「鐵旗門」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1980年の香港映画です。全体的な色彩の美しさがこの映画の特徴ではないかと思います。

 

OPの美しさにうっとり・・・。張徹監督、最高!

 

さてさて。郭追さんと鹿峰さん、江生さんは鐵旗門のメンバーです。神鷹門とずっと争いが続いています。問題はこの2派の戦いだけではありませんでした。

 

鐵旗門内でも陰謀があったのです。ま、メンバーを見たら、誰が誰に対して野望をもっているかわかりますよねアセアセ

 

鐵旗門と神鷹門がぶつかる事件が起きます。戦っている最中、鐵旗門のボスは何者かに背後から攻撃を受け、致命傷を負います。(これが結構重要。)ボスが今際の際に次期ボスとして郭追さんを指名しようとしますが、その瞬間、鹿峰さんは自分をゴリ押しし、ボスになってしまいます。そして、郭追さんの優しさを利用して、事件の責任を彼に押し付け、結果、追い出してしまいます。

 

郭追さんと江生さんは彼を信じていたので予想外の展開に驚いてしまいます。鹿峰さん、闇深い・・・チーン

 

郭追さんは食堂&民宿のような所で働くことに。若い兄ちゃんにちゃんと仕事しろと言われ、悔しそう。で、なぜか次々と刺客がやってきます。どして?大人しくしているのに。

 

江生さんと再会したのですが、衝撃の事実が。なんと江生さんも追い出されてしまったのです。そして、鹿峰さんは神鷹門も取り込み、好き放題やっているというのです。(しかし、鹿峰さんなので、私は憎めない・・・。ぬぬ。)

 

白いお衣装でとっ捕まり、大股開きで捕らえられ、血だらけの郭追さん。これは・・・。監督の趣味でしょうか滝汗

 

最初の戦いのとき、鐵旗門の味方となる予定だった龍天翔さん。実は鹿峰さんに騙されて、ボスを殺すことを依頼されていました。それを悔いて、彼は郭追さんと江生さんのサポートに回ります。

 

いい仲だった女性を解放してやり、お金を渡して、「自分のことは忘れること。自分みたいな奴とは関わらないようにすること。」と言って、逃がしてあげるシーンがかっこよかったです。彼女のこと、ほんとは好きだったんだね。

 

OPと対比させるかのような3人の旗を使った最後の戦い。よかったです~。武器を持たせたら、鹿峰さんは豹変しますね。「街市英雄」を彷彿とさせる美しさでした爆  笑

 

黒と赤で登場人物の美しさ&強さを追求したすばらしい作品でした。