「僧侶と巡る鎌倉十三仏」(その3) | 今日という日、そして来し方行く末

今日という日、そして来し方行く末

定年退職後の日々(おそらく20年ほどの残された日々)
の出来事や思うことを徒然に綴っている残日録です
~日残リテ昏(クレ)ルルニ未ダ遠シ~

そも「十三仏巡拝」とは何ぞや?ということなのだけれど、「先祖供養のお参り」なのだそう(私も全く知らなかったのだけれど・・・)。

 

十三仏を参拝すれば亡き人の追善になり、又、それをすれば自分も善行の功徳を積んだことになり、来世は善処に生まれかわることが出来るとのこと。もともとは中国の「十王思想」から来ているものなのだそうで、この信仰は日本独自のものだそう。十三仏霊場は日本各地にあるそう。

 

知らなかったとはいえ、父の一周忌を目前にしたこの時にこの「十三仏参り」が出来て本当に良かった。それぞれの仏様の前でお経を唱えた後、それぞれの思いを心の中で呟くのだけれど、毎回「安らかにゆっくりそちらで過ごして下さい。お母さんと仲良くね」と心の中で呟く。

 

ちなみに、それぞれの忌日にお守りくださる仏様は以下の通り。

初七日        不動明王

二七日(ふたなぬか) 釈迦如来

三七日(みなぬか)  文殊菩薩

四七日(よなぬか)  普賢菩薩

五七日(いつなぬか) 地蔵菩薩

六七日(むなぬか)  弥勒菩薩

七七日(満中陰)   薬師如来

百カ日        観世音菩薩

一周忌        勢至菩薩

三回忌        阿弥陀如来

七回忌        阿閦(あしゅく)如来

十三回忌       大日如来

三十三回忌      虚空蔵菩薩