め、行動を共にします。強い人がいると心強いですもんね。
夜、古い建物に泊まります。韓國材さんは両親を亡くし、身寄りがありません。お金にも困っていました。
戚冠軍さんのお母さんは伯父(叔父)の家に行ったきり、ずっと帰ってきていません。手紙も来ません。心配で会いに行く途中でした。韓國材さんは目的地を知っているから一緒に行こうと提案します。嫌そうな戚冠軍さん。笑
韓國材さんはお金がないのにいいものを食べようとして、止められます。我慢できず相席になった人の肉を取ります。止めようとした戚冠軍さんが誤解され、肉を取られた人に怒られます![]()
そして、男装している文雪兒さんのお金をすろうとしたところ、文雪兒さんに取り押さえられ、やっつけられます。戚冠軍さんも敵わないなかなかの武者でした。
お金がないなら、ないなりに過ごすことに慣れている戚冠軍さんは野宿も平気。文句ばっかりの韓國材さん。戚冠軍さん、優しいね。私なら追っ払うな~。
戦った際、彼女は薬を入れて、荷物を返してくれていました。その薬を売ってお金を稼ぐことにします。いかに薬が効くかを示すために韓國材さんに腹パンされる戚冠軍さん。苦しそう!しかし、いい精力剤だと思ってもらうことができ、お金を稼ぐことができました。蔣金さんが面白くなさそうに見ています。
蔣金さんの属する組織のテリトリーでお金を稼いだため、絡まれます。戚冠軍さんだけ戦い、韓國材さんは見てるだけ・・・。ダメになりそうなときに文雪兒さんが助けてくれます。
夜、3人でお酒を飲みながら話をします。戚冠軍さんが訪ねようとしている伯父の名前を聞くと表情が変わる文雪兒さん。何かあるっぽいです。
韓國材さんは一緒にお酒を飲む中で文雪兒さんが女性だと気づきます。戚冠軍さんに言いますが、彼はあまり気にしません。韓國材さんは寝ているところをジロジロ見て、文雪兒さんにボコられます。
目的地に近づいた際、女性と張照さんが襲われているところを助けます。
その後、母がいると思われる家へたどり着きます。すると、さっき女性たちを襲っていた奴らの家でした。また襲われます。そこへ朱鐵和さんが出てきて、バカ息子をビンタ
一応、騒ぎは収まります。で、朱鐵和さんが伯父だとわかります。母にすぐ会えると思ったのですが、彼女は近く寺に出かけているとのこと。しばらく待つことにします。道場破られ役のプロ 劉鶴年さんが手下役でした。
母が作ってくれた靴を手にして、今か今かと待つ戚冠軍さん。文雪兒さんが侵入して、彼らの様子を窺っていました。すぐにバレ、彼女は弟子たちの攻撃をかわして去ります。どういう関わりがあるのでしょう。
母が寺に行っているというのは嘘でした。母は1年前に帰る途中に地元の3人の暴漢に襲われ、亡くなったというのです。母の遺体はなく、朱鐵和さんも復讐のために暴漢を探しているとのこと。しかし、仕事中に脚をけがし、復讐は難しそう。うむ、胡散臭い。なぜ隠していたのか。
悲しむ戚冠軍さん。茶屋で好き放題していた3人の暴漢に戦いを挑みますが、負けます。母のことを話し、朱鐵和さんの名前を出すと意味深な表情をした3人。何かありそうです。やられたふりをする韓國材さんが面白い。
2人がかなりツラい状況に陥っているとクールな老人 關海山さんが助けてくれます。弟子の文雪兒さんとも再会。墓に案内してもらい、2年前に伯父夫婦と母が朱鐵和さんたちに殺されたことを知ります。暴漢は実は4人で成り立っていて、4人目が朱鐵和さんでした。文雪兒さんが自分の従姉妹で、關海山さんに助けられ、今までがんばってきたということでした。
暴漢は朱鐵和さんの家へやってきます。3人は朱鐵和さんが裏切って、1人だけいい生活をしていることに文句を言います。秘密にしていたことをいろいろバラしそうな雰囲気なので、口封じのため殺します。朱鐵和さんの脚が悪いというのは嘘で実は元気。松葉杖を武器にして、がんがん戦っていました。
母や伯父たちの仇を討つために彼は關海山さんの元で修行します。前半、殆どアクションを見せなかった韓國材さんも修行に取り組み、文雪兒さんに鍛えられます。バナナを持たされ、バナナを体に置かれる韓國材さん![]()
ある程度の技術を身に付けたと判断した戚冠軍さんは韓國材さんと2人で朱鐵和さんのところへ行きます。
劉鶴年さんと戦います。いい感じで彼とは戦えましたが、朱鐵和さんは強い。敵いません
幸い、關海山さんが助けに来てくれて、逃げることができました。關海山さんはこのとき多分50歳くらい。間にスタントを入れていますが、動きがびしっと決まっていて、かっこよかったです。
帰宅後、關海山さんに怒られます
更に厳しい修行が行われます。戚冠軍さんたち自身も自覚が芽生え、がんばります。線香が逆さについている板の下で姿勢を低くして技を繰り出す練習をしていました。線香逆さって功夫映画で結構ありますね。
2人での練習を久しく禁じられていましたが、お酒を持った韓國材さんがやってきます。けんかになって、お酒の壺が馬の飼葉入れに落ちてしまいます。馬はそのお酒を飲んで、酔っぱらいます。暴走する馬
その動きを見て、戚冠軍さんは馬拳を閃きます![]()
韓國材さんは關海山さんから猴拳を学びます。彼もどんどんグレードアップしていきます。
2人で練習をしていると文雪兒さんが2人で練習しちゃだめでしょ~と絡んできます。1対2で手合わせをします。そこで戚冠軍さんは馬拳を披露し、2人を驚かせます。これはいいかも!
挑戦状を朱鐵和さんに出します。戚冠軍さん&韓國材さん VS. 朱鐵和さん、文雪兒さん VS. 劉鶴年さん&バカ息子で戦います。途中でお酒をがぶ飲みして、キャラチェンします。
戚冠軍さん&韓國材さん VS. 朱鐵和さんの戦いは細かいパズルを丁寧に組み合わせたようなアクションの連続で感動しました。戚冠軍さんの迫力のあるパンチとキック。韓國材さんのアクロバティックな動き。 朱鐵和さんの2人の攻撃をうまく受け止める技術
3人ともかっこよかったです。
朱鐵和さんを倒して、無事終了~!
今までいくつか文雪兒さんの作品を観てきましたが、この映画のキャラが一番受け入れやすく、アクションもかっこよかったです。元秋さんの妹さんだったとは
確かに似てる。
キャラがはっきりしているし、話がシンプルだし、アクションもきっちりしているので面白かったです。あまり有名でないのがもったいないです〜![]()
酔っぱらってちょっと変になる戚冠軍さんが珍しくていいかも![]()
