「碧血劍」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1981年の香港映画。金庸さんという有名な小説家が書いた原作をベースにした物語です。

 

明が清にやられつつある時代のお話です。郭追さんは名将の息子です。無実の罪で父を殺されてしまいます。幼かった郭追さんは部下に守られ、有名なお師匠様に預けられます。

 

お師匠様は彼が立派に成長したのを機に困っている人たちを助けるために出かけていきます。

 

そんなとき、郭追さんは近くの山頂で洞窟を発見します。壁には謎のメッセージと骸骨と剣がありました。それは金蛇郎君と呼ばれる武術の達人の亡骸でした。郭追さんは隠されていた武術の書物を通して、彼の教えを学び、更に強くなっていきます。

 

書物と一緒にあった宝の地図を金蛇郎君の手紙に書いてあった女性のへ渡そうと街へやってきます。

 

そこで気の強い文雪兒さんと出会います。彼女は自分より強くて、謙虚で、助けてくれて、欲のない郭追さんのことをめちゃくちゃ気に入ります。彼女の従兄弟である江生さんは面白くありません。

 

郭追さんは彼女にせがまれて、彼女の家に泊まります。文雪兒さんはすぐに彼がいなくなることを考えるとイライラしてしまいます。(わかる~。)そんな彼女を優しく諭し、悩み事を聴いてあげます。メンタリストか。彼女は男装をしているので郭追さんは男性だと思っています。義兄弟の契りを交わした後、一緒に寝ようと言ったら、文雪兒さんが恥ずかしがっていなくなるシーンがかわいかったです。(わかる~。)

 

郭追さん:「どして?

 

鹿峰さんは文雪兒さんの伯父(叔父)の役をしていました。文雪兒さんは金蛇郎君の娘でした。金蛇郎君は自分の家族を温家に殺されたため、復讐の1つとして温家の娘を拉致したのですが、2人とも恋に落ちてしまい、温家の娘は文雪兒さんを身ごもります。

 

金蛇郎君は温家の謀略にハマり、どうにか逃げたのですが、それ以来、お母さんに会うことはできず、洞窟で亡くなりました。

 

郭追さんが地図を渡すべき人は文雪兒さんのお母さんでした。

 

「じゃ、温家、悪いじゃん。」ということで、郭追さんは温家と戦うことになります。(鹿峰さんいるし。)

 

原作がきっと長いお話なのでしょう。処理し切れないところをだいぶ台詞でカバーしていたので、ちょっとテンポが悪かったです。ドラマだったら、よかったかもしれません。

 

とは言え、やはりラストバトルは鬼気迫るものがありました。郭追さん VS. 鹿峰さん、江生さん、王力さん、朱客さん。この5人だからできるアクションだったと思います。誰かが間違えたら、これは絶対大けがになるレベル。

 

全体的に郭追率が高い映画でした。きりっと硬派な郭追さんを堪能したいときにオススメの映画だと思います。