1977年の台湾映画。14世紀に実在した宦官の鄭和の物語です。史仲田さんが演じています。
明時代、皇帝が亡くなり、孫が後を継ぎますが、あまり力のない皇帝になりました。国が悪い方向に動き出した際、他の孫 金漢さんが彼に対抗します。仕えているのが史仲田さん。
めっちゃ有名な門からスタート。金漢さんが輿に乗って移動中、皇帝派が襲ってきます。王力さんと茅敬順さん
かなりがんばりますが、多数の兵に守られている金漢さんを殺すことは不可能でした。その中に凌波さんもいました。彼女は逃げることができました。金漢さんは凌波さんの本当の旦那さんです。
金漢さんは国のためにがんばっていますが、皇帝派は後を狙っていると思っていました。金漢さんは皇帝と直接会って誤解を解きたいのですが、皇帝は行方知れず。困っていました。史仲田さんが東南アジアにに皇帝がいるらしいという話を知っていたので、金漢さんは彼に皇帝探しを命じます。
2人の孫を倒して、皇帝になろうとしている羅烈さんはイライラ。健康的な歯。羨ましいです。かわいいGFがいます。
史仲田さんは航海に連れて行くメンバーを募集します。重要な旅のはずですが、意外とあっさり合格をもらう応募者たち。男装をした凌波さんがやってきます。「将軍やりたいわ。」と偉そうな態度。将軍の江彬さんと腕相撲で勝負をします。凌波さんがチートして勝ちます。
選抜の様子を見に来ていた史仲田さんは王力さんたちと一緒に凌波さんがいたことを覚えていたと思いますが、それにはあまり触れず。「勝ちは勝ちだ。」と凌波さんを認め、将軍として採用します。男装する彼女の狙いは何でしょう。
皇帝が東南アジアにいる話を聞いて羅烈さんは大喜び。東南アジアは彼のテリトリーだからです。2人の孫を倒せる可能性が高まりました。あまりに大胆な計画にドン引くGF。急に手下たちを殺す羅烈さん。これはマズいと思った彼女は自殺します。
出港~!!凌波さんは史仲田さんの様子をこっそり見ています。彼は覗かれているのを知って、障子に墨をかけます。頬に墨が付いた状態で江彬さんに「何してるんだ~
」と問われ、史仲田さんには顔を拭くよう優しくハンカチを渡されます。史仲田さん、スーパーいい人。
「安南王宮」には王の魏平澳さんがいました。護衛に荊國忠さん、史亭根さん。明が来たことに怒り、罠を仕掛けることにします。表面上は友好的な態度を見せます。史仲田さんは警戒。ある作戦を凌波さんたちに伝えます。嫌そうな江彬さん。
謎な作戦でした。凌波さんは髭を付けてインドの男性のような恰好で登場。そして、江彬さんは顔をベールで隠してセクシーな踊り子の格好で登場。魏平澳さん、男性とは知らずにデレデレ。魏平澳さんの側近は別な場所に隠れ、明を倒そうとしています。
凌波さんが髭を取り、正体を現します。怒り出す魏平澳さん。たくさんの兵士たちが出てきます。女装の江彬さんたちにデレデレする兵士役で程天賜さんがいました。かわいい~
凌波さんは荊國忠さん、史亭根さんを倒します。
別な場所では安南の兵士を気絶させて、衣装を交換し、彼らと入れ替わる準備をしていました。史仲田さんの強さに圧倒され、安南の王も将軍も降伏します。
夜、みんながお風呂に入っているのに凌波さんはモジモジしてその場を去ります。自分のテントでこっそり水浴びしているようです。江彬さんはテントを覗き込み、女性が水浴びをしている影を見ます。女性を連れ込んでいると思います。史仲田さんに他人のことに首を突っ込むなと言われ、それ以上は止めることにします。
坊主頭の女性たちがやってきます。林蒂さんは姫です。魏平澳さんが父親。父親が明に降伏したと知り、怒って明のところへ行きます。蔣金さんに止められます。坊主頭をからかわれ、激怒。彼女は父親より強いので、彼らは振り回されます。
そこへ李隆華さんがやってきて、バトルになります。凌波さんが2人の戦いを止めます。
スイカ
を食べている呑気な父親 魏平澳さんは娘と史仲田さんとの結婚を考えますが、彼は宦官のため、結婚できません。直接、戦いを止めた凌波さんがお婿さん候補に。女性なので焦りますが、言えるわけない。江彬さんがまたしつこく絡んできます。紳士な史仲田さんが止めてくれます。ほっとする凌波さん。その前に戦っていた李隆華さんが婿となるように薦められます。
今回の武術指導 韓英傑さんが登場。貿易商人です。自分の船が海賊にやられて困っている話と皇帝の噂を教えてくれます。
闘鶏場で皇帝の情報が得られるという話を聞き、向かうことにします。凌波さんと江彬さんが闘鶏をしていると男性が接触してきます。言われた女性との接触を図ることに。しかし、凌波さんたちの動きをこっそり見ている人たちがいます。
悪者に追われている羅烈さんが登場。凌波さんは助けてあげます。でも、怪しい。
ダンサーの孔雀さんが踊っている酒場へ行きます。ホステスさんといちゃいちゃする凌波さん。江彬さんは意外と真面目。けんかになって、また腕相撲をすることに。もう少しで勝ちそうだったのに孔雀さんが踊り終わったので、さっと腕相撲を止めます。狡賢い凌波ちゃん!孔雀さんは最初は皇帝の居場所を知らないふりをしますが、お金の話をすると秘密を教えてくれます。
皇帝に会いに行きます。凌波さんたちに冷たい態度。明に戻らないと言い張る皇帝の側に凌波さんが行こうとしたら、護衛の岑潛波さんにめっちゃ蹴られます。そこまでしなくてもというくらい蹴られます。
江彬さんが彼女を抱き起こすときに女性だと気づきます。酷くやられたので一旦去ります。皇帝は顔を見せてくれませんでしたが、闘鶏場で話しかけてくれた人でした。
凌波さんが女性だと知り、江彬さんは優しくなりました。お姫様抱っこして運んでくれます。女性だと知っているのに知らないふりをしてくれる江彬、優しい![]()
史仲田さんも皇帝のところへ行きます。皇帝は自分を殺すために来ていると思っているのでとても冷たい対応です。しかし、史仲田さんは彼が偽物だと見抜き、彼を追い詰めます。バトルが始まります。
衝立の向こうに消えます。衝立の向こうは仕掛けだらけ。槍が飛んできます。振ってきます。すると、陰から怪獣みたいな仮面を被った男が登場して、網で囲み、火を点けてみんなを苦しめます。江彬さんが史仲田さんと凌波さん、偽皇帝を助けます。偽皇帝は反省し、彼らに皇帝の居場所を教えてくれます。が、まだ怪獣男がいて、吹き矢で彼は殺されてしまいます。
史仲田さん一行は僧として生活している皇帝を探しに、分かれて寺へ向かいます。凌波さんと江彬さんは茶屋に入ります。毒の入ったお茶を出されますが、彼らは腕相撲に夢中で飲みません。腕相撲をしながら、3人の刺客を倒す2人。凌波さんは江彬さんが自分が女性だとわかっていると察知します。江彬さんはかなり凌波さんのことが気になっています。
孔雀さん、再登場。手広くいろいろなことをしている経営者でした。彼らにまたしてもお茶を出します。そこに皇帝の護衛が出てきて、飲まないように警告します。凌波さんたちは急いで寺へ向かいます。
史仲田さんは李隆華さんと移動。後ろから林蒂さんが付いてきています。いきなり象に取り囲まれます
しかし、象は象使いの言うことを聞かず、史仲田さんの言うことを聞いて、攻撃せずに去ります。
孔雀さんは怪獣男と関係があるようです。早く皇帝に会うため、必死に策を練ります。
凌波さんたちは寺に到着しました。皇帝を見つけますが、彼はスルーします。そして、先ほどの護衛に止められます。史仲田さんも到着。皇帝は悟りを開いており、もう戻る気はありません。
立ち去る彼を茫然と見ていると、敵が彼を拉致します。護衛、しっかりして!護衛が孔雀さんと戦っていると急に口から刀が出てきて、彼女の口に刺さります。時々、意味不明な演出があって、びっくりします![]()
怪獣男は韓英傑さんでした。鞭で凌波さんたちを襲ってきます。韓英傑さん、つおい。しかしながら、最後は3人に追い詰められ、彼はラスボスの羅烈さんのところへ行きます。羅烈さんは彼を鈴で殺します。
彼は凌波さんたちも鈴で攻撃します。史仲田さんはキャッチして粉々にし、必死に戦います。凌波さんと江彬さんは自分の体に刺さっている鈴を取って、刀で打って、羅烈さんの頭にめり込ませて勝ちます。
ラストにどんでん返しがあります。ほんわかした映画だな~と思っていたら、あら、びっくり
そうか、そうか。これは凌波さんじゃなきゃできない役だな~。彼女の目的はそれだったか。しんみり。どんなラストかは書かないでおきます。
あり得ない設定や展開には驚かされましたが、意外と面白かったです。史仲田さんと江彬さん、かっこよかったです![]()
